motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

くじらの町とT-TRIKE

2021-08-15 23:11:03 | 旅行

紀伊勝浦からおはようございます。ホテルの窓からのオーシャンビューが素晴らしい。


宿泊したビジネスホテルブルーハーバーは朝食無料サービスがあったので利用させていただきました。
紀伊勝浦では朝市の海鮮丼も有名ですので、トーストとコーヒー程度の簡素なものでもいいってことでしょうか。まあ、ないよりあったほうがいいくらいですかね。


8:20 紀伊勝浦駅にやってきました。




駅前のロータリーの雰囲気もかなりいい感じです。


駅前の観光案内所はネットを見る感じ9:00からなのかなと思いましたが、一部8:30と書かれていたので来てみましたがやっぱり閉まっていますね。
9:00まで時間があるので駅周辺を散策してみます。




また、駅前を歩いてみるとこんなものを発見。
新宮鉄道発祥の地、紀勢本線のこのあたりって結構歴史のある路線だったんですね。


駅から少し進むと、保存蒸気機関車を発見しました。
屋根付きで保存されているのはC58。結構綺麗な状態でかっこいい。


駅へ戻ってくると紀勢本線の両側からやってくる特急が並んでいました。


8:55 名古屋行きのワイドビュー南紀4号が出ていきました。
グリーン車の連結をやめ、最短2両で運転になってしまった南紀号ですが一応夏休み期間ということからか3両での運転になっていました。


南紀が発車した後は、「銀河 9:10 新宮」と表示が現れます。これもお目当てのひとつだったりします。


9:10発の銀河はお手軽に新宮駅を出てすぐのところで撮影しました。出来たら海と絡めて撮りたかったですがまあいいでしょう。
銀河自体は以前山陰コースで乗りましたが、あの時は座席車だったので寝台風の区画も乗りたいなぁと思っております。

銀河号をみどりの窓口で一般発売してくれれば、あれに乗って紀伊勝浦までやってきてその後同一行程で回れたんですけどねぇ…
旅行商品扱いだとやっぱりハードルが高いというか。ウイルスさえなければ一般発売するはずだったのが悔やまれるところです。


さて、実は時系列が逆転しているのですが9:00から観光案内所が開きました。




お目当てはこちらの電動アシスト自転車。見た目からしてすごいやつです。
予め紀伊勝浦のレンタサイクルについて調べていたところこのイカツイやつを発見、これに乗るのを今回の旅の目的の1つとしていました。

ただ、この日は9時ごろからパラパラと雨が降ってきており、
「精密機械になりますので可能であればこっちの普通の自転車で…お値段も安いですし…」
と案内されました。
とはいえこんなかっこいいやつに乗れる場所も少ないのでこれ目当てであると交渉。本降りになってきたら雨宿りさせる条件でレンタル許可を頂きました。


車種が違うので何とも言えませんが、バッテリー自体はHELLOCYCLINGでおなじみのヤマハ製品。
大雨の箱根峠も漕ぎましたしそもそも屋根なしステーションも多数あるので大丈夫なんじゃないかなぁと思うのですが、高価な自転車であるため念には念を入れておくのもわからなくはありません。


レンタルしたのはT-TRIKEという電動アシスト自転車。
T-TRIKE株式会社ホームページ
やたら頑丈なフレームを生かして前輪部分に重い荷物を積むことが出来たりと色々アピールされています。


この自転車はみて分かる通り、三輪車というかなりの個性を持っています。
前輪二輪はハンドル操作に連動して傾く仕様でかなりハイテクな作りです。


ギアは回す方式ではなく、ボタン操作するタイプでした。地味にこのタイプ初めて乗りました。


そんなわけで、この超かっこいい三輪電動アシスト自転車で山を越え、太地を目指します。


紀伊勝浦から太地までは国道42号線に沿って進んでいきます。
国道42号線は途中いくつかトンネルと通ったりするのですが、旧道がサイクリングロードとして整備されておりほぼ全線にわたってかなり安全快適に進むことが出来ます。


9:30 湯川駅に到着。結構雨が強くなってきました、レーダーを見ると今後雨が強まっていくみたいなので先を急ぐことにします。


湯川駅から太地側へ少し進むとこんな感じで海をダイナミックに眺められます。
晴れていれば最高でしたが、雨でも十分いい感じです。




湯川駅を過ぎた先も国道42号線は新しいトンネルで改良されており、旧道はサイクリングロードとして立派に整備されています。
この先に一カ所だけ階段をスロープで降りなきゃいけない箇所があるので車重が重い電動アシスト自転車としては帰り道が思いやられるところですが、全体的にはかなり走りやすくて大満足です。




