motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

旧正月の韓国ソウル旅行1日目 後半(水原→ソウル)

2019-02-15 17:39:19 | 旅行





首都圏電鉄1号線で水原駅まできました。
この先ソウルまでを後編として書いていきます。

なお、先にお詫びです。
前回の記事ですが、自動改行機能を誤って一度オフにしてしまった影響で[<"BR">]がすべて二重についてしまいめっちゃ改行しまくる文章になってしまいました。
自動改行の選択ボタンと記事の公開非公開の選択ボタンが近くて紛らわしいんですよ…
以後気をつけるようにします。




結構大きな駅ですね、駅前に大きく国旗が掲げられているのはお正月だからっぽいですね。


おでんだけではおなかが減ったのでコンビニでおにぎりを調達。
初韓国の時にお世話になったコンビニ飯ですが、日本語が書いてあるのがめっちゃ助かるんですよねぇ。






水原から客車列車ムグンファ号に乗車します。
この座席の広さ、シートピッチが伝わるでしょうか?
かなり贅沢に配置されているがために、KTX登場時はかなりあちらが不評だったという話は前回しましたっけ?




行先はソウルではなく、在来線特急第二のターミナルである龍山駅。
ソウル駅の隣なので在来線特急は全列車停車かと思っていたのですがそうでもないようです。

大邱や釜山行きの系統(京釜本線)は主にソウル駅に、その他の方面(麗水、光州、全州など)へ行くターミナルがこちらと行先ごとに振り分けられているそうです。
KTXの一部も龍山駅に停車しますが、この構造から考えると京釜本線系統ではなく麗水EXPOなどに行く一部系統のみなのかもしれません。


ここから再度首都圏電鉄1号線に乗換。
京釜本線にずっと沿って緩行線として走る首都圏電鉄1号線はこの先ソウル駅の直前まで基本的には並走、ソウル駅手前で地下に潜りソウル交通公社の路線に直通します。
ただ、国鉄から地下鉄に直通しても同じ「首都圏電鉄」として利用できるため運賃は通算となるのが便利なところ。

また、国鉄線は交流に対し地下鉄は直流であるため首都の駅の直前にデッドセクションがあるのが面白いところです。
もしかしたら世界一通過本数の多いデッドセクションなのかもしれません。
交直流車両って単価が高いので基本的に輸送量が落ち込む境界駅(取手とか)に置くべきなんですが、これは北千住の手前にデッドセクションがある感じです。たいへん。


地下鉄のソウル駅で4号線に乗り換えます。
首都のメインターミナルなのでもちろん降りてみたいところですが先にホテルに荷物を置きに行くことにします。
今でこそ漢字表記で「首尓站」と書かれていますが、2005年までは
「ソウルは韓国文化特有の地名であり旧来の文化である漢字で書き表すことはできない」
という形でハングル文字の誇りという意味合いを持っていたようです。

ただ、そうなると漢字圏の人たちは困ってしまいます。
多言語表記を始めたものの、首都のターミナルのみ「서울驛」と表されるとなるとうーんというわけです。
もちろん、英語表記で「Seoul」と書かれてはいるのですが…

このため、中国や香港、台湾などの航空各社は長らくソウル行きを「漢城(汉城)」と表記していました。
漢城というのは朝鮮王朝時代に使われていた名称であり、そうなるとハングル文化の誇りとして漢字表記をしなかったのが裏目に出る形となってしまいます。

多言語表記の必要性などからこうした問題が次第に出てきたため、2005年に新たな漢字表記として「首尓(首爾)」という表記が正式に決まったというわけです。
Windowsの変換ソフトウェアであるIMEではソウルと入力した候補にちゃんと首爾が入っていました。

