motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

松本・上諏訪巡りの旅

2020-04-04 18:16:00 | 旅行
2020年1月31日に行ってから丸2か月以上放置しておりました旅行についての記事を今更ながらご紹介しようかと思います。
普段はあんまりこうやって溜めることはせずすぐに記事化しているのですが、今回は動画を作る素材集めという目的もございましてそっちの制作を優先していました。

【宣伝】DOGFIGHTで北陸新幹線の駅名を歌う


ちょうどお外出れない期間に突入したことですし思い出しながら記事にしていこうと思います。
まず時系列の補足をしておきます。記事の順番がぐっちゃぐちゃなので必要であればリンクから飛んでいただけると多少はわかりやすくなるのかもしれません。

・1/21 自宅 「機材と動画編集」
・1/22 東京→磯部 「北陸新幹線5th取材の旅」
・1/22 磯部→金沢 「北陸新幹線グランクラスに乗車」
・1/23 北陸滞在 「北陸の地で新幹線を撮る」
・1/24 自宅 「見事なフラグ回収」
・1/31 金沢→甲府【👈イマココ】
・2/1 甲府→静岡 「ゆるキャン△梨っ子号乗車記」


さて、まさか2週連続で金沢に来ることになるとは思っていませんでした。
元々梨っ子号の兼ね合いで甲府に行くことは決まっていたのですが安さを取ってバスかなぁとか思っていました。
いやぁ、音声録りに行ったのにまさか取り込みミスって吹っ飛ばすとは…

まあでもちょうど甲府に行く用事があって助かりました。ついでで北陸新幹線乗れますからね。


今回は別に金沢に前泊する必要もなかったのですが、仕事終わりで一旦家帰ったり翌日早起きしたりがめんどいなーと前日のうちにしらさぎで向かいました。
駅から比較的近い位置にある快活clubをこの日のお宿としました。
今まで快活clubには何度もお世話になっていますが、鍵付き完全個室は実は初めての利用でした。
扉がビシーッと並びます。これは完全にホテル感覚ですね。
この点は下手な鍵無し騒音カプセルホテルより優れているんじゃないかなぁとか思います。


部屋は、まあ狭いですよね。
広さ的には快活clubのフルフラットシートとかと同じ、ネットカフェ基準で考えればまあ普通な広さでした。
ただ、謎のヒーリングミュージックが流れ続け明るい状態が続く今までのネットカフェとは全く違う快適さでした。


ドリンクバーなども備えていますが、残念ながら部屋に持ち込むことは固く禁じられておりドリンクバー前のフリースペースで飲むこととなっています。お食事も同様。
但し、コンビニなど自身で買って持ち込むものについては部屋で食べていいということになっているそうです。はてな?


こういった掲示がされています。不思議ですねぇ。
ここで、旅館業法とか風営法についてググりだすのがオタクの探求心。

どうやら、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)に定めのある接待飲食等営業3号営業に違反しないようにこういうことになっているんだと思います。
外から見えにくい狭い部屋で食事提供をするとキャバクラなどと同じく風営法届出対象になり、出店できる範囲など制約が出てくるためあくまで解放空間で飲食を提供する飲食店(カフェ)の一角に飲食提供を行わない部屋を設けているという扱いにしているんだと思います。

だったら旅館業法を適用すればいいじゃないかというところですが多分それをすると値段がこれほど安く設定できないんでしょうね。
一番簡単なところで言えば、旅館業法適用となると寝具の提供が必要になりますし基本的には部屋ごとに採光用の窓を設ける必要も出てきます。
そういう点を踏まえて考えると、確かにネットカフェは布団は提供されていません。
"ひざ掛け"や"クッション"は貸してくれますが決して"布団"や"枕"は置いてないはずです。

なるほど、そういう理屈でこの施設が営業できているのねなんてことを考えたりしながら個室を利用させていただきました。安くて快適。


ちなみにここの快活clubには無料で使えるシャワーも備えられています。
シャワーは他の快活でも見たことがありますが、ここまで広くて快適なシャワー室は初めてでした。なんだこれ。
タオルやシャンプー等も備え付けられていますし、お風呂入れなくてもこれだけあれば十分です。これはかなり高評価でした。


お会計はハイテクな自動精算機で行います。
入店の時もこれを使ったのですが分かんなかったので店員のお姉さんに聞きました。
ICカードが出てくるのでそれをストラップ式の首下げホルダーに入れて部屋の鍵やら精算時のアレやらに使うみたいです。はぇーすっごい。

