ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

夫婦で蘇州へ

2007-04-30 13:31:06 | 生活(~2010年3月)
子ども達の労働節休みが5月1日から7日なのだが、うちのダンナさまの会社は4月29日から5月6日まで。休みがちょっとずれている。

こんな機会はめったにないので、29日の日曜日、子ども達二人が学校へ行った後、夫婦二人で蘇州へ遊びに行った。

朝8時に娘が幼稚園バスに乗った後、バスステーションへ向かい8時50分の蘇州北駅行きのバスに乗る。
火車駅隣りの無錫バスステーションから蘇州行きのバスは、蘇州北駅(蘇州火車駅隣)・西駅(蘇州新区)・南駅(蘇州園区)行きの3路線が出ている。それぞれ約1時間で蘇州到着。西駅行きは高速を使わないが、それでもやっぱり所要時間約1時間。それぞれ20分~40分間隔くらいでバンバンでているので、バスステーションに行ってからチケット購入でもOK。

この日の乗客は満員。やっぱり労働節の関係?
でも蘇州と無錫の人の往来はどんどん多くなっているようで、現在高速道路以外で蘇州-無錫間の高架道路を作っているし、その他の道路でもかなりきれいに整備されている。

蘇州に午前10時に到着。本日は十全街へ向かう。
タクシーの運転手さんに、「無錫から来て蘇州の道がよくわからないよ。」と話す。
運転手さん「蘇州はいろいろ観光地があるよ。庭園とか行ったか?」というので、「有名な所は行った事があるから、今日は十全街へ行きたい。」
「十全街は夜に行くと酒Barがたくさんあるけど、昼間行ってもおもしろくないよ。」
そうは言われても、買い物ができるそうだし、今日は十全街へ行くの!と心の中でつぶやく。
私「蘇州は無錫に比べて街がきれい。世界遺産だし。」
運転手さん「そうだろう、蘇州は無錫より全然いいよ。昔から杭州と蘇州は有名なんだよ。無錫は謳われた事なんてないから。」
あらあら、すこしお世辞を交えて言ったつもりが、無錫ったら散々の言われよう・・・。

なんだかんだと話すうちに十全街へ到着。洋服や雑貨などブラブラ歩きながら覗く。
日本向けの商品など扱っているお店が結構あり、店構えも小奇麗でおもしろい。

ダンナさまと私の共通意見は、こんな風に外貿衣料店や雑貨屋、DVD屋などがまとまって並んでるのが効率的で良い。品物は無錫にもあるが、売っているお店が点在していて非常にめんどう。それに並木道の雰囲気がよく、お店もみんなきれいでディスプレイも無錫に比べて垢抜けている。

無錫にもモノはあるのだが、もうちょっと頑張ってもらいたい。

帰りは西駅からバスに乗るので新区に移動し、フクゼンでちょっと買い物。
私は絵本2冊と子ども用図鑑をそれぞれ20元で購入。蘇州のフクゼンは上海の店舗よりキレイな感じ。本の状態も良かった。
ダンナさまは、たまたま出ていた一輪車を息子用と自分用2台購入。各220元。以前から欲しかったので、日本や上海で買って無錫へ持って帰る事を考えると、この日蘇州で買えて良かった!

帰りは午後2時20分西駅出発。次は午後3時発だと言っていたので、30分か40分間隔くらいでの運行か?
帰りのバスはそれほど乗客はなく、一輪車2台も車内へ持ち込む。
高速を使わずどんなバスでどんなルートをたどるのか?と思っていたが、空調バスでけっこうきれい。道も広い。そして無錫汽車駅の手前、無錫新区でも下ろしてくれるのが新区の住人としては嬉しい。
ほぼ1時間で無錫新区に到着、家には3時半に着き、4時の息子のピックアップに余裕で間に合った。

二人そろっての感想。
蘇州は街に緑も多いし、雰囲気がやっぱりいいよなあ・・・。無錫はもっと頑張る余地がある!
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似ていて異なる中国語

2007-04-27 09:53:49 | 生活(~2010年3月)
無錫新区にある野球場基地。ここには中国では珍しい野球場施設がある。

ここにデカデカと掲げられている4枚の看板。野球を通してこんな感じで頑張りましょうね、というような意味で掲げられているのだろうが、日本人にとっては「へっ??」という言葉が書かれている。

「和気」・・・中国語:仲がよい。むつまじい。
       日本語でも和気あいあいという言葉あるので、ほぼ同意味。

「覇気」・・・日本語では’覇気がある’など使われているが、’進んで事にあたろうとする意気込み’というような意味。
       中国語:’横暴な気質・傍若無人の態度’といったような意味だと辞書にあり。とはいえ、日本語的な意味があるのだろうか。(そうでなければおかしい?)

