トートタロット「2女司祭」のカードにいる「らくだ」を探索した。
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真っ青な夜で月が輝いている。
太陽くらい輝いているのに、これで月の光。
その下に砂漠がひろがり、ラクダいる。
ぐっると見渡すと、ラクダに白馬がチラチラまじる。
「よう、なんの用だ。乗れよ」
ラクダの背中に乗る。
「この望洋とした砂漠を渡り歩くのが俺の仕事だ」
砂漠の砂、ひとつひとつが情報、知識、智慧などらしい。
ぼんやりと、ラクダに乗っている人間の姿がいくつか見える。
顔などはわからない。
「いま見えているのは、この智識の海を渡っている存在だ。
非物質の情報の原典、一次ソースに、自ら直接アクセスする存在。
人間は、案外自分で直接情報にアクセスしない。
だから人影はまばらだ」
ラクダと思ったら、いまは白馬になっているその存在が喋る。
「行きたいところがあれば、どこにでも行けるぞ」
といって、白馬は翼もないのにフワッと空を飛ぶ。
宮殿など、建物などが疎にある。
「あれの一つ一つが、図書館というやつだ」
一定距離で、砂漠に波紋を描きながら、建物が存在している。
どこに行こうかと思い、エンゼルさんにお薦めを聞いたら「あれがいいですよ」と言われる。
赤い屋根で、黒っぽいレンガの建物。
そこに白馬とエンゼルさんとで向かう。
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降りると、建物にはブドウ?の蔦がからまっている。
西洋式な建物。植物のある中庭。
「待ってたよ」と誰かがかけよる。
キリスト、っという声。
キリスト()おじさんとは、また違う側面のキリストらしい。
純粋な、知識としてのキリスト、情報としてのキリストのようだ。
姿は金色にかがやいていて、男女がぼんやりしている。
「しばらくここにいるといい」と言われる。
そうなの?とエンゼルさんを見ると「必要ですから」とうなづかれる。
エーテル体がここに逗留し、このソース、アカシックレコードとのパイプが太くなるのが大事らしい。