4月14日、16日と、熊本地方に最大震度7の地震が2回起こり、その後も余震が続き、遂に1000回を超すに至りました。
私たちの教団では、熊本市東区に熊本真愛教会があり、会堂は守られたものの、数名の教会員住居が被災しました。また、被災地支援のための超教派ネットワークとして九州キリスト災害支援センターが立ち上げられ、私たちの教団の福岡教会がその統括事務所を担うことになりました。これを受け、教団としては2回目となる視察に参加させて頂くことになりました。
4月25日、福岡教会で開催された第二回九州キリスト災害支援センター会合に出席。現地、また九州地区でのキリスト教会による支援取り組みの現状を理解する機会となりました。当教団九州教区の先生方とは、教団としての今後の取り組みについてご相談する時間も持ちました。
九州キリスト災害支援センターの代表として労しておられる横田法路先生は、とてもお忙しそうでしたが、丁度その日、有給の専任スタッフとして労してくださる姉妹も到着され、今後、実務面での大きな力となられるのではないかと思いました。
会合には、神学校時代の同級生2名も来ており、食事を共にしながら、色々と近況を語り合うひと時も与えられました。
翌26日は、川原委員長も合流、鳥栖の宇山先生の運転により、熊本市内へ。市内に入ると、ブルーシートをかけた建物が目立つようになりました。
熊本真愛教会では、金田先生ご夫妻から震災時の様子、また現状などをお伺いしました。自動車の中にいても大きな揺れを感じたり、揺れ動く地にかがみこみ、家族肩を寄せ合いながら過ごされたりなど、生々しい様子をお聞きしました。でも、その中で、「守られたね」と語り合うご夫妻の表情は明るく、お聞きする方も少し安心しました。断水が続くのが予想以上にご不便とのことで、続いてご家族の健康と生活が守られるよう祈らされます。
その後、益城町にある、関西聖書神学校を卒業された先生のおられる教会をご訪問したり、益城町総合体育館をお訪ねしたりしました。益城町内は、完全に倒壊した建物も多く、道路も波打っているところがあったりと、被害の甚大さを実感しました。
視察結果を踏まえ、教団からの取り組みについては今後も対策本部で検討しつつ進められます。必要な支援が適切に備えられ、進められて参りますようお祈りください。