Re: The history of "M&Y"

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Rescue Line rules 2018 さらに続き

2018-06-01 | Rescue Rules 2018

Rescue Line のルールの続きです。

 

交差点の続きですが・・・

例えば、1つのタイルに2つの交差点がある場合・・・

2つ目の交差点は、ロボットが次のタイルに進んでライントレースすれば、(2つ目の交差点を正しい方向に進んだかどうかに関わらず)交差点成功になり15点の得点になります。

で・・・1つ目の交差点は、(1つ目の)交差点を正しい方向に曲って、2つ目の交差点に向えば(ということを審判が認めれば)15点の得点になります。

この判断は・・・なかなか難しいですよね。

 

つまり、交差点のあるタイルで黒線を外れて、交差点を全く通っていなくても・・・次のタイルで黒線に復帰できれば、2つ目の交差点は得点になります。(1つ目の交差点は得点になりません。) しかも、競技進行停止にもならないので、どうしても交差点をリトライしたい場合は、キャプテンが競技進行停止を宣言して、やりなおすことになります。

 

さて、今回の変更のメインイベントの被災者の救出です。

3.5.13 When the judge determines there has been a successful victim rescue, the victim will be removed from the evacuation zone to allow more victims to be evacuated.

まず、被災者を避難場所に運んだことを審判が認めたら、(さらなる被災者を救助できるようの)審判は被災者を避難場所から取り除きます。

 

被災者の救出の得点ですが・・・レベル1

・Level one: 30 points per successful rescue of a living victim, 20 points per successful rescue of a dead victim if all live victims are rescued. If not, dead victims are 5 points each.

生存者の救出成功で30点(これは変わっていません) 死亡した被災者は、全ての生存者の救出を終えた後だと20点です。逆に、まだ生存者が残っている時に、死体を回収しても5点にしかなりません。

これは、被災者を見つけたら生存者か死体かを見分ける、という高度な技術が必要になった、ということです。

(まあ、できるとは到底思えませんが)まず、避難区域の全部の被災者を検知して、それぞれの生死を確認したあとに、生存者を救助⇒死体を回収、というように作業するのが王道のようです。

でも、そんなことができる訳が無い・・・ということであれば、とりあえず、ロボットに手当たり次第発見した被災者を積んでいきます。もう、避難区域に被災者がいない・・・となったら、積んだ被災者を一気に避難場所に置きます。一気に置く場合は、(実際に避難場所に置く順番に関わらず)生存者救助⇒死体を回収、という順番だと認めてくれるようです。

 

・Level two: 40 points per successful rescue of a living victim, 30 points per successful rescue of a dead victim if all live victims are rescued. If not, dead victims are 5 points each.

レベル2だと、生存者の救助:40点、死体の回収:30点ですね。

 

Full points (20 points for level one/30 points for level two) for a dead victim will only be awarded after ALL of the live victims have first been rescued. If a dead victim was moved into the evacuation zone before all the live victims were rescued, only 5 points will be awarded.

死体の回収の得点について、しつこくもう一度書かれています。

 

3.5.15 For these points to be rewarded, the robot must reach (have half the robot on the tile) the third tile after the evacuation zone. 

被災者を救助した後に、避難区域を出ると、いわゆる脱出ボーナス(20点)がもらえるのですが・・・避難区域を出て3タイル進めたら・・・に変更になりました。

つまり、避難区域の直前の3タイルをライントレースして戻れれば20点の得点ですね。

で・・・ルールでは、これしか書かれていないので、いろいろな疑問が湧きおこります。

例えば、避難区域の直前の3つのタイルをA,B,Cとします。そうするとロボットは A⇒B⇒C⇒避難区域⇒C’⇒B’⇒A’ と進んで最後に20点をもらって競技終了になります。

例えばBにギャップがあった場合、C’⇒B’⇒A’と戻る時のB’のギャップは得点になるのでしょうか?

これは、得点になるそうです。

じゃあ、Bにチェックポイントマーカーを置くと・・・C’⇒B’⇒A’と戻る時のB’はチェックポイントになるのでしょうか?

これは、ならないそうです。

う~む、きれいに整合性のとれたルールではないですね。(苦笑)

 

さて、最後に大変インパクトのある変更です。

3.5.16 When a lack of progress occurs after the final check point marker, 5 points will be deducted from each victim rescued (however points will not be a negative number).

最後のチェックポイント以降で競技進行停止をすると、被災者の救助成功の得点が5点ずつ減ります。

これは、私としては、大変素晴らしいルール変更だと思います。

得点が減るのは、救助済であろうと、これから救助する被災者だろうと関係ありません。

単純に

救助した被災者の得点 - (最後のチェックポイント以降の競技進行停止の回数×5)

となります。

 

30点の被災者であれば、1回の競技進行停止で25点になってしまいます。6回競技進行停止をすると0点です。(ただし、被災者の救出成功の得点がマイナスになることはありません。)

死体の回収の5点は、1回競技進行停止をするだけで0点になってしまいます。

 

ということで・・・競技進行停止をしないようにしましょう。(しなくても良いようなロボットを作りましょう 笑)

 

 

 

 

コメント
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