ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

うらやましき

2019-08-23 04:36:29 | 短歌





人を見て うらやましきと いふ人は まことのわれの さいはひを見ず





*馬鹿というのは、かのじょの美貌がとにかくうらやましくてならないらしい。

確かに美しい人ではありますが、かのじょがなぜあのように美しいかというと、それだけのことをしてきた人だからなのです。

人類の救済のために、あらゆることをしてきた霊魂だからです。それはそれは厳しいことに耐えてきた。自分をかけて高い行動もしてきた。その積み重ねが、あの顔にあらわれている。

それを、馬鹿な人たちは、表面だけを見て、うらやましいと感じ、単純に真似をしているのです。

あれだけ美しくなれば、なんでも思い通りになると思っているかのようだ。

そんなことが幸せだと思っているのか。

かのじょは美しかったが、その美貌でわがままをふるって人を思い通りにしようなんてことはしませんでした。むしろ人に仕え、人の思いをかなえてあげようとしていた。それが美しいのです。馬鹿はなぜそこを見ないのか。美しくなりたいのなら、表面だけを真似するのではなく、生き方を分析して自分に取り入れるべきだ。

そうすれば、かのじょがなぜ人類のために人生をかけて救済をしたかが、わかってくる。なぜ、自分の幸せを馬鹿にしてまで、人のために生きようとしたのか。

かのじょは神を愛していた。神の願いは人類の救済だった。そのために生きることが、かのじょの幸福だったのです。ほんとうの自分は愛だから、愛のためにまっすぐに生きることが幸福なのです。

馬鹿にはそれがわからない。ただ、表面だけを見て、うらやましいと感じ、単純に真似をして、嘘で簡単な幸福を得ようとして、自分の馬鹿をさらすのです。





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