そんなわけで最初からワクワクする施設に行って楽しかったです。これは記事が長くなる予感がしますね。






北陸新幹線に乗って長野県に向かいます。
グリーン車、グランクラスに関してはこないだ乗ったので大人しく普通車自由席にしました。


今回も車内販売でグランアグリを調達。おいしいです。
金沢駅の土産店では最近置かなくなってしまい、「グランアグリ ひゃくまん穀BEER」という赤色の缶しか置いていないのですがあれは別物です。
ひゃくまん穀というお米を使ってはいるもののメインは六条大麦で、小麦の甘みを感じるヴァイツェンとは違い結構苦めの味となっています。

私はですね、にがいおさけのおいしさがわからんのです。
小麦のビールは甘めで美味しいなってことで楽しみにしているわけなのでこれからも車内販売等では継続して発売してもらいたいなぁと思います。
缶のデザインも北陸新幹線の乗車をさらに楽しませてくれる素敵なデザインですよね。




降りたのは長野駅の1つ手前、飯山駅です。野沢温泉スキー場に近いことから国内外から多くのスキー客の方がやってきているようでした。
恐らく積雪量は例年に比べかなり少ないものと思いますが、結構吹雪いていたので外に出るには結構厳しい気候でした。


ここから普通列車で長野駅を目指します。
似たようなルートで以前観光列車おいこっと号に乗った時の記事があるのでよろしければこちらもどうぞ。

さて、なんで長野駅まで新幹線で行かずに飯山で降りて飯山線で長野まで行くんだということなのですが…


信州ワンデーパスというおトクなきっぷが売っているのでこれを使ってみようと思ったのです。
新幹線で長野まで行った時の特急券とか比較はしていませんが、今回の利用だと正直そこまで安くはなっていない気がします。
飯山から豊野経由で小淵沢までの乗車券は通常2,860円なので安くはなっていますがただまっすぐ進んだだけなので前後の区間と通しにして普通乗車券の遠距離逓減性の恩恵を受けておいたほうがトータルではおトクになっていたということもあるかもしれません。
ただ、確か豊野‐長野のしなの鉄道線を含む通過連絡運輸は範囲が限られていたはずなので、おいこっと号に乗りたいときとかは使えるかもしれません。


長野駅にて、信濃鐡道EMU115型電聯車が留置線に止まっていました。結構似合っている気がしますやっぱり。


長野駅ではすぐに乗り換え、普通電車で松本へ向かいます。


姨捨を越えさらに南へ


松本駅に到着。E127って大型のトイレ設備がある影響なのはわかるんですが荷物電車みたいな窓割してますよね。


松本は雪が全然ないようで、駅前の雪像も溶けてしまいそうな感じでした。


駅前では松本タウンスニーカーのポンチョを発見。
どうしても最初に見た蕁麻疹草間彌生デザインが強烈すぎて…こういう落ち着いた色の子もいるんですね。

おなかすきました。以前上田で入ったことのあるからあげセンターでお昼を頂くことにしました。
松本名物の山賊焼きは外せないなぁと思っていたのですが、折角信州に来ているので野沢菜ごはんや蕎麦も気になるところです。
幸いにも今朝はおにぎりを少し食べただけでおなかに余裕があります。


豪華にも山賊焼き、野沢菜ごはん、そばが全部付いてくるセットがあったのでそれを注文してみました。
見ていただいてわかるかと思いますが、かなりのボリュームがあります。
おいしく完食できましたが苦しくなりそうなの量があります。ご注文の際は覚悟の準備をしておいてください。
他にもいろいろなメニューがあるのですが、やっぱこの信州らしい組み合わせは食べておきたかったんですよね。


おなかいっぱいなのでちょっと歩いて運動でもと思い松本城へ向かいました。
駅から1‐2kmほど離れているのもあって今まで来たことがなかったんですよね。


天守閣と石垣がお堀越しにびしっと決まっていてかっこいい気がします。


鳥さんもいました。こういうの撮っちゃうんですよね。

さて、ここから駅に戻ります。
歩くにはちょっと時間がかかるけれどバスに乗るのも面倒な半端な距離です。
松本タウンスニーカーのバスで行くと乗車時間約10分、200円の距離です。


ただ、先にもっといい手段があることは調べておりました。
松本市内にはHELLOCYCLINGのステーションが整備されています。
松本城の近くにある松本市役所本庁舎にてレンタル。


