単身赴任の生活では、レコード・プレーヤーを持って行かなかったので、LP盤を聴くことができませんでした。わが愛機、トリオのKP880D(ナイフエッジのストレート・アームを用いているのが特徴の往年の銘機であります)は、ずっと西条の自宅においておりました。
今春、自宅に帰ってからは、その渇を癒やすようにLPを聴いております。やはり、LP派エエですね。音が柔らかくて、聴き疲れしませんもん。
で、今日は愛聴盤を。「
■ヘンデル作曲:合奏協奏曲集作品6。
■演奏:コレギウム・アウレウム合奏団。コンサートマスターはフランツヨーゼフ・マイヤー
■録音:1975年5月、キルヒハイム城糸杉の間。原盤はドイツ・ハルモニア・ムンディ。国内発売はテイチクからで、1500円の廉価盤LP。
このLPは本当に音がイイ。
柔らかくふくよかで、しかも古楽器特有の涼やかさ、繊細さもよく表現される。
録音状態も抜群で、糸杉の間(黄金の間!)の豊かな響きが素晴らしい。いわゆるホールトーンが豊かで、極上の音になっている。家庭で聴くクラシック音楽として、何の不満もない1枚。
再生のカートリッジはオーディオ・テクニカのAT150EGというMM型のカートリッジ。
おおらかにたっぷりとした音で鳴らしてくれるのがイイ。神経質にならずに、豊かに幸福に音楽そのものを堪能させてくれるので気に入っている。
LPをジャケットから取り出して、ターンテーブルに載せ、盤面と針先をクリーニングして、針を注意深く下ろしてゆく・・・・考えようによっては面倒な、レコードを聴くための儀式でさえ、久しぶりにしていると、実に楽しい。
CDでは味わえない面倒くささ、音楽を聴くための心構えをつくりながら、徐々に音楽に没入してゆく・・・・針先のパチパチ音、スクラッチノイズなどはやがて気にならなくなる・・・。
ああ、それにしてもコレギウム・アウレウム合奏団の音はエエなあ。
30年も昔のレコードになってしまったなあ。(学生時代に買ったのです)
当時はピノックやホグウッド、ガーディナーなどは新人新進の演奏家であって、アーノンクールも若々しかった。ピリオド奏法の模索が行われていた時代だった。
そんな中で、コレギウム・アウレウム合奏団の演奏は古楽器を用いた現代的な演奏で、これは当時の限界であったろう。今の耳で聴くと何ともロマンティックな感じがする。
でも、ボクは素人なので、今もこの演奏が大好き。バッハもヘンデルも、ボクはテイチク盤の廉価盤LPのコレギウム・アウレウム合奏団に教わったから。
この響き、この柔らかさ、すがすがしさ・・・・忘れられない名盤であります。
指揮者を置かず、フランツヨーゼフ・マイヤーをコンマスとする総勢22人の合奏。
ホンマに美しい演奏であります。
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今春、自宅に帰ってからは、その渇を癒やすようにLPを聴いております。やはり、LP派エエですね。音が柔らかくて、聴き疲れしませんもん。
で、今日は愛聴盤を。「
■ヘンデル作曲:合奏協奏曲集作品6。
■演奏:コレギウム・アウレウム合奏団。コンサートマスターはフランツヨーゼフ・マイヤー
■録音:1975年5月、キルヒハイム城糸杉の間。原盤はドイツ・ハルモニア・ムンディ。国内発売はテイチクからで、1500円の廉価盤LP。
このLPは本当に音がイイ。
柔らかくふくよかで、しかも古楽器特有の涼やかさ、繊細さもよく表現される。
録音状態も抜群で、糸杉の間(黄金の間!)の豊かな響きが素晴らしい。いわゆるホールトーンが豊かで、極上の音になっている。家庭で聴くクラシック音楽として、何の不満もない1枚。
再生のカートリッジはオーディオ・テクニカのAT150EGというMM型のカートリッジ。
おおらかにたっぷりとした音で鳴らしてくれるのがイイ。神経質にならずに、豊かに幸福に音楽そのものを堪能させてくれるので気に入っている。
LPをジャケットから取り出して、ターンテーブルに載せ、盤面と針先をクリーニングして、針を注意深く下ろしてゆく・・・・考えようによっては面倒な、レコードを聴くための儀式でさえ、久しぶりにしていると、実に楽しい。
CDでは味わえない面倒くささ、音楽を聴くための心構えをつくりながら、徐々に音楽に没入してゆく・・・・針先のパチパチ音、スクラッチノイズなどはやがて気にならなくなる・・・。
ああ、それにしてもコレギウム・アウレウム合奏団の音はエエなあ。
30年も昔のレコードになってしまったなあ。(学生時代に買ったのです)
