熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

バイク・キルスイッチのオーバーホール

2011-07-28 09:52:06 | ユーザー車検・メンテナンス
サイドスタンドの動きに連動しているエンジン・キルスイッチが効かなくなった。放置していると、踏み切りや交差点通過時などでギアチェンジの際エンストすると、再スタートしようにも一旦ニュートラルに入れなければならず、失速・転倒という事態を招きかねない。
ほとんどの場合、スイッチ内の接点の汚れによる接触不良か可動部の油切れにより戻りが悪くなったことが原因。ショップに持ち込めば、スイッチ丸ごと交換となるが、自分でスイッチを分解、オーバーホールすれば簡単に直すことが出来る。ただ、古いバイクでは、接点が磨耗しているケースもあって、この場合、スイッチ丸ごと交換が必要。

まずはスイッチの取り外し。私のバイクの場合、スイッチがサイドスタンドの裏側に取り付けられているので、まずはサイドスタンドを外し、それからスイッチに移る。
  

スイッチ内にはスプリングが使われているので、飛ばさないよう慎重に開ける。


内部の銅製接点の汚れをオイルクリーナーで洗浄後、目の細かいサンドペーパーで軽く磨く。(ケースふた側部分も)
 

サイドスタンドに接する可動部(ピストン状の金属棒とその受け側)やスイッチ内部の部品が移動する箇所の古い油脂をオイルクリーナーで洗浄した後、シリコングリスを塗布する。

スプリングを飛ばさないよう注意してスイッチを組み上げた後、サイドスタンドに取り付け、車体にスタンドを固定して作業完了。慣れれば、作業時間は30分も掛からない。


六角レンチは短いので、めがねレンチを使ってトルクを確保。
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イタリア・スイス個人旅行記(7)~ローマの3日間

2011-07-28 09:02:23 | 海外旅行
ローマは、20年ほど前に一度訪れているので今回はヴァチカン博物館とボルゲーゼ美術館の作品鑑賞が一番のお目当てです。1日目は、ホテル近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を皮切りにコロッセオまで、午後からはボルゲーゼ公園、パンテオン、ヴィットリアーノを眺めながらの街歩き、かれこれ5,6時間歩きました。 2日目は、ヴァチカン博物館を見学、3日目は、ローマ国立博物館と夕刻に予約していたボルゲーゼ美術館といった具合で余裕のある3日間でした。
ローマは有名どころばかりですし、美術館は写真撮影禁止のところが多いので印象に残った作品など一部を簡単にご紹介します。

テルミニ駅からコロッセオに向かう途中にあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。4世紀、法王の夢に聖母マリアが現れ、今晩雪の降ったところに教会を建てるようにとお告げあり、8月にもかかわらずここに雪が降ったとの伝説があるそうです。


ローマの象徴、コロッセオ


パンテオンの天蓋開口部から丁度日が差し込んでいて幻想的な雰囲気でした。 建てられた当時、天蓋内部は金箔で覆われていたそうで、写真(右)のように明るく輝いていたことでしょう。
 

ナヴォーナ広場のベルニーニ作「四大河の噴水」、4つの大河を擬人化した4体がダイナミックに表現されています。横は「ムーア人の噴水」。広場は、休憩がてらくつろぐ大勢の観光客で賑わっていました。
 

サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会にあるカラヴァッジョ作「聖マタイの召し出し」、光と影の描写が見事で、本当に光が差し込んでいるように錯覚させられます。


イタリア統一を記念して1911年に建設されたヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂(別称:ヴィトリアーノ)、中央の騎馬像は統一を成し遂げたエマヌネーレ2世
 

ローマ国立博物館(マッシモ宮)、特に有名なのが「リヴィアの家のフレスコ画」アウグストゥス帝の別荘で発掘されたもので壁一面の庭園風景は見事です。写真は一部だけで全長は20m近くあったと思います。2千年近く前に描かれたとは思えない描写・色使いです。


 

多くのモザイク画も展示されています。色彩が豊かで見ていて飽きません。
   

ボルゲーゼ美術館を代表するベルニーニ作「アポロンとダフネ」と「プロセルピーナの略奪」、プルートの指がプロセルピーナの肉体に食い込んでいる辺りは、とても大理石でできている思えない柔らかさが見事に表現されています。
  

ヴァチカン博物館については触れませんでしたが、最も有名なシスティーナ礼拝堂のフレスコ画以外、絵画館やラファエッロの間なども多くの素晴らしい作品が展示されていて見逃せません。今回5時間ほどで回りましたが、疲れを考えると2日間に分けたいところです。
開館時間の30分ほど前に並びましたが、既に200m以上の列が出来ていました。

ローマ観光の後は、チボリにあるハドリアヌス帝の別荘、ヴィッラ・アドリーナに立ち寄り、ラヴェンナ(泊)、パドヴァを経由してヴェネチアに向かいます。
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