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平成20年(2008年)ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英博士は
研究所において「さん付け」を習慣化されたとあります。
研究所全員がお互いに「さん」で呼び合うこと。
「相手を(先生)と呼んだら、そこでおしまいなんです。
先生と言った途端に、精神的なバリアができちゃうから、相手がもし間違った
ことを言っても,なかなか反論できなくなってしまう。
だから先生と言わないで、さん付けで」
(NHK取材班による)
書道展や篆刻作品展の案内状でも「○○先生」に。
「様」ですとフラットな関係なり、それはマズイということに。
最近は各企業でも「さん付け」が増えているようですが、さすが社長には「さん付け」は
言い難いようです。
日本人は「無難」を好む傾向があり、こうした尊称が今も生きているようです。
ましてや、師匠や指導者に(さん付け)はあり得ません。
恐らく、芸術文化の世界で指導者に対して「さん付け」はまず無いと思われます。
そこには尊敬の念とプラスして権威に対する配慮があるからでしょう。
話変わって、退職後、小生は友人知人関係には相手が若くても先輩格でもすべて「さん付け」。
国会の答弁でもしばしば「先生のご高説には・・・」