ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

ひとり語りの原点は・・・・・・。

2011-08-01 23:28:24 | Weblog
 日本の語り芸、話芸というものの中に「落語」というものがあって、その芸が延々と受け継がれていることになんともいえない喜びを感じていて、若い世代の人たちが興味を持って「落語」を聴くという環境が、これからもつづいていってほしいと願うもののひとりです。

 さて、そんなことを思っている私の、ひとり語りの原点はと探っていくと、やはり落語にたどり着くようです。
 幼いうちから両親が浪曲ファンで、いやがうえにも聞かされて聞き覚えたということもあるにはありましたが、わたしにとってポピュラーなものとして親しんだのは落語の方でした。小学4,5年生の頃に面白いぞと自分で発見した事が大きかったです。
 といっても、地方に住んでいれば生で高座を聴くなんてことは大人になってからのことで、子供の頃はもっぱらラジオやテレビでの鑑賞でしたが、昭和の名人と謳われた師匠の存命中にその噺を聴いて、あらかた声を聴いただけでこれは誰かがわかるわけです。

 まがりなりにもひとり語りと銘打って、今年で16年活動してきまして、独学的な道のりを歩んできたわけですが、この秋にはひとつその原点ともいえる「落語」にチャレンジしてみようかと思っているのです・・・・・・いえ、そう思いついて演目も決めてさあ稽古という意気込みを見せてはいるんですが、いざやろうとはじめたものの、これがどこからどう入っていこうとしても難しい。

 素人考えで鼻歌まじりのように口ずさんでいるムキにはよかったんですが、さあお客さんの前でちゃんとしたものをやろうと思ったところから、どう稽古していったらいいのか壁にぶちあたっています。
 
 でも、いったん口にし、やろうと決めたことですから今更撤回も出来ません。そんな意味合いもあってこうしてブログの記事にも載せて、自らを追い詰めているんですが、さてどうなりますことやら・・・・・・。