ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

今年も受けた

2011-10-26 07:46:31 | 生活(2010年4月~)
去年の今頃も受験した日本語教育能力検定試験、今年も受けてきた。

去年と今の状況がこんなに変わっているとは思いもしなかった。試験問題もやはり震災絡みの非常時での外国人にとっての日本語とは、というような問題もあったし。
何より、日本から外国人が減ってしまっているこの状況、そして原発事故の影響で今後日本語を学ぼうとする外国人の増減にどう影響するのかわからない中で、この資格も今後どうなるのかなあ、などなど思いながら過ごしたが、今の私にとって何かを集中して勉強する時間が結構気分転換になったり、そして何より諦めてしまえば今まで投資したお金が全くの無駄になるのが嫌だ、という貧乏性な性格で、今年も頑張って受験となった。

試験が終わり自己採点、去年よりは数点取れてはいるけど、正答率7割には届いていないなあ・・・。
むむむ、またこれは再度挑戦しなければいけないのか???

来年の私は、頑張っているだろうか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学校 2011年学習発表会

2011-10-18 07:29:45 | こども(2010年4月~)
子供達の小学校、今年度の学習発表会が先週の土曜日行われた。
未だ壊れたままの体育館は使用できず、大きめの視聴覚教室で行われたが、この学校は1学年が100名以上、全学年の保護者が入りきる訳もなく、それぞれの演目に出演する子供の保護者のみが観覧するという観客総入れ替え制での対応。会場は校内放送で各教室のテレビで見られたが、例年とは違う学習発表会、学校も保護者も子供達も大変だ。

小2娘は詩の朗読。ふなの格好で2言の台詞。小6息子はリコーダーの演奏と合唱。
会場が狭いというのもあってか、なんとなく全体的にこじんまりとした学習発表会だったかなあ。

そんな中での、この小学校恒例、吹奏楽部の演奏。これだけは希望者全員鑑賞OK。
今年は全国大会で銅賞に入賞した演奏は、狭い教室だけれども迫力十分。校内学習発表会で演奏を聞いた我が家の子供達も、
「吹奏楽部が一番良かった。」
と言っていて、小学生の演奏とはいえ、生で演奏が聴ける機会が多いこの小学校に入って良かった、と思う。

しかし体育館は一体いつになったら直るのか?市内の学校は工事が必要な学校ばかりで順番待ちらしいのだけれど、ここの小学校は校庭も半分陥没して使えないし、体育は時々教室でマット運動しているという話を聞くとなんだか不憫・・・。
これが大震災というものなのかと思うけど、3月の息子の卒業式もどこでするのかも不明。
子供はたいして気にかけていないようだが、親はわが子の一大イベント、6年生の保護者の中では大変な話題。

さてさてどうなるのか??


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北大会!

2011-10-10 10:35:44 | こども(2010年4月~)
8月末の県予選を超ラッキーに通過しての息子初の東北大会がこの3連休最初の土曜日、山形市で行われた。
親にとっても、子供の試合での初県外遠征。これが最初で最後かもしれない東北大会。山形市に行くのも初めてで、朝7時半に着けばよいのに6時に着いてしまったりと、最初から遠征に不慣れな行動。

東北大会ともなると、審判員や線審も県予選のように選手達(小学生)が手分けしてやるんじゃなく、審判の資格を持った大人や地元の中・高校生がきちんとやってくれたり、試合も選手名が書かれたカードを持った審判が先導して入場したりと、県大会とは全然違って、親子共々ビックリがたくさん。

体育館にはヨネックスのショップが出て、限定Tシャツなどを買い求める親でバーゲン会場のように大混雑。あとから聞くと、慣れている人はとっとと開店直後を狙って買うか、予約しておくんだよ、と言われ、またまたビックリ。

私はバトミントンには詳しくないので全然わからなかったが、東北地区はレベルが高く、今年のクラブチーム全国優勝が青森のチームだったり、息子の学年の全国1位が福島県から出ていたり。(とはいえ世界レベルでは中国がダントツトップ。)
伝統として体育館でするスポーツは雪国東北が強いようだ。

息子のダブルスは、1回戦は勝利!東北初の1勝!!
しかし2回戦は第一シードの青森の全国優勝チームのペア。まったく相手にされずあっという間の敗退。
結局このペアが今年も優勝したのだが、ものすごい差を本人も感じたようだ。

貴重な経験を親子でさせてもらった大会。息子のバドミントン人生でこれから先東北大会出場のチャンスはまたあるのか?
わからないけど、楽しみでもある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

汚染地域

2011-10-06 05:34:36 | 震災
放射性物質の沈着を調べた文科省の航空機モニタリングの測定結果が発表されている。


(クリックすると拡大)

地図を見るだけでは何を意味するのかよくわからないので、自分でいろいろ調べてみる。
チェルノブイリ汚染区域との比較’を行っているこちらのブログで納得。

チェルノブイリでは37,000Bq/㎡以上が汚染区域とされたので、その区分で言うと濃い茶色や薄い茶色の区域は汚染区域から外れる。
くすんだ水色から徐々に多くの放射性物質が土壌に沈着している地域となる。

悲しい事に、福島県は半分とは言わないが、かなりの部分が当てはまる。

汚染地域なのはもうまぎれもない事実。でもその汚染度は、現在避難区域に入っている地域以外は、チェルノブイリでは’定期的放射能管理ゾーン’の中に入る37,000~185,000Bq/㎡以下の区域(濃い青と濃い水色か?)がほとんど。薄い水色以上からが’移住’という事を考えた方がいいという区域のようだが、定期的放射能管理ゾーンとは何だろう?食品や環境中の放射線量に常に気をつけるというレベルか?

ここいわき市の私の住む場所は濃い茶色。ここに住んでていいんだ~、ホッ。

しかし、人口の多い中通りの福島市や郡山市は風向きや地形で放射線物質がたくさん飛んでしまった。一歩間違えればいわき市だって同じ立場。
でも同じ福島県民なのにこうして(私の住んでる地域はそんなに汚染度が高くない)と思って喜んでいる自分がいて、そうしてを喜んでいる自分も他の地区から見れば十分汚染区域に住んでいる人間で、なんだか嫌になる。

福島県の中でもこういう格差はたくさんあって、東電の補償が始まって、避難区域の住民とそれ以外の住民の補償の格差や、10月に入って避難区域が解除された地区と原発に近くてまだ数年は帰れないであろう地区との差、などなど、あっちはいいなあ、こっちのほうがまだいいや、と改めて人は誰かと比べて自分はどうと考えるものだと思う。

そんな中で、気になる’福島の子130人調査に甲状腺機能変化10人’のニュース。

チェルノブイリでは事故があった事自体が住民に知らせれなくて被害が拡大した。
福島ではそれよりはまだ情報が発表されていたし(不十分ではあったが)、事故直後の屋内退避や食品汚染検査をしている。
それでも、甲状腺機能に異常が出た子がいるのがショック。

鎌田實先生のブログで鎌田先生が言っているが、

<数値が上昇=甲状腺の病気というわけではない。もちろん、将来、甲状腺がんになるというわけでもない。

<おそらく時間とともに正常値になっていくと思うが、経過観察が必要だ。大事なことは、健康診断をして、病気ではないけれど、基準値を超えた子に関しては慎重にフォローしていく体制をつくること。

程度の大小はあるが、汚染区域と同様、ある程度の被曝をしたのも紛れもない事実。
こうなってしまうと住居環境や健康状況を、ある程度気を付けながら暮らしていくしかないのだろう。

どうか、福島の子供達に数年後の大きな健康被害の報告がありませんように・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする