もとむら歯科通信

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国立科学博物館研修

2010-12-13 01:10:36 | 咬合療法



先週、咬合療法研究会の研修で、東京の国立科学博物館新宿分館に行き、
元国立科学博物館人類研究部部長の馬場悠男先生に、講演をしていただきました。

馬場先生は顔についての研究、人類の進化の研究、古人骨から見た日本人の起源の研究などをされています。

今、日本人は顔がどんどん華奢になり、歯列不正や、、顎関節症や無呼吸症候群などが起リ易くなって問題になっています。

今回の講演では、人類が進化するにつれて、何が起こって顔が短くなっていったのかという話をお聞きしました。
また日本人が、大きく分けて縄文人と渡来系弥生人が、混血してできたという二重構造モデルの話についても詳しくきくことができました。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/kao-ten/kao/jomon/jomon-f.html

その後、博物館所蔵の、たくさんの貴重な古人骨を見せていただきました。

古人骨、特に、江戸時代の殿様やお姫様では、現代に見られるような、顎の細さや
歯列不正などが起こっており、態癖(癖)による極端な歯列の変形もみられます。

また私たちは、縄文タイプの日本人と、弥生タイプの日本人の噛み合わせの違いに、大変興味があるので、縄文人、弥生人の頭蓋骨をワクワクしながら、しっかりと見てきました。

写真で見るだけとはやはり違って、いくつかの疑問の回答のヒントが見えて来たような手応えでした。
大変貴重な体験をさせていただきました。

この経験を、また明日からの患者さんの治療に生かしていきたいと思います。
馬場先生、本当にありがとうございました。
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