熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

イタリア・スイス個人旅行記(1)~フィレンツェ①

2011-07-22 09:01:52 | 海外旅行
6月10日早朝、ミラノ・マルペンサ空港に到着後、ミラノはパスしてルネッサンス芸術の都、フィレンツェに電車で移動。ミラノからは高速鉄道「ユーロスター」で1時間45分。当初は、ミラノからレンタカーでの移動を考えていましたが、空港到着後直ぐに寝不足状態で、それも左ハンドル・右側走行は自信が無いので電車にしました。結果、車内で食事・仮眠もでき正解でした。

昼過ぎには、予約していた駅近くのホテルにチェックイン。休憩もそこそこに、早速フィレンツェの象徴「花の聖母教会」に向かいました。
この大聖堂の外壁面は、白、ピンク、緑の大理石の幾何学模様で装飾されており、また、多くの彫刻で覆われていたりと見ていて飽きません。



ドゥ-モのクーポラ(天蓋)内側には、ヴァザーリや弟子たちによるフレスコ画「最後の審判」が描かれています。ここは見学料無料にしては、見ごたえのある所でした。



ドゥ-モ前に建つ八角形をした建物はジョヴァンニ洗礼堂。町の守護聖人「聖ジョヴァンニ」に捧げられたものだそうです。

3つのブロンズ製扉の内、ミケランジェロが「天国の扉」と称賛したギベルティによる東の扉が有名ですが、残念ながらレプリカです。

この洗礼堂の内部は、「最後の審判」などを主題としたビザンチン風のモザイクで飾られていて見事です。

良く見ると、地獄に落ちた人間を悪魔が口にくわえていたりと、ユーモラスな印象です。

ジョットの鐘楼(高さ85m)は上る元気が無く、外から眺めるだけにして、シニョリーア広場に向かいました。この広場は、サヴォナローラが火あぶりの刑に処せられた場所としても有名で、その場所を示すモニュメントがあります。

ヴェッキオ宮の見所は五百人広間ですが、薄暗くて天井画はあまり鑑賞できませんでした。


最後は、アルノ川にかかるフィレンツェ最古の橋で、ヴァザーリの回廊の一部にもなっているヴェッキオ橋を見学して1日目終了です。

ホテルに向かう途中、画家を目指している若者でしょうか、道路にカラバッジョの絵を模写していました。流石、芸術の都です。


ホテルは、日程が固まった段階でネット予約サイト、Venere.comとBooking.comで予算内のホテルをピックアップのうえ、口コミ評価の高いところを選んで決めましたが、結果は、ほぼ満足の行くものでした。 現地で「Bath」というのは、日本の風呂ではなくトイレを指すので要注意。
電車の改札はセルフ方式で無人なので、プラットホーム入口、若しくはプラットホーム内に設置された黄色の改札機に切符を挿入し、自分で刻印する必要があります。これを怠って乗車、車内検札で見つかると面倒なことになるようです。プラットフォームは出入り自由なので、改札はどうなっているのか戸惑いました。
イタリア鉄道の時刻表や運賃は、TRENITALIAのホームページ、http://orario.trenitalia.comで事前に確認しておくと安心です。


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