ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

できない事

2011-04-26 17:06:56 | 震災
子供たちの学校もやっと時間割通りの授業ができるようになってきて、まだまだ余震の心配などあるけれど、なんとなく調子が出てきた感じ。

しかし、福島県内の学校では、校庭や公園の放射線量の値が高く、外での活動が制限される場所も出てきている。

幸いいわき市は、風向きや地形の関係などで思ったほど線量は高くない。(って言っても、通常が0.05μsvとかなのがいまだ0.2μsvなのだけれど。福島市など中通りが盆地だからか線量が高め。)

今まで当たり前にできた事ができなくなっている事が多い。

子供達の学校の校庭、地割れがひどく校庭に出ることができない。体育館、壁が剥がれて危険で使用できない。修理するにも、今どこもかしこも修理が必要なのでなかなか学校まで手が回ってこない。

給食、給食センターが使えなくてお弁当。でも来月からはパンと牛乳の給食が始まる。あったかいおかず、ないんだなあ・・・。

通学路、途中で倒壊しそうなおうちがあったり屋根瓦が落ちてきそうなところがあったりでわざわざ遠回り。

毎年5月にあった運動会も今年はないだろうなあ。

でも・・・。

地震や放射線の影響で、今できない事が多くても、今を乗り越えればまたできるようになるのであれば、今をなんとかしのいでいきたい。

報道などで、福島県では歩いている人はみんなマスクして人影もまばらで異常な光景、と書かれたりしているが、そういう環境でそれをなんとかしのぐ為に工夫しながら生活しているのだから、仕方ないじゃないの、と思う。

郡山市では線量が高めに測定された校庭や公園の土壌を入れ替えようとしているそうだ。
工夫しながら、なんとか暮らしていこうとみんな頑張っている。

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国産ロボット(やっと)登場

2011-04-22 20:38:04 | 震災
原発事故現場で最近活躍してるアメリカのロボット。自分でドアノブを回して扉を開けて入って中を撮影したりと大活躍。
しかししかし、日本人がみんなが思った「日本のロボットではダメなのか?」という疑問。

そんな中でやっと出てきたこのニュース。

「王国の威信回復かけ・・・国産ロボット福島原発に投入へ」

事故があるまでおそらく日本人皆が”日本はロボット先進国”という意識をもっていた。
ところがどっこい、いざというこの今、アシモは何の役にも立たなかった。

事故発生当初、何かの番組で専門家が
「細心の注意と判断力が必要な現場ではロボットなんかに任せられない」
と話していたのを聞いて、(それもそうかな)と思ったものだが、最近のアメリカ製ロボットの活躍を見ると、(そうか、内部の写真をとったりビデオを回したりする仕事があるか!それなら早いとこロボットにやってもらえばよかったのに)と思う。

でも、軍事用ロボットでなければ過酷な場面ではなかなか役に立たないという事なのかなあ。
災害や事故現場でこそ、実はロボットの真価が問われるのかもしれない。

ちょっと前の記事では中国軍のロボット提供を断っていたそうだ。

これは正解。できると言ってできなくて、あとで言い訳されても困ります。

この事故を通して、日本のロボット研究もそっち方面(軍事目的?でも過酷な現場は戦争も災害も共通するものがあるのか??)が盛んになるのかもしれない。
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小康状態?

2011-04-18 13:10:12 | 震災
先週11日の余震から断水していた水道、やっと昨日復旧。1週間ぶり~!
しかし周囲の人々(うちも含めて)は皆
「油断はできない!」
と水道水をいくらかは溜めておいている。

福島県を震源とする余震は相変わらず多いが、徐々にマグニチュードも小さく、回数も少なくなってきてる様子。
どうやら余震はこれからもこんな感じで、活発な時とちょっと静かな時を繰り返しながら落ち着いていくようだ。今は小康状態?

原発の収束までの計画が発表されたが、そううまくいくのか?と心配。
大きな余震もこれからまだまだあるのだろうし、作業の途中で予期せぬ事態も当然起こるだろう。夏になれば台風も来るだろうし、防護服を着ての作業効率も下がるだろう。
本当に、収束できるのか?

不安はとっても感じるが、現場の作業に携わる人達はそれこそ大変な恐怖心と戦いながらの過酷な作業を続けているのだろう。

やるしかないのでしょう。

そして私達は、余震や天候の変化などに留意しながら、日々の生活を過ごしていくしかないのでしょうね。

先週の余震でまた1週間休校になってしまった子供達の学校も、今日から再開。明日からお弁当を持っての通常授業になる。
いつの間にか4月も半分が過ぎてしまった。桜ももう散り始め、そのうち半袖姿が登場する頃だ。
なーんにもしていない冬服の片付けなどしてみるか。
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連続余震

2011-04-14 15:19:56 | 震災
11日夕方の地震に続き、12日午後にもまさかの震度6弱の地震発生。もう、なんだよ~!

