
前回の続きです。
大宮駅から埼玉新都市交通「ニューシャトル」に乗車しました。

もうすぐ引退するニューシャトル開業時の車両 1000系の形のフリーきっぷを購入。
運賃は大宮―内宿の往復額と同額ってのもかなり大盤振る舞いな気がします。



最新形式2020系に乗り1駅先の鉄道博物館駅へ。

鉄道博物館はオープンすぐの小学校卒業時の春休みに1回連れてきてもらった以来なので…8年近くぶりですかね?
以前来た時は見向きもしていなかった入口のカットモデル、D51じゃない方のこちらは修学旅行専用電車です。
新幹線が開業するより前の時代、専用塗装を纏い修学旅行特別装備をして活躍した車両です。
修学旅行専用装備って、何が変わるんだよwって思いますが
・2+3列の横5人掛けを採用(とにかく大量輸送が求められた。途中駅での下車がない&こどもの利用→通路と座席幅を削り座席増)
・全客用ドアが自動開閉、自動施錠(一般車には手動ドアの車両が残っていた→置き去り事件発生)
・給水タンク設置(その場で飲むというよりは水筒に給水することを目的とするような感じ)
・トイレ増設(小学生とかしょっちゅうトイレ行きますよね…w)
とか割といろんなところに趣向の凝らされた車両のようです。



いざ鉄道博物館の中へ。
博物館に展示されるくらいなのでどれもストーリーのある車両だとは思いますが、すいません、さらっと写真メインでの紹介に済ませます。


交流車や交直流者が並び、東北を彷彿とさせる車両の並び。
この辺の展示は前来た時もかっこいいと思ったのですが、今回特に取り上げたいのはこの1番手前の電気機関車。


東北地方の貨物列車・旅客列車を牽引したED75です。
うち一部は青函トンネル専用装備を施され、ED79と形式名を改めて海峡線列車に使用されました。
前に北海道に行ったときに急行はまなすを牽引していた機関車がED79ですね。

鉄道博物館にはもとよりED75が保存されているのですが、訪問時に開催されていた企画展「海を航る」に関連して快速「海峡」のヘッドマークが掲げられていました。
正確なこと言えばED79なのかもしれませんが、外観はほぼ同じなわけで。

うーん、このヘッドマーク。かっこいい。
青函トンネル開業時、あくまで無料列車(広義の普通列車)を確保する意味で設定された快速「海峡」
後にドラえもんに染まったりはまなすの間合い運用になったりしたのちに廃止されました。青函トンネルと密接に関連する列車と言えるのではないでしょうか。

あと、これ凄いなって思ったのは特急富士の1等展望客車、マイテ39。
とにかく内装が豪華です。キラキラ。

屋外展示スペースには国鉄色の183系が。
オープン当初はいませんでしたが、ランチトレインとして後から展示されるようになったそうです。
にしても、オープン時からいるフレンドリートレイン(こちらも車内で食事が可能)の455系は半分屋根に守られたような場所なのでいいですが、この183系の野ざらしは酷いですね…もうちょっと修繕してほしいなぁと。
午前中に車窓に見た横川の碓氷峠鉄道文化村にはもっと悲惨なのが居た気がしますが…
お腹が減りました。

館内の日本食堂にて、乗務員賄い飯 ハチクマライス(第20弾:おろしハンバーグ)
食堂車の営業終了後に賄い飯として提供されていた目玉焼き丼だそうです。
目玉焼き部分以外はその時の余りでいい感じにしてたようで、ここ鉄道博物館でも期間を区切って内容を変えたハチクマライスが提供されているようです。
卵2つとハンバーグ、割と豪華な丼でした。結構量があってお腹が膨れました。これで700円なら安いくらいかも。
前に来た時はオープン当初だったため館内での食事を諦めたもので。これは食べておいて損はないなと思いました。

