長田家の明石便り

皆様、お元気ですか。私たちは、明石市(大久保町大窪)で、神様の守りを頂きながら元気にしております。

淡路島

2020-12-29 19:12:22 | 長田家便り

大雪が来ない内にと、淡路島の温泉に行ってきました。

受験前の息子達も、一日、息継ぎの日。

天候にも恵まれ、ゆったりした休日となりました。

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出村和彦『アウグスティヌス 「心」の哲学者』

2020-12-26 21:21:44 | 

サンタさんが長男に、伊坂幸太郎と共にプレゼントしてくれた本(岩波新書)を、

私が先に読ませてもらいました。

アウグスティヌスが「心の哲学者」と表現されていることに、

少々違和感を持って読み始めましたが、読み進めば、納得。

私なら「心の神学者」と書いたかもしれませんが、アウグスティヌスは

求道中にもキケロを通して色々な哲学に触れたり、

信仰を持つ直前にはプラトンを読んでおり、

信仰を持ってからも、プラトンとキリスト教信仰の親和性を指摘しているなど、

「哲学者」としての側面を一概に否定できないと思いました。

他方、アウグスティヌスにおいて「心」抜きの信仰はありえず、

アウグスティヌス修道会の紋章が心臓を射抜く愛の矢を描いていることなど、

新たに知りました。

マニ教への対論のため、自由意志を強調したこと、

ドナトュス派への対論のため、冷静な判断の中で毅然とした対応を取ったこと、

ペラギウス主義への対論のためには、かなり細かでしつこい議論を重ねつつ、

神の恩恵なしに人が善意志を獲得できないことを明確に主張したことなど、

神学的な論争点も随分整理できました。

晩年、ヒッポの町が敵に攻め寄せられようとする中、

各地の修道士たちから寄せられる質問上に丁寧に応えており、

「絶対的恩恵の立場に立つと、自由意志が完全に否定されてしあうのではないか

というハドルメトゥムの修道士たちからの批判に対しては、

最初の働きかけは神の活動的恩恵なしには何事もなされえないが、

一旦私たちが意志しはじめると、神の恩恵は協働的に働くと答えている」そうで、

これも新鮮な情報(154頁)。

『三位一体』や『神の国』といった、名前だけは知っている著作も

その背景や主張点のポイントなど、簡潔に紹介されています。

近年のアウグスティヌス研究の諸資料なども紹介されており、

アウグスティヌスの入門書としてはこれ以上のものはないかと思いました。

サンタさんがなぜ長男にこの本をプレゼントをしたのか・・・

いつか明かされる時が来るかも?

 

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キムチ作り

2020-12-26 09:04:28 | 貞美便り

久し振りの本格的なキムチ作り。

新型コロナの関係で、お姉さんから送って頂くことができないので。

色々材料を加え、なかなかの味になりました。

 

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高校生の息子に薦めて良かったと思う本

2020-12-13 21:44:30 | 

長男が高校生になったとき、学校関係の連絡も入るからとスマホを購入。予想にたがわず、ゲームその他、スマホを手にする時間が多くなり、親としては次第に心配に。「一日一時間」ルールの設定、その崩壊、最後には情報チェックなどの必要最低限以外は禁止へ。その分、空いた時間を勉強に向けるわけでもない長男は、自然な成り行きとして時間を持て余し気味に。ゲームができずいら立ち気味の長男のため、興味が向きそうな本を買ってあげたり、図書館で借りてきたり。そのような経緯で、この一、二年、かなりの数の本を薦めてきました。その中で、「薦めてよかったな」と思ったものをご紹介します。

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

食いつくかどうか半信半疑でしたが、最後まで読み切ってくれました。文学界の最高峰といった雰囲気もある本書ですが、ミステリー風のストーリー、複雑な人間関係、キリスト教信仰との関わりなど、彼にとっての接点がいくつかあったのかな、と思います。

サイモン・シン『フェルマーの最終定理』

数学界最大ともいえる難問、フェルマーの最終定理。シンプルに分かりやすく表現されながら、多くの数学者が証明できず、挫折し続け、本当に証明できるのかさえ疑問視されるに至ったこの定理を、ワイルズが遂に完全証明に至るまでのノンフィクション。最後までハラハラドキドキ。数学が好きという訳ではない長男も、面白く読んでくれました。

伊坂幸太郎『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX』

『チルドレン』から始まり、いくつか紹介しましたが、長男にとっての最近のヒットは殺し屋三部作。共通の登場人物による接点もありますが、一作ずつ独立しており、サスペンス風エンターテイメント小説として、ハラハラドキドキのストーリー展開。個性豊かな登場人物が複雑に絡み合い、心凍る場面もあれば、心温まる場面もあり、文学的香りも感じさせます。

重松清『きみの友だち』『きよしこ』『ステップ』『せんせい。』

重松清は、登場人物が少年少女、若者が多く、柔らかい文章で、人の心の琴線に触れるストーリを紡いでくれます。

伊沢拓司『勉強大全』

伊沢さんのYouTubeチャンネル『QuizKnock』のファンである長男ですので、食いついてくれるかと思い、図書館で借りてきました。「大全」と名づけただけあって、想像以上に受験勉強を深堀りしています。「たかが受験、されど受験。」受験に苦しむ高校生に向かって真摯に語りかける伊沢さんは、いい人だなと思いました。この本にもう少し早く出会っていれば、長男の受験生活も違ったものになっていたかも?

・・・

いずれも長男に薦めながら、自分でも何気なく手に取り、惹き込まれて読みました。読後感を語り合うひと時は、私にとっても楽しい時間。今のところ、信仰書の類はほとんど手にしない長男ですが、将来は信仰書や神学書について語り合う時がくればいいな、と思います。

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再びしあわせの村

2020-12-06 17:17:08 | 長田家便り

紅葉が始まる頃、しあわせの村に来ましたが、

紅葉が終ろうとする昨日、再びしあわせの村に。

もう終わっているかと思いましたが、十分楽しめました。

息子達もあれこれの試験が終り、久しぶりにゆっくりした休日でした。

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