「人気」・・・日本語の意味を考えると、なんでスローガン的に看板にまでなって掲げられているのか不明。
       中国語:辞書にのっていないが、たぶん’人としての気持ちを大事にしましょう’という事ではないかと推測。

「正気」・・・これは日本人にとってはまさに???そういえば’正気’という言葉、日本語では「おまえ正気か?」とか「正気を失う」とか、ネガティブな場面で使われる事が多い言葉だ。 
       中国語:言葉通り’正しい気風’だそう。

これからもしかして無錫の野球基地で野球をする機会があるかもしれない日本の方々、看板を見て笑っちゃうかもしれませんけど、似て非なる言語の日本語と中国語、意味が違うようなので、「なんだこれはっ!」とビックリしないでくださいね。
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はるばるやってきた本

2007-04-20 16:25:35 | 本の活動(~2010年3月)
先日、さくらんぼ文庫に本の御寄付があった。
本のリストなど、さくらんぼ文庫ブログ(http://blog.goo.ne.jp/wuxisakuranbo/)
の方に書いたが、御寄付頂いた本を整理していると、1冊の本のうしろのページに
「ブダペスト○○○」という判子が押してある。

御寄付頂いた方は、以前海外赴任の経験がおありだそうだが、どうやら以前の赴任地はハンガリーのブタペストだったのだろうか・・・。

そうか、君たちは日本からヨーロッパ、また日本に戻り、そして今中国に来たんだよ。よく来たね。無錫が永住の地になるかわからないけど、これから頑張って日本の子ども達に読まれるんだよ。

と、心の中で思わずつぶやく。
人に歴史あり、というが、本に歴史あり、だ。
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娘 小班での遠足

2007-04-18 15:38:27 | こども関係(~2010年3月)
先日は娘の幼稚園の遠足。場所は錫恵公園。内容:登山。親も一緒との連絡。

息子が幼稚園小班の時の遠足もそういえば錫恵公園に一緒に行ったなあ、あの時も登山というから張り切って準備して行ったら、10分くらい歩いたらあっという間に到着しちゃって、これが登山!?と思ったなあ、と思い出す。
しかし3・4歳児には、その程度がちょうど良い。
前日娘に「明日はしっかり歩くんだよ。おかあさん、ぜったい抱っこしないからね。」と言うと「うん!がんばる!!」と娘。

遠足当日は、日中の最高気温が25度前後という晴天。
幼稚園からクラスの子ども達と親とが一緒にバスに乗り、公園に到着。
この日は遠足日和だからか、公園内には他の幼稚園や小学校の子ども達がめちゃくちゃたくさんいた。

いよいよ階段を上がり始めるが、娘は約束通り行きも帰りも一人で歩き通した。
一緒に歩きながら、3年前に同じように息子とここを歩いたなあ、あの時まだ1歳になってなかったこの子も、お兄ちゃんと同じように今ここを歩いてるのか、としみじみ思った。

帰りはバスに乗って幼稚園に戻っても良し、公園に残って自由に家に帰るのも良し、というので、折角の良いお天気、おにぎりも持ってきたので、バスには乗らず、娘と公園内併設の動物園でパンダを見たりしてから、芝生の上でおにぎりを食べた。

天気が良かったのがなによりの遠足。


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うれしいDVD

2007-04-12 16:15:15 | 生活(~2010年3月)
先日、知り合いの方から、日本でお笑い番組ばかり録画したDVDを貸していただいた。

子どもを産んでから、日本にいる時もゆっくりテレビを見る暇もなく、何が流行ってるんだか、誰が人気なのかもよくわからず、しかしネットの芸能ニュースなどでよく見る芸能人の名前だけは覚えて、たまに「ああっ、この人がそうなのか!」と雑誌やCMで名前と顔が一致する、という状態の私。

現在日本はお笑いの人がとても人気なんだ、という事は知っていても、桜庭やっくんやら、オリラジ(歌手グループだと思っていた)やら見たことがなかった。
藤原紀香の結婚相手の陣内某さんは、NHKのドラマに出ていたのを1度見たことがあるのでなんとかわかるが、安達祐美の結婚相手もお笑いの人らしいが見たことがない。

しかし、このおみやげDVDに録画されている「エンタの神様」(夜もヒッパレがいつ終わったのかもわからない・・・)やら、「ネプ理科」(ネプチューンはもういないと思っていた)やら、私にとってすごーく新鮮。