揺れ方が本震とは違って、ドンと突然突き上げてくるような感じ。この2回の地震でうちを含めてご近所では建物の塗り壁が落ちてきたり、本震では倒れなかったものが倒れたりして、皆さん
「この揺れは家が壊れる揺れ方だよね、恐ろしい・・・。」
と慄いている。

地震を予知することは不可能、といわれるが、それでも調べずにはいられない。

今回の地震についての記事。

『発生源は想定外の断層 いわき連続余震』

今回の余震は’井戸沢断層’という過去数千年で活動した形跡はなかったという断層が動いたらしい。
記事の写真を見てビックリ、震源地の上では1Mも道路が陥没してしまっているではないか。まさに”ドンッ”と地面が動いちゃったのね。

気のせいかもしれないが、今も私の立ってる場所の地下で断層が”ゴゴゴゴ”と動いているような・・・。

ああ、恐ろしや、自然のパワー・・・。
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ふりだしに戻る

2011-04-12 10:29:11 | 震災
昨日11日の地震、震源地は内陸で、我が家からほんの数キロ先だったようで、真下の断層が動いたらしい。ドーンと強い揺れがしばらく続き、1か月前の本震より場所によっては大きく揺れた。これが直下型地震というものか。

地震が来るちょっと前から、この辺りは雷。空は暗くて大雨で雷鳴が響いていて、(嫌だなあ)と思っていたところの大地震で、本当に気分的に悲しくなってしまった。
地震直後から停電と断水。そして余震が絶え間なく続き、恐ろしいので夜は近くの体育館に避難して一晩過ごした。

朝家に戻ると電気は復旧していたがまだ断水中。
いわき市は最近やっと水道復旧率が96%にまでなったというのに、またまた市内全域で断水になってしまった。はあ・・・。

昨日の地震で不安心理がまた呼び覚まされたのか、近所ではまたまたガソリンスタンドに行列ができていた。
大震災からちょうど1ヶ月経ったというのに、ふりだしに戻った感じ。

余震といい、原発といい、本当に長い戦いになりそうだ。
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息子小6 娘小2 スタート!

2011-04-07 10:07:08 | こども(2010年4月~)
6日から新学期がスタート。息子は小6、小学生最後の年。娘は小2でまだまだのんきな低学年。

地震で子供達の通う小学校は校庭や通学路の陥没がひどく、耐震工事が終了していた校舎はしっかりしているが体育館は壁が剥がれて使えない状態。余震や原発事故の心配もある中での新学期開始だが、心配ばかりしていても何も進まない。学校もてんやわんやの状態だが、それでも子供達にとっては学校に行けるというは少しずつ前に進む事の第一歩、先生も親も、気を配りながらも見守っていくことが大切なのだろう。

給食は当分実施できないようで、来週からは毎朝のお弁当作りが始まる予定。
今年は学校行事や体育なども果たしてできるのかわからないが、これが大災害という事なんだろう、と心して、私も頑張りましょう!
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長期化、かあ・・・

2011-04-04 13:42:32 | 震災
4月に入り、全国展開しているお店も徐々にお店を再開する動きが広がっている。
み○ほ銀行も今日から再開、良かった良かった。
ガソリンスタンドに並ぶ列もほぼ解消。道を走る車も多くなった。

町の雰囲気としては良いのだけれど、問題の根源の原発は素人目に見てもどうなっちゃうんだろう?という事態が続く。
大気中の環境放射線量測定値は少しずつ減少しているが、今は海へあんなにジャバジャバ流れてしまって、早く止めなきゃ!と思っても、現場の試行錯誤が続いている状態。
数ヶ月、って、あと何ヶ月なんでしょうか・・・。

これからもっと長期化するならば、今日の放射線量は何マイクロシーベルトで1回のレントゲンはいくらだから心配ない、というようなアナウンスは変えたほうが良い。
積算で今この地点では何マイクロシーベルトです、通常では日本の年間平均放射線量は1,500マイクロシーベルト、世界平均は2,400マイクロシーベルト、インドやブラジルでは自然条件下で10,000マイクロシーベルトを年間で浴びているところもあり、一般的には100,000マイクロシーベルト以上で健康に影響が生じるといわれる、というように、根拠などをしっかり示して説明してくれればいいのに。

私は市で発表している放射線量測定値を毎日チェックして大雑把に積算している。
水素爆発から10日ほどは確かに多かったが、徐々に減少して、これから更に減少するなら、通常よりは確かに多いが年間ではそれ程の量にはならない。(これからもう爆発とかなければだけど)
これからは大気中より水や食べ物の量に気をつけていく段階なのだろうが、それは気をつけることである程度は防げるのだろう。
だから政府は水や食べ物の管理をしっかりして、測定結果をきちんとだしてほしい。

どんなふうに、いつ解決するのかまだ全然見えない原発事故、チェルノブイリは事故後でも政府は全くアナウンスしなかった事で周辺住民は大変な被害を受けた訳だけど、社会主義国家じゃない日本はしっかり情報公開して対応してください。
コメント (2)
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