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沖縄・嘉手納基地視察報告 パート2

2009年06月09日 20時35分33秒 | インポート

今日、市役所に行くと早速、議員仲間から「昨日の沖縄・嘉手納基地の報告会はどうだった」と聞かれました。何せ「視察報告会」と言う形式で市民向けに行ったことが初めて(市政報告会は別にして)だけに関心があるようです。

既に、「沖縄・嘉手納基地視察パート1」(6/5付)で報告しましたが、今日は、まだ報告していないところを紹介します。

米軍・嘉手納飛行場=基地(18航空団)は、総面積20平方㎞(東京ドーム420個分)でImg_06291 金網フェンスの長さは周囲17.5㎞という広さです。そのうち、飛行場の1.5倍に相当する面積に弾薬庫(自衛隊も含む)がありますが、当然私たちはその場所には入ることが出来ませんでした。嘉手納町の職員の説明のなかに、「弾薬庫には僅かばかりの『空き地』があり、町民が『さとうきび、みかん、マンゴー』を作っているそうです。その場での収穫で最も多い人で年収300万円。でも周辺が弾薬庫のため耕作時、収穫時の農機具を使用する場合は消火器を用意しなければならない」と聞いて驚きました。こうした地域を「黙認耕作地」と呼ぶそうです。

また、「土地借地料を貰っている(思いやり予算)町民のうち75%が年間200万円程度の収入である」との説明。「仮に、基地が撤去されれば困る人がいるのでは?」との質問に、嘉手納町民のアンケートでは「6割の町民が基地は入らない」と答えているようです。

基地内には空軍7.000人、海軍1.000人、軍属1.800人、日本人3.300人(雇用)で家族を含め24.300人が住んでいて、基地内には約1.000人/日の地元業者が出入りしているようです。私たちは約束の時間まで入り口の駐車場で待たされましたが、ゲート前は基地内を通過する許可車輌が次々にチェックを受けて通過していました。基地内視察では、生活環境地域も案内されましたが、学校(保育園3、小学校3、中学校2、高校1)、図書館、映画館、商店街、ゴルフ場2ヶ所、児童館、集合住宅(独身寮も含め)、戸建て住宅がありますが、住宅面積は階級によって差があります。驚いたのはガソリン代が80円/㍑で米軍関係者だけ利用出来るスタンドがありますが、ちなみに基地外では、120円/㍑ですから、40円も安いのです。これも「思いやり予算」が使われているのかと考えると怒りを覚えました。

視察最終日(6/4)の沖縄タイムス、琉球新報をコンビニで買って読Img_06221 むと、視察初日の2日、嘉手納基地に近い嘉手納町屋良測定器で70db以上の騒音が201回測定、の報道に驚きました。1日の平均発生回数(2008年度)110回を大きく上回っている。今後はF22が12機駐留すると、さらに「騒音回数」の増大が懸念される。

訓練移転で「沖縄の負担軽減になる」との容認理由の根拠は、あくまでも「机上の論理」であることが現地視察で明らかになりました。