チャングムの誓い・完全版 vol.28 助け船

しばらく見ないで溜まっていたチャングムを一気に見ました。
徐々に感想をＵＰしていきたいと思います。
前回は、ハン最高尚官が亡くなったシーンで終わっていたから～～、
何か淋しい気持ちがずっと続いていたんです。

今回は、色々なコトが変化していく導入部って感じ。
　　　　　　医女編スタートですね。。

冷たくなったハン最高尚宮を抱きしめて号泣するシーンから始まりました。。
船の時間を心配してさっさと死体を放置して前に進みたい武官達。
お情けで土に埋めてもらったものの、
チャングムはどことも知れぬ道端に、
自分の師であり第二の母であったハン最高尚宮を、
お墓も設けられずに埋められたことに激しい怒りを覚えます。
そして、こんな目にあわせた者たちを絶対に許さないと泣き叫んでいました。

一方・・・チョンホは幽閉されていた蔵から抜け出し、馬を走らせます。
しかし、チャングムを乗せた船はすでに岸を離れていました。
風に吹き飛ばされそうなほどの憔悴ぶりで海を見つめるチョンホ。

ハン最高尚宮死去の知らせは宮中に伝わり、
ヨンセンは自分も済州島に送ってほしいとクミョンに懇願。
トックは妻がしこたま溜め込んだらしい「へそくり」で、
済州島に流されたチャングムを釈放してもらおうと考えます。
しかし妻にたしなめられます。
「これはそんな簡単な問題じゃないんだ。。」

トックの妻はようやく姿をあらわしたチョンホに罵声を浴びせます。
チャングムなら人を見捨てたりしない、
と以前傷を負ったチョンホの介抱をした人物が
チャングムであることを知らせます。
「何がナウリ（旦那様）だ。今更何か出来るの？」
こうして、チョンホはあのノリゲの持ち主がチャングムであり、
チャングムこそが命の恩人なのだと知ることになったのです！
当たり前の言葉ではあるけど・・・厳しいですね。。。
ただでさえ、自己嫌悪になっている男にそれを言うのは酷。
それを聞いたチョンホは職を辞し、済州島へ向かいます。

そのころ済州島では、何度も脱走を試みるチャングムに
担当の軍人クマンが手を焼いていました。
チャングムは幽閉された蔵の中で、同じの女性チャンドクと出会います。
チャンドクはチャングムに脱走の手引きをするのです。
（嘘でしたが・・・。癖の強い女性との出会いです。。。）

さてその頃、
宮中ではチェ一族が再び権力を復活させ宴会まで開いていました。
チェ尚宮も最高尚宮に就任し、
少し態度を改めるかと思いきや最高尚宮の座を手にいれた途端に、
何事もなかったかのように高慢な態度に戻っていました。
「まずは、出納係をなくします。。」
心強い最高尚宮の声に笑いも酒もこの上ない味だったコトでしょう。

チャングムですが、足かせを嵌められて逃げられないようにした上で
労働させられていました。
ここでクマンは「悪いな！」と言っています。
とことん、気をかけてくれているクマン・・・。
でもチャングムの足は傷だらけ。。。
再び脱走を試みるチャングム。
今度は労働場であった牧場の馬を逃がして、それに便乗して逃げてしまうのです。
しかし、大勢の追っ手が彼女を追い、捕まえられる！と思ったその時・・・
チョンホが登場し、チャングムを救います。

二人は海辺の洞窟のような場所で今後について語り合います。
逃がすつもりで脱走させる船の手配をしてきたチョンホ。
でも、それは間違いだと気づくのです。
「逃げ出しても、いずれ捕まって死ぬ。
　逃げ切れたとしてもご両親のように生涯追われます。
　辛抱してください。
　私が必ず謀反の汚名をそぎます。時間を下さい。
　しかし、それでも逃げるとおっしゃるのならお助けしましょう。
　今だけではない、３日後、１年後、３年後、１０年後であっても
　私はいつも、あなたのそばにいるでしょう。
　でも、今は私の言うコトを聞いてください。
　そんなに弱った体では、途中で死んでしまう。」
それなのに頑なに、逃げ出そうとするチャングム。
悲しさと淋しさとで心がおかしくなってしまってるんですね。

チョンホが手配した船へと歩き出すチャングム。
そこでハン最高尚宮の幻が現れ諭すのです。
「チャングム。泣かないで。
　泣くのはおよし。そして歩き出すの。
　お前が生きていれば、私もミョンイも死にません。
　泣くのはおよし。。」
済州島に留まることを決意。チョンホと共に歩き出します。

４度目の脱走を、男と共にしたとして、
チャングムは厳しい刑を言い渡されます。。。
チョンホもチャングムと共に捕らえられています。
そこで水軍の兵士が
「新しい水軍の武官さまが、捕らえてくださったのです」と・・・。
判官は驚き、急ぎ縄を解きます。
そう、内禁衛の長官がチョンホのために、こう手配してくれていたのでした。
ハン最高尚官にとってのチャングムと同様に、
長官にとってもチョンホは、息子同然とゆーコトでしょうか？
行く末を案じているのでしょうね。

縄を解かれたチョンホは改めて今回のチャングムの件は
大目に見て欲しいと頼みますが、
馬まで逃がして大騒ぎになっているため、そうもいかないといった様子です。
どうしたらよいのか、と思い悩んでいるところに
「私にお任せ下さい」と名乗りを上げる人物が！
なんと、あの医女チャンドクでした。
チャングム、状況がつかめずにボーとした表情・・・。


あと、個人的にはヨンセンのその後が気になるところです。
チョン最高尚官、ハン最高尚官の死、チャングムとの別れ・・・。
彼女にとっての現状は辛すぎる。。。気の毒でなりません。

それから・・宮中の外に出たチャングムは「美人」と言う設定が
前面に出ていました。
「可哀相」と警護兵や軍人を魅了する魅力があるのでしょう。
今後人生を左右する予感がしました。
ある意味、「不細工」だと・・・今回死んでたかも??
なんて！？

今後の展開が楽しみです。。。