列車に乗る時、ハングルが分からないので「首都っぽい漢字表記のあるほう」ってソウル方面を見分けられたので個人的には助かりました。


今どのあたりなのかなぁと路線図を見てみましたが、全く分かんねぇや…
かなり広い範囲で首都圏電鉄として一体運行されちゃってるためにえらいことになっています。


乗車中の路線のみの路線図もちゃんとあるのでこっち見た方が分かりやすいですね。


ハングルは分からないので中国語の漢字案内が助かります。
東大門歴史文化公園駅で下車します。


駅にはこんな掲示がされていました。読めないですが多分お正月臨時ダイヤのお知らせかと思います。


地上に出ると、これが多分歴史公園なんですね。


今回の宿がこちらとなります、東横イン東大門1です。


韓国って結構東横インが進出してるんですよね、日本人としてはとてもありがたいことです。


今まで持っていなかったですが、ついに東横インメンバーズカードを作っちゃいました。
日本国内でももちろん共通で使えるものですが、裏面がハングルの韓国仕様。うわぉ…




やはりフロントで日本語が通じることや日本型コンセントやお風呂がついている(湯船につかる文化がない→普通はシャワーのみ)安心感は大きいですよね。
東横イン名物の全店舗カードもありました。


日本人旅行客が多いのか、一部日本語そのままのポスターも見られました。
部屋のテレビやエアコンは韓国製のものでリモコンも当然ハングル仕様でしたが日本語対応表が置いてあって非常に助かりました。

東大門エリアには東横インが徒歩3分ほどの距離にもう1棟建っており,日本人観光客が泊まるならここといった感じですね。
近くのセブンイレブンもそういった事情からか、日本語が少し喋れる店員さんでびっくりしました。

東大門歴史公園駅っていうのがまた観光客に便利な位置だと思いました。
ソウル駅から地下鉄4号線で4駅、7分で着くのが便利です。
また、その間に有名観光地である明洞(ミョンドン)を通るのがポイント高いですよね。美味しい韓国グルメを食べるならここという感じの場所だったはずです。
特にグルメしに来たわけではないのですがソウルの観光についてガイドブックを開くと、というか多分表紙の時点ででかでか主張してくるのが明洞という地名なので流石に覚えていました。




ホテルに荷物を置いて、ついでに充電と荷物の整理をしていたら日が暮れていました。気づいたら19時。
早めに行かないと晩ごはんが食べられなくなっちゃいますね、急いでソウル駅へ。






ソウル駅の旧駅舎のすぐ横には線路をまたいで両側を結ぶ遊歩道が整備されています。
実用性よりも観光地としての性格が強い遊歩道な気がしました、とても素敵なイルミネーション。


このイルミネーションは音楽がテーマになっているようで音符の装飾や自由に弾けるピアノの設置などがされていました。
また、いろんな曲のセリフが書かれていました。世界に一つだけの花のセリフをここで見ることになるとは。




ここから見るソウル駅のライトアップ、とても綺麗でした。
この立派な造りのソウル駅旧駅舎、元は南満州鉄道が朝鮮総督府鉄道を運行するにあたって朝鮮半島の玄関口としてふさわしい駅舎にと作られたものだそうです。
日本統治時の名前は京城駅と称していました。今でも路線名は京釜線と名乗っているのは当時の名残ですね。

京城というのは、朝鮮王朝時代の都の名前である漢城を改称し日本で都を表す「京」に変えて誕生した地名です。
日本で、というよりは中国の文化(北京、南京など)を引き継いだ日本が採用していたというだけな気もしますが…

先程ソウルと首爾の話をした際に朝鮮王朝時代の文化を改めようとする動きを紹介しましたが、日本統治時代の文化はそれよりも排斥しようとする動きが盛んなようです。



あ、予め言っておきますが別に私は韓国嫌いなわけでもなくその文化を否定するわけでもありません。
ってか嫌いだったら旅先に選ばないですしね…w


そんなわけで、日本統治時代の建築や文化、地名などは排斥される傾向が非常に強いようです。
曰く「屈辱の歴史の象徴」とのことで、仕方ない感じはします。

台湾では総督府や高雄旧駅舎などが「解体しようとしたら惜しむ声が多数」あって保存されているのを考えると国ごとの違いって出るもんだなぁという感じですよね。


そんな文化においてこの旧京城駅が保存されているというのはすごいことだと思うんです。

事実、朝鮮総督府についてはそういった事情から保存されることなく解体されて現在に至っています。
ただ、この駅舎については歴史的価値があると評価され保存されることが決定。韓国鉄道公社から文化財庁へ所有権が移されたとのことです。


