普段ヘミシンクなどの音楽を使って変性意識に入ることが多い。
音楽を使う事で、脳、脳波の切り替えを行うことができる。
日常の意識の脳波はベータ波とされているが、この日常の意識というものは放っておくと世間や他人の意識や感情に巻き込まれ、未来がなく、過去の後悔やこれからの不安にさいなまれやすい。
ぼんやりしていると泥のような意識、空気、感情にとらわれてまきこまれうやすいのだ。
それなので、日常の意識から脱するために、さまざまな手法が開発されている。ヘミシンクなどの音楽はそのうちの一つだ。
脳波を変えてしまえば、切り替えのスイッチの主導権を自分がもってしまえば、行動や意識を変えやすい。
そもそも、自分の意識というものがない、混濁している場合もある。私もそうだったから。
生まれながらの性質や環境によって、自我が希薄な場合、そもそもの自我、エゴを周囲に刷り込まれた意識や感情から切り分けなければならない。
生まれながら、たとえワガママとか出る杭とかビッグマウスとか言われている人間は幸いだ。それは守るべき認識すべき自我があるからだ。
周囲から、自我を刷り込まれて流動的に生きてきた人間は、そもそもの自我を打ち立てる、切り分ける作業から始めなければならない。
そういう場合、何が自分にとって真実なのかよくわからない。何が好きで、何が嫌いか。なにがやりたくて、なにがやりたくないか。
なので、まずは嫌いなことはしなし、やりたくないことはやりたくない、という消去法で人生を選択していく。
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そうやって自我を切り分け、まもるべき自我を認識し、自分の願いや意図を設定すると、世界はかわってくる。
また変性意識状態の強み、メリットを理解していく。
変性意識にはいると、まとわりついてくる過去の感情や記憶を認知しやすくなる。認知できるということは、それを消すことも可能だ。心理療法的なさまざまなメソッドをつかい、消したり、上書きしたり。
そうすると、行動力がでてくる。
自分で鬱屈した、鬱々したときにもお尻を叩けるようになるのだ。
行動力、判断力、感性、インスピレーション。人や物をみる"目"、商機の捉え方、ぼんやりとした未来予知。
こういった能力は人間の基本的な能力で、それは脳や脳波を変えたり、任意に切り替えたりすることを覚えるだけで獲得できるようになる。