コンビニ経営相談室「あかり」

気がついたら全てを喪失、それがコンビニオーナー。加盟を阻止し、脱退を支援します。コンビニの経営の現実をお知らせします。

新店オープンの、費用発生。負担は加盟店。

2013年09月20日 22時07分38秒 | インポート
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・新店オープン支援、100万円(原価)、開店1週間は、全て本部社員の発注。1週間で全て使い切る。
 牛乳等乳飲料等の廃棄は、流しを使わず、トイレから流すよう指導あり。油分でつまりが発生するとのこと。
 おでんの賞味期限は、8時間。1日2回、一番美味しいときに廃棄するように指導あり。

・その後の廃棄は、加盟者が負担するようにとのこと。発注もしないのに、廃棄の責任は、加盟店に。130万ぐらい(原価)発生。
 オープン1ヶ月だけで、2~3百万円の費用が発生する。

 本部発注の売上予測ミスによる、廃棄は全て加盟店の負担だ。
幹線道路沿いの立地(周辺に張り付きの住宅なし)売上はオープン日で30万いかない。


 オープン後1~2年、店利益がでない。廃棄は投資の指導あり。


オープン時の本部指導員は、他店舗の失敗もあり、地方に転勤。その後退職。開発にあたった本部社員は、すぐに
退職。相談相手もなく試行錯誤の店舗運営。


 蓄えていた退職金を使い果たした頃、本部の幹部と面談。
資料で説明しようとすると、そんな資料を作る暇があれば、レジでも打ってろとのこと。
廃棄の多さを訴えると、寝ながら発注してるのかと、責任は、加盟店。信じられない一言。


 自分を責めながら、今まで来たが、冷静に考えると、コンビニ業界のパターンにはまってしまったと思う。
意図的に加盟店の破滅で、本部の利益をだすのと、たまたまそうなってしまうのとでは、大きく違う。
加盟店が、破滅することを、知りながら、勧誘し利益をだし成長することは、非倫理的行為であり、犯罪に
近い。ただその意図を証明することは、難しい。知っているのは、経営者のみだ。
新店のコスト負担は、多額だ。それを加盟者に負担させながら本部は、成長してきた。
おそらく、多くの加盟者の方々が、無念の思いで、去っていかれたことだと思う。



 やはり、一方的に加盟店に負担させることは、間違いだ。せめて投資回収できる期間を保証する。利益がでるまで、あるていど指導する責任は、本部にあるのではないだろうか?素直に聞いたら、破滅に至る本部の指導は、許されるのだろうか?結果に結びつかない計画商品投入の指導を加盟店に強いることは、経営指導なのか?モラルを失った企業は存在を許されるのだろうか?

 



 「開店後一定期間までのクーリングオフ制度を盛り込んだFC法」の成立を目指すことが、
大事なことと思われる。本部のひとり勝ちの今の状況は、コンビニ業界の衰退につながる結果に
なると思う。