これがオリエンタルラジオ、略してオリラジかあ、と初めてネタも見ることができ、確かにおもしろい!と息子と爆笑。
摩邪という人も、本当の格闘家だと思っていたのだが、息子が、「この人すぐにモノを投げる人だよ。おばあちゃんちで見たよ。」と教えてくれた。
桜庭やっくんは、いつも女装しているのだろうか?ネットでよく見る名前だったので、お笑いの人とは思わなかった。速水こもみちという名前を初めて知って、この人はお笑いの人だと思っていたのに俳優だったので、やっくんも俳優なのかとてっきり思っていた。

そういえば、この部屋ではBSデジタル放送が見る事ができるのに、お笑い番組はあまり放送されていない。NHKワールドプレミアムが見れた頃は、‘お笑いオンエアバトル’が見られたのに、BSデジタルでは’BS笑点’くらいだ。

ここ中国では日本のドラマのDVDは海賊版で手に入るので、お笑い番組のDVDはたぶんかなり喜ばれるプレゼントだと思う。
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補習校 2007年度スタート!

2007-04-08 15:56:08 | こども関係(~2010年3月)
先日の土曜日は補習校の始業・入学式。

去年の今頃は4名の先生と12名の子ども達で開校式を迎えたのだが、今年は7名の先生と19名の子ども達での入学式。校長先生が御挨拶でも述べられていたが、順調に規模が大きくなってきている。

入学式は、ほとんど保護者のお母さん方と先生方の手作り作業。
来賓の方から「あたたかい式でしたね。」というお言葉を頂いたが、子ども達にとっても思い出に残る式であれば、と思う。

式の片付けをしている中で、大きなダンボールを見つけ、何でしょう?と聞くと、先生方が日本のお知り合いの方々に呼びかけて、子ども達の本を集めてきてくれた、との事。
送料もかかっただろうに、日本から送ってくださった方は、今回は寄付のつもりで、とおっしゃってくださる。

2年目を迎えてまだまだ小さな補習校だが、本当に、いろいろな人に支えられての学校だ。感謝、感謝・・・。
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出てきたか・・・

2007-04-03 10:19:00 | こども関係(~2010年3月)
昨夜の息子、宿題をしながら
「今日やったところ、何書いてあるんだかよくわかんないよ。」
と言う。

どれどれ、と国語の教科書を見る。その内容、
’水を飲む時に井戸を掘った人の事を忘れない’といったような事。
毛沢東が革命の時に江西省のどこかにいて、そこには水がなく、毛沢東が村人のなんとかさんに指示して井戸を掘らせた。井戸の水を飲む時には、なんとかさんの苦労と毛沢東主席の事を思って飲みましょう、という内容なのだが、息子にとっては毛沢東主席も革命も解放も、何がなんだかわからない。

毛沢東さんは昔の中国の偉い人で、革命というのは昔中国であった時代だよ、という、かなりアバウトな説明をし、息子は「やっとわかったよ。」と一応納得の様子。

出てきたか、毛沢東・・・。以前、2年生の国語の教科書に戦争の話がでてくる、という話は聞いていたが、1年生の国語で早くも登場してくるとは・・・。

しかし、中国の普通の1年生も、革命やら解放やらという内容の文章を読んで、まだ社会科で歴史も習っていないのに、何のことやら理解できるのかと不思議に思う。

先日、息子の学校の保護者会で、担任の先生から外国人の親だけ呼ばれ、
「紅領巾を1年生は6月1日に渡すが、あなた達はどうしますか?」
と聞かれた。
6月1日には大々的に戴与式のようなものが行われるらしい。
先生曰く
「外国人だし、いらないならば特に構わない。でも、中国の子ども達はみんなやっているので子どもはほしがるかもしれないし、今は昔のように紅領巾にそんなに政治的な意味はないです。」
と言うが、私としては、ちょっとねえ、というのが正直なところ。

息子に「あの赤いスカーフ、欲しい?」と聞くと、「どっちでもいい。」と息子。
「でもあれは中国の子がやるんだよね。ぼくは日本人だからなくてもいいよ。」と言う。
他の韓国人や日本人、台湾人のお母さんに聞くと、「たまにやっていくけど、やらなくても別にいいのよ。」との事。
「とりあえずもらっとけば?」という意見に従う事にする。やる・やらないはさておき・・・。

ここは中国の学校。ある程度覚悟はしていたが、だんだんと政治色が出てきたなあ、とため息。
紅領巾も、政治的なものではなく、中国の民族衣装みたいなものか、と軽く考えてみたいものだが、むむむ、フクザツだ。
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