メインの展示からはちょっと離れた位置にある103系シミュレータ。京浜東北線のスカイブルーが似合ってます。

ところで、近くにこんな掲示が。
カラーリングパターンと参考色が示されている中から選び、応募結果に応じて塗り替えるという企画のようです。ほぅ。
組み合わせとは考えましたね。これならキハ183塗装になるような事態は防げそうです()


屋上の展望スペースへ。東北・上越新幹線やニューシャトルを見てきました。

メイン展示スペースを見下ろせる2階部分へ。

オープン当初は写真右の蒸気機関車C57が転車台に鎮座していましたが、現在はEF55が展示されています。
この転車台は1日2回稼働実演されるのですが、丁度15:00の実演の時間だったので見学してきました。




稼働中3回ほど汽笛の実演もあり迫力がありました。
転車台に乗った解説員のお姉さんの迫力も結構詳しいとこまで解説していて興味深かったです。
他の電気機関車と違い、このEF55形式は前後で運転台の形状が異なります。
この形状は当時世界中で流行した流線形を採用し、特急燕や富士の先頭に立って活躍しましたが、他の機関車と違って転車台が必要なことが使いづらく使われなくなっていきました。
EF55形式はその特徴的な形状からかわいらしい愛称で呼ばれ親しまれました。
…あっ、ムーミンって言うと権利的にダメなのかな?w
その他、被弾した話やイベント用として活躍した話など詳細に語られていてすごくよかったです。

鉄道博物館を去り、ニューシャトルへ。
鉄博面白かったのでまたそのうち来たいなぁと思いました。ハチクマライスがなかなかヒットだったのも理由でw

なんとなく東宮原駅へ移動。この駅で1000系の記念臨時列車の大宮行きを狙いました。
ニューシャトルなんかすごいです。引退する車両のために定期列車の間に一般旅客が普通に乗れる記念臨時列車を設定して頂けるとは。

2000系の大宮行を後追いで。
この駅は内宿側に階段があるので内宿側からの列車を狙うのは若干無理があったかもですね…



記念臨時列車の大宮行を見送りました。

大宮で折り返してきた内宿行。終点の内宿まで乗車しました。

近くで車両を見てみると、塗装は一見綺麗なものの随所にガタが出てきているのが分かります。塗装がはがれた箇所がそのまま放置されているって感じじゃないところにまた凄いなぁと思いました。

あっ、別にはまなすは呼んでないですね…

1000系の入庫前、反対ホームには2020系が入線。新旧列車の並びとなりました。

内宿にて。駅舎自体は高架下を利用したコンパクトなものでした。

大宮に戻りました。


埼京線で池袋へ。
池袋のカプセルホテルを取っていたので先に荷物だけおいて来ようと思ったのですが、疲れからか、不幸にも20時まで寝てしまう。
寝たのは2時間程度ですが、日が暮れる前にもう少し回れたなぁと。

池袋から和光市へ東武東上線と地下鉄副都心線で往復してきました。




東上線の名称列車、TJライナーも見れました。外観は普通の50000系と大して変わりませんが凝ったLEDがなかなか。


普通の志木行に乗車しました。
途中の上板橋でTJライナーを待避しましたが、待ち合わせ時間の短さに驚きました。保安システムが優れているのかわかりませんが、待たされる印象がありませんでした。


和光市に到着。夜は夜でありかも。


撮りたいと思っていたメトロの10000系。かっこいい。
この駅で撮っていて思ったのですが、毎朝千種駅で聞くJR東海の接近メロディが使われているんですね。
正式には東武鉄道が先に採用していたものをJR東海が使うようになったそうですが…
JR東海では接近メロディとして使われているのに対し、東武鉄道では発車メロディとして使用しているので違和感がすごかったです。


帰りは副都心線で。
西武有楽町線との分岐駅、小竹向原で一旦降りました。

営団有楽町新線時代の駅といった感じで煉瓦の壁が若干の歴史を感じさせます。

西武車の小手指行。どちらかと言えば東武~メトロ~東急~みなとみらいがメインルートな感があり、副都心線内で西武車を見ることは少なかったです。


ザ・営団顔といった感じの7000系で池袋に戻りました。

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