冷食3倍・レジはホテル風 セブン、40年ぶりの店舗刷新
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- 2017/5/21 6:30
- 日本経済新聞 電子版
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コンビニの盟主、セブン―イレブン・ジャパンが変わる。店舗のレイアウトを創業以来初めて全面刷新する。先行する店では雑誌が影をひそめ、巨大な冷凍食品の売り場ができていた。もはやコンビニではなく、スーパーのようだ。高齢化や未婚者の増加など時代の変化に合わせて大胆に方向転換し、コンビニの限界とされた「日販70万円の壁」越えに挑む。
千葉県八千代市の工業団地に隣接する「セブンイレブン八千代工業団地店」。今年1月の改装を機に、売り場ががらりと変わった。
■過去のしがらみと決別
入り口右手にイートインがあり、その先に冷凍食品のケースが6台並ぶ。従来の3倍で魚の干物や「青椒肉絲の素」など夕飯のメインになりそうな具材がそろう。
入り口近くに12ロールのトイレットペーパーなどの日用品がある。雑誌は奥のほうにあり幅が半分強になった。約9メートルのレジカウンターの背後にはロゴが掲げられホテルのロビーのようだ。「冷食が増えて便利になった」と30代の女性はいう。
近くには子育て世代が多いが、なかなか来店してもらえなかった。そこで「子供と一緒に来店できる」「欲しい物が1カ所でそろう」をコンセプトに作り直した。あまりの変貌ぶりに「最初はお客さんもびっくりしていた」(同店の店員)。
改装後は1日当たりの来店数が150人程度増で推移し、日販(1日当たりの売上高)が約2割増えた。数字は非公表だが、平均日販66万円とすると80万円近くになる。同店を管轄する前野一也ディストリクトマネジャーは「レイアウトだけでなく、新しい商品を提案すればお客に来てもらえる」と話す。
セブンは2016年末から三鷹牟礼6丁目店(東京都三鷹市)など全国の20店舗で新レイアウトの検証を重ねてきた。部分的にレイアウトを変更したことはあったが、全面刷新はセブンの40年を超える歴史で初めて。
背景にあるのは消費者ニーズの変化だ。11年の東日本大震災をきっかけに、コンビニは日常的な買い物の場として見直された。高齢者や働く女性の増加、ネット通販の普及で買い物のシーンも時間も様変わりした。
06年と16年の品目別売上高を比べると一目瞭然だ。冷食は4.7倍、揚げ物やいれたてコーヒーなどのカウンター食品は2.6倍に増えた。雑誌は6割、雑貨は3割減った。慣れ親しんだレイアウトだが、時代とのミスマッチが生じていた。
セブンもミスマッチには気付いていた。だがセブンイレブンの前社長である井阪隆一セブン&アイ・ホールディングス社長は「レイアウト変更はかなりハードルが高かった。しがらみのようなものがあった」と明かす。セブンを創設した鈴木敏文氏の影響は否定するが、従来モデルが聖域化し手を付けづらかった可能性は否めない。
来年2月までに1100店の新店と、800店の既存店を新レイアウトにする。野田静真オペレーション本部長は「夏ごろから変化を実感してもらえる」と話す。22年2月期までには現在1万9千超の既存店のうち1万店と、原則、新店のすべてを新レイアウトにする。
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セブンイレブンの新レイアウト、近畿に導入された店舗を見てきた。
店頭入り口に店外向けの大きな防犯カメラ目立つように設置している。
レジカウンターが店の一番奥、入り口に冷ケース、ドリンクのエンド展開。
このレイアウト、どういう目的なのかよくわからない。
ただ本部にとっては70万越えを意図したというより、商品投入量を増やす対策かとも思う。
コンビニ強盗、大量万引き犯にとって持って恋の店舗になっている。
かごダッシュ、棚ごとごっそり万引きには高額商品が人のいない店の入り口にあるのは好都合だろう。
コンビニ強盗にとって外から見えにくいレジは好都合だ。
強盗が増え、商品ロスが増えても本部は全く問題はない。
防犯ビデをはあくまで後からチェクするだけ、一度起こった出来事は元には戻らない。
人が危害を加えられ傷害にあっても元に戻らない。
これを新レイアウトとして展開するには危険が伴いすぎると思います。
末期のソビエト連邦と同じ道を辿るのではないでしょうか。ソビエト連邦も庶民の不満、怒りを一切聞かないまま突っ走り、最後は崩壊しました。
コンビニもそうなるんでしょうねw
人件費は今後も上昇し続けるため、コンビニ加盟店が労務倒産していくことは確定している未来事実。好意的に見れば、コンビニ各社は既に加盟店なき後をどうすべきかの検証に入っているはずだ。今回のセブンが打ち出した新店舗モデルはまさに実験第1弾だろう。家業のGMSはその役割を終え、ユニクロなどそれぞれのジャンルの専門店にその地位を譲った。ヨーカドーはいずれたち行かなくなるのは明らかで、コンビニが加盟店でやっていけなくなるのと合わせて、日常品の最大リテーラーに企業全体を変貌させていこうとする彼らの社運を賭けた取り組みだろうとみる。
まだ店舗サイズは小型のままだが、加盟店なき後は、店舗サイズを食品スーパーサイズにし、そこに従来のコンビニ機能を盛り込むスタイルに変化させていくのではないか。店舗数は当然ながら、今のような超過剰店舗ではなく、全国で1,000店舗規模で充分のはずだ。市場ニーズがあるなら、さらに店舗を積み増しすればよい。加盟店式と違い全店自社直営ゆえ、新店と既存店のカニバリゼーションは資金の無駄遣いゆえ許されない。
競合(だった)ローソン、ファミマはもうその頃には、その存在すらないだろう。これは遠い将来の話ではなく、すぐそこの未来の話だ。
返品するために入ってくるような雑誌ばっかりだから。
かなりの不謹慎者だね。
あなたの自宅、掲示板に載せますね。
文句言うのは筋違い。
違うとおもうけど、、
あくまで私見ですが
せめて比較するなら、店内ではなくドアの向こうの事務室(バックルーム)の無断撮影フォトと自宅室内とを対比して語るべきだった。
テレビでやってたけど。
書き込みされた本部さん、針の穴をもつつくような、セコさ?
針の穴もつつくように、オーナーというドレイを脅しているから、そんな気持ちで指摘したんだろ。
これからは、テメエらがそうなるのになw
つい最近、自動車のプレーキの主流だったタカタが消費者の危険を顧みず、経営破綻。
コンビニ詐欺はいつでもそういう大どんでん返しが起こってもおかしくない、あやふや契約の条項が溢れている。
改装セール含めて、物珍しさ含めての20%。
いずれも、3か月後の動向がどうか!なんだろうけど、発表するのは各社改装月の数字なんだよな