篆刻・般若心經の第1節

2019-09-24 15:45:48 | 篆刻



小生のブログの標題に「印を刻り」としています。
篆刻作品・般若心經は1年ほど前に完成していたのですがブログアップに躊躇いがありました。
しかし後期高齢者とされ(恥も人生の内、そろそろいいかナ)と気持ちが傾きました。

般若心經は本文文字数266文字、題字「仏説・・・」12文字を加えると278文字です。
2度刻った作品が多く約1年半で完成しました。

制作の際しては所謂公募展作品と異なり、自己主張の表現を極力抑え淡々と、と心掛けました。
基本的には篆書体で下手でも一生懸命に、と謹刻しました。

既に般若心經は制作されているお方もありますが制作に影響を受けないよう一切参考にしておりません。
作品は朱文(文字部分が朱色)白文(文字部分が白色)と織り交ぜました。

般若心經には様々な解説本がでています。
それらを参考にさせていただき解説文を添えたいと思います。

今回の印は
「佛説摩訶般若波羅蜜多心經」(54節の1)

印材は縦7.7cm、横6.3cm
印面はやや縦長の印です。

「仏説」(仏=釈尊が説いた)
「摩訶」(大いなる)
般若波羅蜜多心經(釈尊による聖なる詩・・・智慧の完成の神髄)

般若心經は本四国88ケ所巡礼の旅で、1ケ寺で本堂と大師堂で読経しますから
176回読経することになり、お陰様で暗誦できるようになりました。
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