屋根の上の考古学と篆刻

2018-12-16 12:41:42 | 篆刻


中国・北京の紫禁城の屋根も時代と共に相当傷んできているようです。
紫禁城は15世紀のはじめに明の永楽帝が造営し、清が滅びる20世紀中ごろまで約490余年に
亘り2代王朝の居城でしたから傷むのも仕方がないといえそうです。

こうした屋根の修理作業は「屋根の上の考古学」ともいわれているそうで、古代遺跡の発掘作業と
同様、慎重に行われています。

軒先の屋根瓦は「瓦当(がとう)」と呼ばれていて、篆刻作品でもこの瓦当を模して制作する
こともあります。

紫禁城の瓦当とは異なりますが写真は「長楽未央」というお目出度いことばになっています。
(長い愉しみは未だ半ばにもならない)

小生は未だ行ったことはありませんが京都には「長楽館」という旅館・レストランがあり
「長楽未央」という小冊子も発行されネット上でもご覧になれます。

小生の写真の作品は「千字文」の中のことば
「永綏吉劭」(永く心安らかで幸福で徳高く、吉祥が子孫にまで及ぶ)
を制作したときのもので随分前の作品です。


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