ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

正義

2019-07-08 04:39:47 | 短歌





なにしても 絶対おれは 悪くない 自分以外の だれかが悪い





*また大火節です。こういうのがすらすら出てくるのがすごいですね。誰にも言えない馬鹿の本音を、ずばりとつく面白さです。

馬鹿というのは、自分が悪くても、自分が悪いなどとは考えないものです。いつでもほかの誰かのせいにしている。自分が悪いなどと考えるのは、身の毛がよだつほど嫌なのです。

ですが、どんな人でも、かけらも自分が悪くないなどということは、ありません。どんな人にも過ちがある。過ちなく生きることができる人など存在しません。

自分イコール正義だという生き方をしていると、人に自分の都合を押し付けてしまって、そこに悪が生じることも多々あります。馬鹿はここらへんがわかっていない。というより、わかりたくないのでしょう。わかってしまえば、自分の非がゾロ出てくる。

馬鹿になるというのは、都合の悪いことはみんなつぶして、自分だけを正義として、平気になるということです。

自分の非を認めるということは、つらいことですが、これができないと、人間としての成長はありません。正義の神の下で、自分を正しく見つめ、悪いところは悪いと認めることができる。これができてこそ、霊魂として成長したと言えるのです。

こういう勉強から逃げ続けていけば、言わずともわかるでしょうが、北朝鮮のようなことになるのですよ。

誰にも相手にされず、皆に嫌われる。

永遠にそのままでいたくないなら、自分から変わっていくべきなのだが。

馬鹿は、自分だけが正義の国に閉じこもって、出てこようとはしないのです。


なにもかも これですむわけ ないんだよ いつもにげてる あんたが悪い


これは表題の歌についていた歌です。言いたいことは言えてますが、スランプのためか、少しキレが悪いとも感じますね。わたしがやってみましょう。


なにもかも おれが正義で 逃げるなよ 悪いと言えぬ おまえが悪い    夢詩香


どちらがいいでしょうか。


過ちを 過ちという 友ありて 素直に受ける 心が正義    大火


おお すぐに返歌が来ました。





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