motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

中秋節の台湾旅(3日目前半)

2018-10-07 14:52:49 | 旅行

3日目の朝です。
高雄駅近くには昔使われていた駅舎が保存されています。素敵。




高雄捷運紅線に乗車し南下、美麗島は一旦スルーし凱旋駅へ向かいました。


紅線の凱旋駅から地上に出ると、高雄環状軽軌の前鎮之星駅に乗り換えができます。
こちらは2015年に開業したばかりのライトレール路線。


ライトレールということで架線を頼りに駅を探していたのですが、この路線は駅の一部区間にある架線から停車中に急速充電を行い駅間は充電した電気で走行するそうです。
丁度目の前を行ってしまいました、ライトレールだからすぐ来るだろうと構えていましたが15分間隔だったとは…

見知らぬ地なので戸惑いましたが、地図を見て確認。
捷運橘線に乗り換えができる哈瑪星駅まで乗るので、西へ向かう形になります。
うん、間違いない。


しばらくすると、上下線列車が同時に到着。

…あ゛。

右側通行だったのすっかり忘れていました。
日本統治時代の設備を生かしている台鉄線などは左側通行ですが新設線は道路交通などと同じ右側通行です。


また15分待つのも馬鹿馬鹿しいので逆方向の籬仔内ゆきですが乗車することに。
こちらはたった2駅で終点、しかも接続路線はありません。


籬仔内に到着。
Googlemapによるとこの近くに台鉄の車両基地(高雄機廠)があるようなので歩いていってみることに。



およそ観光客が訪れることはないであろう街中を歩いてゆきます。


幼稚園の門には中秋節を祝う装飾が。
こうしてイラストで見る感じは日本の月見文化と同じですね。

しばらく線路沿いに歩きますが、線路に沿って建物がひしめいているのでレールは全然見えません。
先程乗ってきたライトレール、高雄軽軌ですが台鉄の貨物線である高雄臨港線を旅客化して誕生したもの。
今歩いている区間は今後高雄軽軌として延伸が予定されている区間、現在の段階では旅客営業を行っていない高雄臨港線の区間です。


大きな道路の踏切部分から、高雄機廠を眺めます。
臨港線という性質上滅多に列車が通らないので踏切は線路側に門がされています。


高雄機廠、草がかなり生えていて廃車置き場的な雰囲気がすごいです。
それにしても、客車や貨車がすごい。日本では見られなくなった用途のものが…

有蓋緩急車ワフや荷物車マニに相当する車両も見えます。すごい、すごいぞ…


奥には機関車の姿も。機廠内の入替用なのかな。


有蓋車ですが、換気扇や窓がたくさん空いた車両がいくつか。
おそらく、保線の方などが寝泊まりするために作られた「宿営車」というやつかと思われます。
とんでもなく怪しい雰囲気の見た目がすごい。

高雄機廠、これはおすすめです。

調べてみると、台北にも似たような感じの廃れ具合が素敵な台北機廠というのがあるらしいですね。
高雄機廠が客車、貨車を扱うのに対して台北機廠では電車、気動車、電気機関車を主に扱う工場の様です。
台北機廠は申し込めば見学もできるそうですし、博物館にする構想も進んでいるそうです。
あと、台北機廠内には、あの583系中間車が2両保存されているらしいですね…やっべぇ。


高雄臨港線の線路。
入替標識は日本と同じ形状をしています。




高雄臨港線に沿って機廠の近くへ歩いていくと、なにやらホームを発見。


機廠站と書かれた標識があることから、ここは機廠站らしいです。
調べてみると、朝夕に機廠へ高雄臨港線に職員輸送列車が発着するためのホームとのこと。








1時間ほどかけて約3km歩き、橘線文化中心に到着。


紅線との乗換駅、美麗島駅で下車。
世界で2番目に美しい駅かなんかに選ばれたことがあるらしい、すごい駅です。

ドーム状の天井に一面のステンドグラス。ファンタスティック。


駅の端には、高雄捷運の手作りモデルが置いてありました。かわいい。


駅構内にお土産屋さんがあったので寄ってみました。
印象臺灣 臺灣伴手禮專賣店。

お客さんはおらずがらんとしていたので期待せずに入ったのですが、店員のお姉さんが親切にしてくれました。
とはいえ、私は中国語が話せない。申し訳ない…

なのですが、「あ、日本の方ですか!」と上手な日本語ですごく助かりました。
色々と試食させてもらい、これは日本人の方がよく買っていきます~と教えてもらい結構色々買っちゃいました。
すごく日本語がお上手で助かりました。ありがとうお土産屋さんのお姉さん。