海にかなり近い場所なのでカニさんもたくさん横断しています。


9:54 道の駅たいじのすぐ近くまでやってきました。
T-TRIKEの乗り心地ですが、かなり操作性が独特だなと思いました。
まずはカーブで傾く前輪。普通の自転車と違って自ら傾けているというよりかは車輪によって傾けられている感じなので不思議な感じがします。
以前乗ったピザ屋バイクのジャイロキャノピーなんかが近いのかなぁと思います。




調査捕鯨船 第一京丸
商業捕鯨が世界的に禁止されて以降、調査捕鯨であることを明確にするために大きくRESEARCHと書かれているのが色々考えさせられます。


クジラをキャッチする爪は、間近で見るとかなり大きかったです。


10:05 くじらの博物館に到着。
紀伊勝浦からおよそ1時間で到着できました。






くじらの博物館の資料館部分にやってきました。
ここはよくある水族館と違って、捕鯨を通した人間と鯨の関係が展示されています。






資料館の3階には捕鯨のための各種銃器が展示されていました。なんかすごそう。


クジラ・イルカの骨格標本が多数展示されています。
クジラとイルカって実は大きさのみの区分で厳密な違いってないんですよね。主に4mを越えるかどうかで分けられているようです。


10:30から屋外でクジラショーが開催されるということなので見に行くことにしました。
それにしてもとんでもない豪雨ですね…










クジラショー思ったよりすごくて見ごたえがありました。


結構お利口で芸を完璧に披露できるのえらいなと思いました。

入館券ではこの先にある海洋水族館も見られるのですが、時間の都合上断念。
普通の人なら水族館をメインにするはずですが、捕鯨銃器の歴史の展示を見ていたら時間が押してしまったので仕方ありません。


11:10 道の駅たいじにやってきました。
海洋水族館を見ても紀伊勝浦12:23発の南紀号には間に合うのですが、それを捨ててでも寄りたかった道の駅。
ここではクジラを食べることが出来るんです。

くじらの博物館周辺にクジラ食専門店はたくさんあるのですが、お値段や時間的都合を考えてお手軽に道の駅で頂くことにしました。


鯨スタミナ丼。味付けが上手なのか癖が無く美味しかったです。
鯨って多分初めて食べるんですが、なんか癖があってそんなにおいしくないってイメージがあったのでちょっと意外でした。
ごちそうさまでした。


さて、帰り道。階段区間…しんどいっす。


ただ、この階段の途中から見える紀勢本線はいい感じです。
ちょっと急ぎ目でやってきたらくろしお1号に間に合いました。
草が茂りすぎな感じはしますがパンダくろしおサステナブルsmileトレインと海を絡めて撮影出来ました。
もしかしたらもう少し上段から撮ったほうがいいかもしれませんね。個人的にはこれで満足です。


サイクリングロードを通って紀伊勝浦に戻ります。それにしても立派な道です。


ちょっと時間に余裕があったので、昨日夜に訪れた海沿いの足湯前へ。
ここには勝浦名物のビン玉で出来たオブジェが飾られています。


かなり面白い電動アシスト自転車「T-TRIKE」を返却し、特急ワイドビュー南紀6号に乗車します。
でっかい鹿避けスカートがいかつい印象を与えてくれます。


西日本区間は自由席より安いeきっぷ利用だったのですが、この先東海区間に入るとそういうこともなくなるので自由席で向かいます。
安さだけを求めて自由席にしましたが、そういえば南紀の名古屋行き自由席ってパノラマ車でしたね。


列車が波に攫われる恐ろしいアイコンの標識が現れました。こわいなぁ。


列車の車窓からは相変わらず雄大な海沿いの景色が見られます。確かに波にのまれたら大変そうです。


このあたりは海沿いなのに加え、草が生い茂っていて大自然を感じる路線でした。


うまく撮れませんでしたが、新宮駅の車庫には今朝見た銀河が止まっていました。キハ25と並んでいるのも新鮮な感じがします。


新宮からはJR東海の運転士さんに交代となりました。白い制服と制帽の金帯がポイントですね。


新宮を出て熊野川を渡ると、かつては日本一小さな村であった鵜殿村。
紀宝町に合併してからはその座を富山県の舟橋村に譲ったみたいです。
紀州製紙の企業城下町で、鵜殿港と鵜殿駅を用いた製紙産業が盛んにおこなわれていました。鉄道輸送は廃止されてしまいましたが…
名古屋に住んでいた頃は、そこまで熱心にではありませんが鵜殿貨物も撮ったりしていました。懐かしいなぁ。


行違う列車も東海地区ではおなじみの顔になりました。


ワイドビュー南紀6号を熊野市駅で下車。


熊野市駅では24時間時間を取っています。ちょうど明日の同じ列車に乗り換えとなります。
今回の旅行で一番の目玉ともいえる熊野市。この先は次回に続きます。

つづく。


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コメント (2)
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