motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

中秋節の台湾旅(3日目後半)

2018-10-10 07:21:48 | 旅行



彰化に到着し、扇形庫に向かうお話です。
漢字圏なので意味が分かる看板が多いのって改めて助かりますね。

彰化扇形庫は博物館ではなく、あくまで現役施設なので結構な頻度で機関車がやってきます。
そういった事情から、誓約書的な意味でしょうか?入口で名簿に名前を記入します。
安全は自己責任でお願いします、という代わりに入場は無料。すごい。








詰所的なところも現役施設。安全に関する掲示も見た感じ日本と同じような内容ですね。


最初に出迎えてくれるのがこのディーゼル機関車たち。アメリカンな外観が迫力あります。




裏の方には、有蓋車が一列にずらっと。
救援車とかでしょうか?


転車台付近から本線側を。
向きを変える必要のない電気機関車は少し先に留め置かれています。
昨日乗った莒光号を牽引していたE200形ですね。2枚窓でEF58感がありますが交流電機なので性能的にはEF510の方が近いのかも。



ターンテーブル周りに集まる機関車たち。
現役施設なのでこれといって柵やロープはなく、掲示に従ったうえであくまで常識的な範囲なら立ち入り自由なのもありがたいところ。




こちらは入替用機関車S300。
個人的な話ですが誕生日の車番だったのでテンションが上がってしまいました。
すぐ後ろには本線が通っています、後ろを通り過ぎるのはE200が牽引する莒光号。




撮影していると、係員さんがお客さんにここからちょい離れてなと誘導を始めました。
仕事を終えた機関車が休むためにやってきました。




くるっと回転して私の立っていた位置のすぐ隣に入りました。うおぉ。




転車台を少し上から眺めることができるようにと展望台的なものも整備されています。
大きく書かれた「安全第一」の文字。このあたり共通点は多いですね。




こちらが扇形庫側。
日本統治時代である1932年、蒸気機関車が活躍していたから使われている建物なので排煙用の煙突が伸びています。




さて、こちらがお待ちかねの蒸気機関車。DT668。
日本のD51の同一機で戦時中に台湾に渡ってきた車両です。
数年前に動態復活を果たし本線運転が可能な状態で整備されているそうです。
D51498号機に似た雰囲気の給水温め器や赤ナンバーがかっこいい。
シールドビーム化されている点など差異は多数ありますが、一番見た目で特徴的なのはカウキャッチャーではないでしょうか。
とはいえ、みためはまんまD51。すごくかっこよかったです。

彰化扇形庫、入場無料でこんな機関車たちに会えます。是非。


彰化の街を横目に見つつ駅へと戻ります。

この日の気温も高く32℃。連日晴れ続きで雨に降られないのはありがたいのですが、暑い…
機関庫は楽しかったですがずっと屋外でさすがに暑く…コンビニでアイスを調達しました。


ショーケースを見ても正直味はよくわかりませんでしたが、これは確実にあれだなと思い購入。
紅豆、こりゃつまりあずきバーですな。
硬さもそれっぽく、美味しかったです。
この手のあずきバー類、あずきバーのつもりで買うとすごく柔らかくてミルクたっぷりなのとか結構あるので。いやそれもおいしいんですけども。

お茶は、昨日の反省を生かし緑ラベルの日式無糖緑茶。日本で飲み慣れた味です


彰化車站前にて。高速バスもたくさん行きかっていました。


彰化から北へ、自強号で台北へ向かいます。
列車はPP自強号かと思いましたが、どうやらこれではなく背後に見えているクリーム色の車両のようです。




乗車するのはこちら、基隆ゆき自強130車次。
今まで見たことのない箱型の自強号でした。


いろんな国の車両が混在している台鐵。このEMU300はメイドインイタリーです。
元々は西部幹線の最速列車として君臨していたそうですが、台車不具合によって最高速度を規制されたうえ現在では彰化~基隆などの限られた区間のみで運行されているちょっとかわいそうな子だったりします。
不具合が起きたのならメーカーに修理を依頼するのが普通ですが、残念ながらイタリアのソシミ社はすでに倒産。メーカーのサポートが受けられないという…


混むとやばいと思って早めに指定を押さえましたが、乗り込んでみたらめちゃくちゃすいていて驚きました。
恐らくですが、この自強号の数分前に出たPP自強号が臺中廻りの山線経由なのに対し乗り込んだこちらは海線廻りであることがすいていた一因なのかもしれません。

前回記事でも紹介しましたが、車内販売で駅弁を売りに来ます。
最初にきた車内販売は日本の新幹線で見られるようなカートではなく、台鐵排骨便當一種類のみのは入った段ボールを抱えて売りに来るのみ。
まあ、これが欲しいわけなので困ることはありません。


ただ、言葉が分からず値段がよくわかりません。100NT$紙幣を渡したところ40NT$返ってきました。
60NT$ということは約220円。
え、駅弁1つ220円?ほっともっとののり弁より安いんですけど…!とまずは値段に驚きました。


こちらが購入した台鐵排骨便當。温かい。
冷めたご飯を食べる文化がないらしく、駅弁であっても温かい状態で販売されます。
駅で売られているのを見ましたがコンビニのホットスナック用みたいな保温状態で売られていました。


パッケージはこちら。昨日行った平渓線十分駅ですね。


中身はこちら。絶対うまいやつだ。
メインは骨付きの豚肉、これを排骨と呼ぶらしいです。
そして煮卵、厚揚げ豆腐、ブロッコリーとお漬物。
具材自体は日本でも見たことある感じですが、温かい弁当とか骨付き肉の感じとかが台湾なんだなと思いました(適当)

うまかった。

ただ、車内にテーブルはないのでお膝で食べることになります。
そんなに困ることはなかったですが。






座席を確保できているので2時間50分の乗車も全然苦ではありませんでした。やっぱり無座はつらかったんだなぁ。




今回のお宿はこちら、台北車站から近いと思ってたらそうでもなかった。
松江南京の六福客桟です。一応フロントで日本語が通じます。








取り敢えずホテルに荷物を置いてきてから、台北車站に戻りお土産を買い漁ってきました。

ホテルの最寄り駅である松江南京なんですが、台北からだと1駅乗って乗り換えて1駅乗った先にあり距離の割にめんどくさい位置です。
なので、乗換をなくすべく北門駅まで歩いてみました。




台北車站周辺ということで繁華街なのですが、北門周辺に来ると古い建物がちらほら。
初日に見た東門と同じような形で北門が保存されています。




何の知識もなく、乗り換えめんどくさいしと歩いてきたわけですが何やらすごく立派な建物を発見。
正面には台鐵のシンボルマークが入っています。

こちらは、台湾総督府鉄道の旧庁舎とのこと。レンガ造りが立派で素敵。
現在は修復作業の真っただ中のようで近いうちに博物館となる予定らしいです。

適当に散策していてこんなすごい建物を発見するとは、いいもの見れました。

明日はついに帰国日…名残惜しい。




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↑バスの同人誌です。

(おまけ)


台湾のコンセントは基本的に日本のものがそのまま使えます。
が、このホテルのコンセント極端に穴がガバガバで困りました。ペットボトルで支える光景。
コメント
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