松本駅前にステーションがあるのがとても助かります。
比較的平坦な道ですが、電動アシスト自転車の蹴っ飛ばすような加速は乗っていて楽しいものです。
エリアによって料金設定が若干異なりますが、松本は15分当たり60円の設定。駅まで9分の利用ですので60円の引き落としのみです。安い。
シティサイクルとして使い勝手が非常にいいなと思いました。もっと広まれ。






松本から中央本線を進み、今度は上諏訪に向かいます。
特急で1駅20分とかなり短い区間に750円の特急料金がかかりますが少ない普通列車を待つくらいなら乗ったほうがいい気がします。




上諏訪駅、昔ながらの平屋の駅舎が立派です。大きな看板もいい雰囲気出しています。


上諏訪といえば温泉地、ホーム上に足湯があることでも有名な駅です。


もちろん温泉目的できたわけですが、取り敢えず先に諏訪湖を見に行きます。
冬には氷が張ることもあるようですが、暖冬の影響もあり全然そんなことはなさそうでした。
ただ風は強めで寒かったです、はよお風呂行こ…


諏訪湖のすぐ近くに建つやたらと立派な建築物、


上諏訪周辺でお手軽に日帰り入浴しようと探していたら見つけたのがこちら、入浴料750円と特別安いわけではありませんがかなりすごそうな見た目をしています。


この西洋風の立派な建物は名前を片倉館と言い、かつて絹製品の輸出が日本の経済を支えていた頃に富を築いた片倉財閥が社会貢献の一環として1928年に建設したもの。
既に90年を超えるかなり歴史的価値の高い建物となっています。
片倉財閥についてよく知らなかったのですが、民営化後の富岡製糸場を閉業まで経営していたということで「シルクエンペラー」の名がつくのも納得な力を持っていたことが感じ取れます。
片倉の本拠地である岡谷市には製糸場は残されていないようですが、事務所跡やここ片倉館などが今も保存され国指定重要文化財に指定されています。
国指定重要文化財に指定された現在でも温泉施設として使われ続けているというのが凄いところです。

また、閉業後の富岡製糸場を解体したり売却したりせずに製糸業文化の保存に積極的に努めたことが功を奏し2014年には世界遺産への登録がされました。まさかそこに繋がってくるとは…


残念ながらお風呂なのでパンフレットの画像を使ってご紹介します。
中世ヨーロッパ風の大浴場で底には玉砂利が敷かれています。
端は階段状になっていますが玉砂利の敷かれた中央部は深く、立って入浴してちょうどいいくらいに作られています。

さて、何も下調べせずに温泉行てぇなぁと上諏訪に来てここを選んだ私は予備知識が全くなかったのですが、この建物見たことがあります。
忌み嫌われることの多い漫画の実写化のうち数少ない成功例ともいえる「テルマエ・ロマエ」でロケ地のひとつとして使われた場所とのこと。
確かに雰囲気はまんまあの世界観です。こんな建物が日本にあったとは知らなかった…
また、この旅行では翌日2/1の「ゆるキャン△梨っ子号」に乗車するついでという面が強いのですが、そのゆるキャンでも片倉館の千人風呂は登場しています。高ボッチ高原キャンプの帰りにちらっと出てきたところですね。

そんな感じで思いがけず有名な建物だった片倉館。かなり素敵なところでした。


とりあえずこの日は甲府まで向かえばいいだけなので時間を気にせず駅へ向かうとちょうど上りの特急が行ってしまいました。無念。
学生さんの帰宅時間に被るので普通電車に乗るのはなぁと思っていたのですが仕方がありません。






混雑しており座ることはできませんでしたが、車窓から見る山々や旧線の鉄橋など飽きることのない景色が楽しめたのでまあ良しとします。




もうすぐ日が暮れるかなというタイミングで小淵沢駅に到着。
乗り換え時間に少々余裕があったので改札を出てみたところ、駅舎の屋上に展望台が用意されていることを知りました。


案の定めちゃくちゃ寒くてカメラのボタンを押すのも辛く速攻で戻りたいのですが、ここから見える景色は確かに素晴らしいものでした。
日没時間とほぼ同時に到着しましたが、まだ明るさが残っていたのもラッキーでした。


小淵沢駅の屋上展望台からは富士山も望めます。
夕日を受ける富士山、これだけ綺麗に見ることができるとは知りませんでした。
手が悴んで大変でしたが、今写真を見返してみると寒い思いをしてでも行ってよかったなと思うものです。






普通電車でもうしばらく進み、甲府で宿泊しました。

おわり


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↑バスの同人誌です。

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