当時はピノックやホグウッド、ガーディナーなどは新人新進の演奏家であって、アーノンクールも若々しかった。ピリオド奏法の模索が行われていた時代だった。
そんな中で、コレギウム・アウレウム合奏団の演奏は古楽器を用いた現代的な演奏で、これは当時の限界であったろう。今の耳で聴くと何ともロマンティックな感じがする。
でも、ボクは素人なので、今もこの演奏が大好き。バッハもヘンデルも、ボクはテイチク盤の廉価盤LPのコレギウム・アウレウム合奏団に教わったから。
この響き、この柔らかさ、すがすがしさ・・・・忘れられない名盤であります。
指揮者を置かず、フランツヨーゼフ・マイヤーをコンマスとする総勢22人の合奏。
ホンマに美しい演奏であります。
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JASONさんもコレギウム・アウレウム合奏団、お好きなんですね。僕も大好きなんです。クラシック音楽を聴き始めた時、ちょうどテイチクから沢山廉価盤が出ていたころだったので、LPを買い込んではよく聴きました。ヘンデルであれば、合奏協奏曲集と水上の音楽がエエです。バッハなら管弦楽組曲全集(これは今もボクの中ではベストワンです)・・・・モーツァルトも良かったですし、ベートーヴェンの交響曲「英雄」も素晴らしい演奏でした。
JASONさんの結婚披露宴も素晴らしいですね。まさに音楽披露宴!ヘンデルのオルガン協奏曲というのもイイですよね。バロックの優雅な音楽に包まれた結婚というのは幸福でしょうね。うらやましいです。
ボクは昨年銀婚式を終えました。随分、昔になってしまいました・・・・・。
初めまして。JASONといいます。
コレギウムアウレウム&ヘンデルの単語に引き込まれてやって参りました。1970年代の第?次バロックブームの火付け役でしたよね。演奏も音質もアナログ的で実に癒されます。
ところで、私事で恐縮ですが・・・
この5月は結婚?十周年なのですが、その披露宴のBGMはコレギウムアウレウム&ヘンデルで作りました。
①入場の曲は普通「結婚行進曲」なんかですが、ここは水上の音楽から「序曲(オーバーチュア)」をたっぷり。
②会食の際のBGMはこのブログで紹介されていた合奏協奏曲作品6(確かLP3枚組み)を延々と。
③披露宴終了のお見送りはオルガン協奏曲作品4。
演奏は勿論コレギウム・アウレウム合奏団で③のオルガンはルドルフ・エバーハルトナーです。
当時はLPから曲別に幾つかのカセットにダビングし、披露宴間近に会場裏方に忍び込んでホテルの音声担当の方と綿密に打ち合わせました。親類縁者からは「新郎は控え室にどーんと構えてなくてはいかん」などとお叱りを受けましたが、小生はそんなことお構いなしでしたね。他にもケーキカットはバッハの「主よ人の望みと喜びを」とかお色直し入場のときはモーツァルトの「フルートとハープの為の協奏曲」なんかを流しましたが、来られた友人の「音楽ファン」の耳にはヘンデルが一番印象に残ったそうです。
ガット弦やバロック・オーボエの妙なる調べ、それに加えて糸杉の間という絶妙なスタジオ環境、もう再現不可能なのでしょうか。この五月にはそれもあってか良く聞いております。http://13fr.blog81.fc2.com/blog-entry-113.html
それではお邪魔致しました。
というより、ヘンデルの合奏協奏曲集とバッハの管弦楽組曲全曲は、今も最高の演奏と確信しております。
そうそう、昔は1500円盤でも立派な廉価盤でしあたよね(^^)v
2年間の単身赴任でした。大三島でのんびりと暮らしておりました。それはそれで楽しかったのですが、今は自宅の便利さ・ラクさに負けております(^^ゞ。
今後ともどうかよろしくお願いします。
捨てられない性分のままLP盤を今も持っております。断捨離には無縁の男でイカンのですが、でもLPはエエですよね。エエ音してます。柔らかくてたっぷりとしてます。CDの透き通るような感じはないんですが、それもまたよしということかもしれませんね。
ブログも再開されてうれしい限りです。
私もmozart1889さんのリンクをもどしましたのでまた遊びにいらしてください。
本当に音楽仲間は多いほど良いですねぇ。
以前は面倒臭いと思えた再生の手順になんのストレスも感じないのが不思議です。
CDに切り替えの折りに大半のLPを処分をしてしまったことが今となっては悔やまれます。そんな中にご紹介のLPも含まれていました。mozart1889さんの記事を読むとかえすがえすも。。。(・_・、)