篆刻と太陽光

2018-11-15 10:28:00 | 篆刻


写真は1cm四方の落款印で、制作途中のものです。

年齢を重ねれば視力は下がることはあっても上がることはございません。

制作中は眼鏡の上に更に拡大眼鏡(ハズキルーペではございません)を懸けてになります。
しかし、こうした極めて小さな印は蛍光灯(LEDでも)の下では非常に見難く、今日のような
快晴で陽光を浴びて制作しないと、繊細な線質作品は出来ません。(小生の場合)

正確な情報ではありませんが、真夏の直射日光の光量を約10万ルクスとして、蛍光灯は
約500ルクス程度とか。
晴天の窓際の光量が約1万ルクスとしても、蛍光灯とは比較になりません。

太陽光の凄い力は野菜作りだけでなく、こうした篆刻制作作業でも有難さが身に沁みます。
夜間に小さな落款印制作は極めて難しい条件になります。

篆刻作品作りでは1cm四方から公募展などでは6~7cm四方の石材を使用しますが、
小生の腕では最小の印材で8mm四方までが限界で、それ以下はとてもとても作れません。

大きな印材は大きめの刀でザクザク刻れますが、小さな印は精神集中しないと作ることは
極めて難しいです。

現在、落款印を纏めて10ケ(顆)程度を集中して制作していますが・・ツカレマス
コメント
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