熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

カタログ上燃費からかけ離れ過ぎる実燃費

2012-08-18 10:19:39 | バイク・車関係工作他
家族の買物用及び近距離移動目的にトヨタのコンパクトカー、ヴィッツを購入して約1ヶ月経過した。
エンジン容量は1300ccでホンダ・フィットとマツダ・デミオと3車種の中から選択した。昨年のモデルチェンジですっきりしたフロントデザインが気に入った。

ところで、コンパクトカー購入で一番気になっていた実走行での燃費性能だが、カタログではリッター当たり20.6キロに対し、車に搭載されている表示計によると、今のところ瞬間的に17キロ前後を示すことはあるが、概ね平均して12~14キロ前後、少し渋滞すると9キロ台まで落ちる。

燃費は道路の混雑具合や信号の数、運転の仕方などにより大きく異なるので一概には言えないが、それにしても自分なりに、加速は緩やかに、前方が赤信号なら早目にアクセスペダルから足を離すなどエコ運転を心掛けており、走行ルートもさほど混雑しているわけでは無く、停止、発進の頻度も格段多いとは思われないにも関わらず、カタログ上数値の6~7割という結果は期待外れである。

そこで疑問がわいてくるのは、カタログに記載されているJC08モード燃費の意義である。

以前の10・15モードに比べ実際の走行パターンにより近くなり、実際の走行燃費との乖離が縮まったとは言え、一般ドライバーが普通に走ってカタログに記載された燃費の6~7割程度しか達成できないとなると、カタログ上の燃費にどれ程の意義があるのか疑問を抱いてしまう。

未だ、高速での燃費性能は試していないが、コンパクトカーはどちらかといえば近場での利用を想定して購入されるケースが多いだろうから、高速を含め遠距離走行すれば実燃費はもっと良くなりますでは絵に書いた餅に過ぎない。
JC08モード策定に際しては、管轄する省庁がメーカーの意見を聞きながら作ったものだろうから、やはりメーカーに都合が良いようにできているのでは、とついついうがった見方をしてしまう。

そう言えば、エコ家電に買い換えることにより節約できる電気料金算出に際して、通常ではありえない前提条件に基づき算出されていたため、一部の家電で実際に節約できる金額より過大に見積もられていた事実が以前明らかになっている。買い替え意欲をかき立てるための意図が働いたとしか思えない。

いずれにしても、一般ドライバーにとって到底達成できそうもないJC08モード燃費、もっと実態に即した測定モードに基づき見直しをして貰いたいものだ。



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