台北車站から台鉄で北へと向かいます。


普悠瑪自強号。やっぱこれかっこいい。


高雄から南をまわって台東方面は非電化なのでディーゼル車の自強号も見かけました。




PP(プッシュプル)自強号で北へ。彰化まで乗車します。
時間にして2時間15分。


なのですが、特急券は…


無 座

やっぱり中秋節は混みますね。台湾高鐵と同じくデッキで耐えるしかないことが決定しました。


台鉄では今でも駅弁の車内販売が盛んです。積み込み風景を撮影。
まあ、デッキで潰される身なので諦めましたが…




高雄からPP自強号で彰化へ、人権のない旅が再度始まります。




デッキには、日本では見かけることがなくなったウォータークーラーが置かれていました。
紙コップは台鉄の看板列車である普悠瑪自強号。かっこいい。

折角なので飲んでみると、お湯でした。
容器に触れるとあっちっち。何でだいこれはという感じです。

どうやら、日本で特急や新幹線についていたウォータークーラーとは若干違うそうで。
冷たい水を提供するためではなく、手持ちのお茶のパックを使ってお茶を飲むために必要なお湯を提供する目的だそうです。


昨日のホテルではお湯を提供してくれる設備がなくて諦めた、あれです。
ティーパックは持って帰りましたが鞄の奥底にしまっちゃっていたのでここで試せず。

文字で書くと一瞬に思えてしまいますが、2時間15分デッキで立ちっぱなしはかなりつらいです。
その間にインターネット予約で帰りの台北ゆき自強号を予約しました。こちらはまだ空きがあるようで助かりました。
クレジットカード支払いなのですが、私はプリペイド式のおさいふポンタしか持っておらず…
JCBブランドなので利用可能ですが、チャージ残高があと2000円ほどしかなかったのがひやひやでした。




彰化車站に到着。南国らしい英前の雰囲気。

一つ分かったことがあります。

無座=つらい

早めに予約が大事ですね。台鉄の特急は基本的に全車指定席(空いてたら座ってもいいけど)なので大事です。



先ほど車内で予約した特急券を発券。
インターネット予約のものが右上に「訂網刷」と印字されました。


彰化駅前、意外と栄えている。


線路沿いに歩いていると、彰化駅に進入する普悠瑪自強号に遭遇。




さて、彰化駅から歩いて少し行ったところが今日の目的地です。
この先は次回記事に。




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中秋節の台湾旅(2日目後半)

2018-10-01 23:25:04 | 旅行

南港駅で台鉄を降りてからのお話です。
自販機を見つけたので飲み物を購入。三貂嶺駅に自販機なんてなかったので久々の飲料調達です。


イチオシされていたコーラっぽいやつ、黒松沙士を購入しました。
駅構内の自販機なので悠遊卡も使えます。便利。

飲んでみて分かりました、この味はルートビアだ。
ルートビアとドクターペッパーをブレンドした感じの飲み物でした。
ルートビアと同じく安息香酸の香りがします。サロンパス~

私はルートビア好きなのでよかったですが、人によって好みが分かれそうな気がします。


自販機でつかえるとは言いましたが、かざしたら残高不足で買えませんでした。
しょうがないやチャージしようと機械にかざしたところ…


加値前可用金額 -16


え?

悠遊卡はある程度(カード代を割らないようにはなってるらしい)までは足りなくても改札を出られるようになっているそうです。
日本でもICカードは500円のデポジットがかかりますが、例えば不足額が250円までなら残高マイナス扱いで降りられるようにしているって感じですね。
ちょっと驚きましたが、精算機を改札内に置く必要がなく合理的な気がします。

もちろん、大幅に足りない場合は係員清算となるわけですが。






南港駅から1駅、南港展覧館へ。
ちなみに、捷運車内での飲食は禁止ですのでお気をつけて。


駅構内の広告枠にて。
保線車両の活躍がこういう形で表に出ているのは意外な気がしました。


南港展覧館からは地上を走る新交通システム、文湖線に乗ります。


南港の新交通システム~

間違えました。




貫通編成ではなく1両ごとの通り抜け不可な車両が4両連結されています。
行先は日本語と同じ単語「動物園」ゆき。






忠孝復興駅で下車します。
幹線道路の上を走る新交通システム、いいっすねぇこれ。


板南線に乗って台北へ。


台北駅で見かけた広告。
吉野家や大戸屋など日本と同じお店はたくさん見かけましたが、まさか台北で鈴鹿サーキットのコチラちゃんに遭遇することになるとは思っていませんでした。
2016年に高雄にできた大魯閣草衙道という複合商業施設の中に鈴鹿賽道樂園(鈴鹿サーキットパーク)というのが誕生したそうです。
日本の鈴鹿サーキットのブランドや周辺アトラクションが国外輸出されているとは、びっくりしました。


台北に戻ってきました。目的地は地下街の一角にあるここ。
台北捷運商品館、捷運がやってるグッズ売り場です。


特にかわいいなぁと思ったのがこのデフォルメ電車シリーズ。ニコニコ顔でかわいい。






何故か台湾だけでなく、世界各国の高速鉄道や日本の新幹線もありました。


私が購入したのはこの4種。すべてに解説カードが入っています。
プルバックかと思いきや、今は懐かしいフリクション走行。
この一番手前のオレンジ自強号のやつ、子供の頃に読んでた雑誌「鉄道おもちゃ」(鉄おもに名前変更する前です)に載ってた気がします。