そしてこちらが現在の駅舎、ロッテデパートが主張しているのが韓国を感じますね。


駅舎内はとても広くて素敵。首都の駅だけあって多くのお店が入っています。
ただ、ロッテデパート本館などはお正月休みのようでした。

ところで、皆様お待ちかねの私のお財布事情ですが…
お金が無くなって帰れなくなっては笑えないので予め明日の帰りのきっぷを買ったところ残金が約30,000ウォン
日本円で3,000円ほどになってしまいました。これからお土産も買いたいですし晩ごはんと明日の昼ご飯も食べたいのに…

毎度のようにピンチになるのどうにかしたいのですが、いいネタになると思っちゃうのがよくないんですよね。
いやー、日本を出るときに「あんまたくさん持ちあるいてスられてもかなわんしなぁ」と2万6千円しか下ろさなかったのが間違いでした。
口座にはまだまだお金があるのに…やってしまった。

ただ、今回の私にはクレジットカードという強い味方がいます。
今までAmazonでポチるときとかe5489できっぷ買うときとかしか使ったことがなく…
ネットで決済を済ませるときって、購入の際に必要なのは3桁のセキュリティコード入力と場合によってはスマホで受け取った確認コードを入力するくらいで暗証番号って使ったことがありませんでした。
海外でクレジットカードを使って現地通貨を下ろす海外キャッシングを利用するには暗証番号というのは必須になります。

やばいなぁと思い試しに多分あれだなというのを入力してみるも「違います」と弾かれてしまいました。
仕方ない、暗証番号の照会をしようとカード会社のサイトを見たところ、セキュリティの観点から確認は郵送でのみとのこと。


詰んだ…




ただ、基本的なことを忘れていました。
海外キャッシングには暗証番号が必須ですが、ただのクレジット決済ならサインで大丈夫なわけです。
また、コンビニなど少額であればサインも不要で使えるらしいです。

日本の感覚だと晩ごはんやコンビニ程度でカードを切るという感覚があまりなく、というか今までカードをネットショッピングでしか使ったことがなく基本の使い方をすっかり忘れていました。

また、韓国ではキャッシュレス化が進んでおり(というか日本が遅れすぎてるんだろうなぁ…)サインも紙に書くのではなくタッチペンで専用のディスプレイに書く方式となっていました。
その上、ICチップを搭載したクレジットの読み取り端末も今回利用したお店の全て、さらに駅構内の自販機までもが装備しているのには驚きました。
磁気コード式のカードですらすでに古い、セキュリティ的に弱いといったことなんでしょうね。
だから日本で偽装クレジットカードを使うっていうニュースをたびたびニュースで見るんですね

そんな訳で残金3,000円限界旅行は回避できまして、以降の晩ごはんやお土産購入、コンビニなどはすべてカードで決済しました。便利だ。




駅舎を見て回った後、先程の遊歩道が線路と反対方向に続いていることに気づいたので端まで歩いてみることに。
すると、よくわからないところに出ました。


結局どこ歩いてるんだと思いつつふらふらと歩いているとにぎやかな通りに出ました。
どうやら、明洞まで歩いてきてしまったようです。






おなかが減ったので適当なお店に入ってみることにしました。
日本語メニューがあることからも伝わるかもですが日本人観光客がよく来るお店なのでしょう、というか明洞自体が日本語表記に広く対応している気がしました。


美味しそうだったのでダッカルビ板チャーハンを注文しました。

(相変わらず片言英語で分かった範囲内での会話ですが)店に入ると
「(2人分のお水を用意しつつ)お連れさんいつ来るんや?」
「一人で来たんやで」
「まじか一人か、うーん…分かった」
「(なんで渋い顔するんや…)センキュ」

なんか、店内見る感じどう見ても一人で入れる雰囲気のお店ではありません。
海外ならある程度の恥は気にしないスタイルで来ましたが、結構な率で日本人女子二人旅系な方々がいます。Oh…

本当はお一人様NGな店だけどみたいなことだったらすいません。言葉が分からなかったのでどうかわかりませんが。

「日本人やろ、これチーズ入ってへんけどええんか?」
「別にええで」
「辛いけどほんとにチーズいらんのやな?」
「ええんやで」

そんな感じで入念にチーズがいらないのか確認されました。
辛いのが得意というわけではないのですが、本場の味、オイシヨ!という感じでやっぱノーマル食べるべきなのかなぁという考えで。


