エジプトを出、荒野の旅を続ける中で、民の中には弱る者も出てきました。そのような時、攻めてきたのがアマレク人でした(申命記25章18節)。困難と見える彼らの戦いに勝利をもたらしたのは何だったでしょうか。
1.祈り
モーセはヨシュアを戦いのリーダーに立て、人々を戦いに遣わしました。しかし、モーセ自身は丘の上に向かいました。彼は、杖を手に取り、両手を上げて神に祈りました。彼の手が上げられている間イスラエルが勝ち、手が下がるとアマレクが勝ちました。彼らの戦いの勝利は、平地での実際の戦いの場ではなく、丘の上でもたらされました。我らの戦いにおいても、祈りの手が上げられているかどうかが勝敗の鍵です。
2.一致協力
勝利の背景には、人々の一致協力があったことも見逃せません。モーセの祈りを背後に受け、実際に困難な戦いを戦ったヨシュアたちがいました。また、モーセの手が重くなったとき、両側からその手を支えたアロンとホルがいました。手足を動かす者、指導者の祈りを支える者、様々な人々の一致と協力によって勝利がもたらされます。
3.神様ご自身
祈るモーセ、戦うヨシュアたち、モーセを支えるアロンとホル。しかし、究極的な勝利の源は神様ご自身でした。勝利の後、モーセは祭壇を築き、その名を「主はわが旗(アドナイ・ニシ)」と呼びました。勝利において常に栄光を神様に帰することは大切です。我らの勝利の源は、神様ご自身にあるからです。
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