ロードトリップ3日目は、
Montgomery(AL)を出発、
Plains(GA)で観光した後、Columbia(SC)に移動します。
合計で420マイル(=680km)
ど田舎のPlains、
最大にして唯一の目玉は、
ジミー・カーター(アメリカ39代大統領)が生まれ育った土地ってこと。
ついでに言うと、大統領退任後も住んでいます
ほとんどの方は、アトランタにあるThe Carter Presidential Centerに行くでしょうが、
我が家はJimmy Carter's Plainsにやって来ました。
PlainsとAtlantaは、160マイル(=260km)離れているから、そこそこ辺鄙な場所。
有名人のミュージアム全般に言えることなんですが、
そもそも私たち一般人は、有名になってからのその人は知っている、
知らないのは、有名になるまでの人生どうだったのか?ということ。
過去いくつか、有名人になってからのミュージアム、
なる前のミュージアムの両方に行ったけど、
興味深くて面白いのは、なる前のミュージアムでした。
その人となりが分かって、身近に感じるというか、
こういう生まれ育ちを得て、その後の人生(有名になる)に繋がっている、
と感じることができるんです。
さて、カーター大統領の通ったPlains High School(1941年卒)は、
ミュージアム&ビジターセンターになっており、
オバちゃんスタッフに、見どころを説明してもらいました。
見どころが離れているから、車移動しながら見学ですが、
全て小さなPlainsの中に収まっています。
大統領の奥さまも、Plainsで生まれ育ち、この高校の卒業生です。
なので、2人とも余生を故郷で過ごしているんですね。
講堂に座って、私と彼2人だけで、ビデオ鑑賞。
車で移動し、"Public Housing Unit 9-A”(1953年)。
海軍退役後の2年間、まだ収入が少なかった大統領夫妻が住んでいた、公営住宅です。
今でも現役の、タウンホームみたいな小さな平屋でした。
お次は、大統領が生まれ育った"Carter Boyhood Farm”(1922年)。
カーター一家は、ここで、綿花、ピーナッツ、とうもろこし等の野菜、
家畜(豚、鶏、牛)を育てていました。
それらを販売したのは、お父さんのお店"Carter Commissary”。
カーター一家のお家"Carter Boyhood Home(1928年)”
田舎の素朴な家という印象。
当時このあたりの一般的な家かと思ったら、
ご近所に住むお友だちの家(黒人)が全然違う
カーター家が家だとすれば、こっちは小屋に毛が生えたようなもので、
一緒に遊んだり仲良しだったものの、白人と黒人の差は歴然。
Plainsの小さなメインストリート。
そこにあるのが"Plains Depot(1888年)”、
1976年、カーター大統領が、大統領選に出馬したときの、選挙事務所(本部)、
すでに閉鎖されていた駅舎を、選挙事務所として利用したとか。
他にも、大統領の奥さまの生まれ育った家や、
大統領が生まれた病院や(1924年誕生)、夫妻が通っている教会や、
何でもかんでも、ここPlainsにギュギュっと詰まって、見どころ満載です
行くのも帰るのも面倒だけど、わざわざ行ってよかった断言しまーす。