現在、BS日テレで三国志が放映されています。
(土日以外、毎日放映中)
明日は曹操の死の場面が放映です。
井波律子氏によれば
魏・蜀・呉の三国の内、劉備が立てた蜀王朝を正統とする立場で
三国志演義は記載されているとのことです。
番組では魏の参謀役・司馬懿(しばい)が主役になっています。
全86話という長丁場、現在はやっと約1/4が放映済です。
視聴していますと、いろんな視聴の仕方があることに気が付きます。
英雄たちの生き方、参謀の役割、諫言の仕方、人物の度量の大きさ、
漢詩人として、セリフの含蓄、そしてなんといっても曹操の憎まれ役と
器の大きさ、
そして日本のNHK大河ドラマ「鎌倉殿13人」と比較してみると
更に興味は沸きます。
ご存知のように
三顧の礼
泣いて馬謖を切る
苦肉の策
とか有名な言葉がでてきます。
紀元前から漢詩があった古代中国、戦の場で漢詩の場面が出てくるのは
驚きです。
曹操(AC155-220)の漢詩では「歩出夏門行」が特に有名です。
4言16句 計56句の一節(八重樫一氏文献から)
さて「諫言(かんげん)」ですが毎日新聞記事によればいろいろな
カタチがあるそうです。
家庭内でも奥方との円滑な関係保持に応用できそうですね。
正諫 真正面から諫める
降諫 いったん君主に従った上で諫める
忠諫 真心をもって諫める
諷諫 遠まわしに諫める
戇諫 愚直に諫める
(とうかん)ちょっとムツカシイ漢字で下部に拡大します。
諫言は上役に諫めるものですが、その応用編もありそうです。
奥方に何かモノ申したいとき、文句を申したいときなど
ストレートに指摘しますと思わぬ反撃を受けることもございます。
(拙宅の場合ですが)
その場の雰囲気とかご機嫌を見て上記の諫言手法を応用すれば
相手が素直に受け入れる確率も高くなります。
モノ申したいとき、相手が受け入れてはじめて効果があります。
三国志はドラマ性とか人生の機微とかタメになることも教えてくれます。
「戇諫」