つまずいても
つまずいても
真っ直ぐな力が
ぐいぐい
私を引っぱる
私は身をくねらせながら
時に顔をゆがめながらも
つつっと
真っ直ぐな力に
引っぱられていく
昨日まで悲しいものと想っていたことが
昨日まで苦しいことと想っていたものが
全然そうではないという『真実』に
私はただただこのすべてを
委ねるばかりだ
ありとあらゆる難しい事や
考えても考えても
答えの出ない事も
その真っ直ぐな力の一本の線上においては
なんと他愛もなく
些細なことであることだろう
想わず頬笑みさえも
涙までもが
こぼれてしまわれる
18年前、すべてに後ろ向きで何をやっても上手く行かなかった頃の
私が、ようやく前を向いて進みはじめようとしたときに書いた詩です。
人を前へと歩ませる「真っ直ぐな力」とはいったい何なのか。そのも
のに対してあえて形容はしないで、私はその力にこの身を任せてここ
までやってきたように思います。
まだゴールは先ですが、この力に振り落とされることなく、また置い
てきぼりをくらうことなく、しっかりと自分自身を見つめて見失わない
ようにしようと思っています。