捷運のお店ですが台鉄の車両も普通に扱っています。
乗りたかった普悠瑪自強号と台北捷運、桃園捷運からそれぞれ1両づつ。

いやぁ、かわいいぞこれは。


あとはこれ、瑞芳駅まで連れてってくれた莒光号の牽引機関車。


…の形をした鉛筆削りです。これは面白い。

この後、台鉄台北駅1階にある台鐵夢工場というグッズショップへ。


ここはクリアファイルが豊作でした。
台鉄の特急や區間車の一覧ファイルはまだしも、「現有貨車圖集」はずるいです。オタク心がっちり掴まれちゃってます。


あと、買ってよかったなと思ったのがこちら。台湾の鉄道雑誌「鐵道情報」。
日本ほど鐵道趣味が一般的でなく普通の本屋さんにはおいてません。主に台鉄グッズショップとか模型店での取り扱いです。








今回の特集は「行包專車最後倒數?」というもの。
見た感じ、そろそろ終焉を迎えちゃいそうな荷物車特集~あと日本だとこんな感じに終わっていったよ~という感じっぽいです。


どうやら荷物車でヒヨコの輸送がされているようです。
中国語で書かれているので完璧には読めませんが、漢字を見ればなんとなく意味がわかるのが面白いです。
"隆田到新榮間上演「小雛出走記」"
これは笑っちゃいました。ちょっと内容が分かると面白いですね。ユーモアがある記事です。


グッズも満足に変えたので次の目的地へ。
指定列車が満席で予定はもうめちゃくちゃですが、とりあえず今日は高雄に行って泊まることにしました。
台湾の新幹線である台湾高速鐵道(台湾高鐵)は左榮までの暫定開業なので左榮~高雄は乗り継ぐ必要があります。
きっぷは磁気カード式。


高鐵乗り場は地下ホーム、在来線乗り場と同じレベルにあり互いに見通せます。
が、やっぱり中秋節。めちゃくちゃ混んでます。


かなーリ混んでる中、何とか乗る前に1枚撮影できました。


めちゃくちゃ混んでいるので、終点左榮駅の1駅手前の台南駅までずーっとデッキで押し潰されていました。
距離的には
台北(308km)台南(32km)左榮(9km)高雄
仙台(295km)大宮(28km)上野(4km)東京
こんな感じなので、仙台から東京に行こうとしたけど大宮まで座れずデッキですし詰め食らってましたって考えてもらえば分かりやすいでしょう。

いやぁ、しんどかった。
ただ、1駅でも座れたのは良かったです。座席とか体感してみたかったので。


表記の仕方とか、窓枠とか、基本的には日本の新幹線と一緒ですね。
気が早いのか、もう高雄の文字がかかれています


ただ、日本の新幹線の自由席にこれはないですよね。博愛座(=優先席)。
日本よりも儒教的な教えが強いとは聞きますが、高鐵にも優先席があるとは。








終点、高鐵左榮駅。




駅の中には、日本で見たことのある飲食店がたくさんありました、すごい。

 

 
ここから高雄駅までは台鉄でも行けるのですが高雄捷運が通っているのでそちらで行くことにしました。
高雄駅構内の出口案内係さんたち。
こちらは、高捷少女(たかめしょうじょ)という高雄捷運のキャラクター。かわいい。
どことなく京都市交通局を感じますが…


京都と同じで、なんか言われたのかあとだしな感じで男性キャラもいました。


地上に上がってもまだいたのがびっくり。


高雄駅の吹き抜け。ここ数か月以内に一部分が暫定オープンしたらしく非常にきれいでした。
天井の模様が素敵です。






今日のホテルに到着。
元々は夜行列車莒光616車次の予定だったので台湾に入国してから急いでネットで押さえました。

部屋に着いた時点で21:30。なんやかんややってたら22:00になってしまいご飯に困りました。


異国ならコンビニ飯でも面白いだろうと思ってお手軽に。
ホテルの向かいにあった全家便利商店へ。
入店音が日本のファミマと似てるけど若干違うのが特徴的。


ちゃんと学習してコンビニ袋を持って行ってきました。
甘口咖哩雞と壽喜燒牛肉のおにぎりを買ってきました。


袋は有料ですが、温めたお弁当は流石に直持ちできないのでじゃばら状のやつがもらえます。

この2つの合計で100NT$、日本円で374円ほどです。
安い、圧倒的に安い。


一緒に買ったお茶がこちら。
昨日は緑色ラベルの「日式緑茶」を買ったのですが、折角台湾に来たんだからと今日は黄色ラベルの「台式緑茶」にしてみました。

こっちは、とにかく甘い。なんだいこれはめっちゃ甘い。
とにかくたっぶりと加糖して飲むのが主流らしく、とにかく甘いです。
紅茶に砂糖を入れる感覚でしょうか、とても甘いです。


やばいと思い、机を見ると阿里山森林鉄道の素敵な柄のウーロン茶が置いてありました。
それならばとお湯を沸かそうとします。

が、こいつ。
持ち手のとこにボタンがあるし下にはT-fal的にセットするあれがついているのですが…

土台がない。

部屋じゅうくまなく探しました。無いんです。
なんだそれ。


あきらめてドチャクソ甘いお茶を飲みました。




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