ダッカルビは、例えるならお好み焼き屋さんの鶴橋風月みたいに店員さんが目の前の鉄板で調理してくれます。


こちらが完成品、サラダはセルフサービスでした。
やはり辛いですね…
ただ、観光客を意識したお店だからかまだ完食できる辛さでした。以前食べたトッポギみたいにシャレにならないほど辛い代物では無くて助かりました。

最初の調理前の画像に映っていますが、バターが効いていてとても美味しかったです。
油とか米とか外国のもので口に合わないなどもなく、食文化の近さを感じました。ただ、辛い。

セルフサービスのサラダにはキャベツやキムチの他にたくあんがありました。
漬物文化のある韓国、基本辛いみたいなとこがありますがたくあんは甘めで安心できます。

ごちそうさまでした。


その後、近くにDiscount!とでかでか書かれた「超市スーパー」というお店を見つけたのでお土産類をたくさん買い込みました。
その中で購入してきたのがこちら、前から韓国のコンビニでよく見かけていたのでなんやこのクソかわいいのは?と思っていました。
街中では若者だけでなくおじさんでも飲んでいるのをよく見かけました、気になって買ってみました。

これがですね、バナナウユというそうです。音は日本語とほぼ同じでバナナ牛乳のことです。
結構有名だそうですが残念ながら私は知りませんでした。
それにしてもかわいいデザインですよね。

甘くて、どこか懐かしいバナナ牛乳の味。
辛い料理が多い韓国、そのあとに口を中和してくれるという意味で頼れるお供だなと思いました。
決して高級感のある感じではなく、どちらかといえば懐かしい味なのですがそれがいいんですよね。








明洞駅はやはり観光地、日本語表記もされていました。


そんなこんなでホテルに戻りました。
こちらはホテルのすぐ近くのセブンイレブンで買ってきたやつになります。
後ろにさっきのバナナウユもちらっと写ってます。


この緑色の瓶も前回の韓国旅行でコンビニに立ち寄ったときからなんなんだろうなぁと謎に思っていたものになります。
多分酒だろうなぁとは思っていましたがどういった種類のものなのかが分からなかったので…
直飲みはあれかなぁと思ったもののあったのが東横イン備え付けのマグカップだけだったので見栄えはあれですが許してください。

パッケージからしてグレープフルーツがうまそうだったので買ってみました。
必死にハングルを入力してみると、ハイト眞露という会社の商品だそうです。
お酒に詳しい方ならカエルのマークを見て分かるのかもしれませんが私は知りませんでした。JINROというブランドがあるんですね。

JINROから出ているチャミスルという焼酎(ソジュ)というお酒だそうです。
(リンク貼っておくのでご参考に)

さて、ソジュというお酒が何なのかが漢字表記で完全にばれてしまいました。そう、焼酎です。
アルコール度数は焼酎の標準である25度までいかず、抑えめの12度となっています。
JINROのノーマルなやつは25度だそうですがこちらは女性向けなコンセプトで作られたためこうなっているみたいです。

これがですね、フルーツフレーバーが爽やかなうえに甘くて飲みやすいんですよ。
危険なお酒だこれは…と思いました。どんどん飲める。

焼酎とは言うものの韓国では割る文化や辛口の割る前提なお酒はほぼなくストレートで飲むことを考慮した甘めの味わいとなっているそうです。
そのため気づいたら飲みすぎちゃうという面があるみたいですね。わーお。

この(焼酎と比べて)度数低めでフルーツフレーバーで飲みやすいお酒は「フルーツ焼酎」というジャンルとして親しまれているそうです。
とても美味しかったです。街中のコンビニで普通に変えるので後で買えばいいやと思っていたのですが釜山港の免税店には置いてなかったです(ノーマルのしかなかった)
おすすめです、買うべき。


どうしても買いたかった私は帰国後鶴橋に行って買ってきました。
メーカーは違いますがフルーツ焼酎に間違いはないはずです。
そんな感じで美味しいお酒をたしなんでこの日は終了です。





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↑バスの同人誌です。
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