今回も東東京ノード大会の会場であった都立産業技術高等専門学校ですが・・・
この学校からのチームが何組か東東京ノードに参加しました。
ジュニアレスキューの歴史を作り、素晴しい成績を残し・・・今も記録を伸ばしている高専チームが毎年「東東京ノードの壁」として立ちふさがります。
今年のロボットを紹介すると・・・
まずは、チーム「Genesis」です。
完全に自作機・・・なのかと思うと、前部のバンパーがLEGOの部品である、というお茶目なロボットです。 無限軌道の部分にメタルのカバーがしてあり・・・とても手作りとは思えない重厚な(それでいて精密な)作りです。 本体は3層(いや4層?)になっており、結構な高さと重量です。
もう、高専チームの旗艦としての迫力十分・・・
でも・・・昨年の「SK-15」には負けますけど・・・あれは歴史に残るインパクトでしたねぇ。
で、走りのほうですが・・・なんかまだ調整不足なのか、フィールドを縦横無尽に走り回っていました。
その中で、ウィリ-走行を会場の皆さんに披露してくれました。
やっぱり、今回の大会の注目度No.1のチームです。
「オレに黒線はいらねえぜ! パラリラパラリラ!」といった感じでしょうか。
機体の下にある光センサーのためのLEDがやけに綺麗に光っていましたねぇ。
このロボットを見ると・・・ 「成績じゃなく、魅せることが勝ちなんです」 と教えられます。
これまで、殿堂入りしてきたチームは、全てLEGOベースだったのですが、今後の歴史は変わるのでしょうか? 他に3チームが自作マシンで参加していました。
チーム名は「Kiwi」「Lemon」「Apple」と、みんな果物の名前でした。
これは、「Kiwi」のロボットです。 完全な自作機なのですが、とてもスッキリしており良い機体だと思うのですが・・・まだまだソフトウェアの方が熟成していないのでしょうか?
「Lemon」のロボットです。 前部の水銀センサーの水銀がぷるぷるして面白い・・・
基本に忠実な「Apple」のロボットです。 こんな形で製作できるようなキットを出せば、売れるんのではないでしょうか? 配線もスッキリしており・・・私は好きですね。
畏れ多い方々の暖かい目に見守られて?・・・やさしい言葉に見送られて?・・・やっぱりプレッシャーですか? (笑)
次は、チーム「TAKUMI」です。
LEGOのRCXベースの正統派高専チームといったところでしょうか?
ロボットの前部のダブルバンパーもどこかで見たような・・・構造ですねぇ。
特別な電子工作などは無いようです。
RCX本体をできるだけ低く配置して、モ-タをその左右に置いています。
幅広ですが、高さを低く押さえ低重心を実現しているようです。
走りの方は、1階の得点はほとんどクリアできたのですが・・・なぜか傾斜路がダメで2階まで行けませんでした。
(傾斜路の途中までは頑張っていたのです・・・)
前評判では「減速バンプ以外は All OK!」ということだったのですが・・・
と、いうことで、103点でセカンダリの2位でした。
そして最後がチーム「Radium」です。
なんか、ゴテゴテ付いてますね。 (「ハウルの動く城」は健在です。)
LEGOのRCXがベースのようですが、自作基板とか付いています。 ロボットの前と左右に測距センサーが付いており、方位センサーも装備しています。
いやっ、もうっ、なんかっ、ため息が出るほど、スゴイ!
機体の後ろ側には、「LINK」のシールが・・・
ロボットの中心にRCXが組み込まれていて・・・電池交換が大変そうだなぁ。
派手な装備ですが・・・走りの方はとてもまともで(すみません、これでも褒めてるんです 汗)・・・東東京ノードのセカンダリで唯一傾斜路を上り2階に行きました。 また(セカンダリで)ゴールした唯一のチームです。
パチパチ
118点でセカンダリの優勝でした。
関東ブロック大会では、高専チームの旗艦として頑張ってほしいです。
高専チームには、いつまでも東京、関東の壁として大きく立ちふさがっていて欲しいです。
いつでも全国のレスキューチ-ムの目標であって欲しいです。
そして、毎年「世界大会優勝の横断幕」を見せて(魅せて)欲しいです。
もちろん我が家のチームもいつか高専チームを追い越したいと目標にしています・・・
Yは、そのときに初めて「P3」に昇格します。(笑)