ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

子ども達 初めてのスキー

2007-02-23 23:13:05 | 日本で(~2010年3月)
現在春節休みで日本に帰国中。

日本の子ども達はフツーに学校へ行っているので、息子は平日昼間、外を出歩くのが「恥ずかしいよ」と言う。「ちゃんと訳があるんだから、別に恥ずかしくないでしょ」と話しても、人が多いところにはあまり行きたがらない。1年生にもなるとこうなるのか・・・。

近所をウロウロしたくないなら、ちょっと遠いところに旅行にでも行くか、という事になり、子ども達にとって初めてのスキーへ!

我が家の故郷、福島県いわき市から高速で約1時間も行けばたくさんのスキー場があるが、ファミリー向けの企画に力を入れているアルツ磐梯スキー場へ行き先を決める。
無錫で買って持ってきた子ども達のスキーウェア(それぞれ約1000円くらい)と、私とダンナさまが最後にスキーに行った1999年以来ずっと押入れに眠っていた私達のウェアとスキー靴(板はさすがに錆びていた)を持って、出発!

晴天で暖かかったこの日は、青空に雪をかぶった磐梯山がとてもきれい。
この時期の平日のスキー場は大学生らしき若者が多く、それに混じって就学前の子どもを連れたファミリーや、小学生以上の子連れファミリーもちらほら。
1990年代に買ったスキーウェアを着た私とダンナさま、ちょっと恥ずかしいなあ、と心配しながら行ったが、ファミリースキーはお金がかかるし、私達のウェアまでレンタルまたは新たに購入する余裕はないので仕方ない。
とはいえ、リタイア後と見られるベテランスキーヤーの姿も結構見られ、そんな人たちの年季が入ったスキーウェア姿は貫禄が感じられる。しかし私達はそんなにスキーがうまくないが・・・。

アルツ磐梯には「冒険王国」という子ども達が遊ぶエリアがあり、そこは、そりや乗馬体験、スノーモービル、パオの中で焼きりんごやオリジナルドリンクを作ったりというさながら’雪の遊園地’だというので、まずそちらに行ってみる。

暖冬で雪が少ないとはいえ、我が家の子ども達にとって初めてみるたくさんの雪にとにかく嬉しそうに飛び回る二人。雪が滑るという感覚も初めてなのでそりも初めはびっくりしたようだが、すぐに慣れてなんども滑ったり、雪球を作って投げあったり。

それから息子とダンナさまはレンタルスキーを借りてゲレンデへ。私と娘はゲレンデ下でそり遊び。私もスキーがしたいなあ、と思いながらも、来年か再来年にはこの娘もスキーができるようになるかもしれないし、今年は仕方ない。

息子とダンナさまは最初ゲレンデ下のキッズゲレンデで練習をしていたが、せっかくだから最後に一度ゴンドラリフトに乗ろう、と父子でゴンドラリフトの営業時間終了間際の午後4時前に頂上を目指して出発。
しかし辺りが暗くなってきた5時になっても降りてこない。
娘と二人、まだ来ないね~、と待っていると、スキー場の救護のスノーモービルに乗ってやっと帰ってきた。
生まれて初めてスキーをした息子は、やっぱり転びながらしか降りてこれなくて、泣きながら滑って転んでいたそうだ。リフト終了後1時間でコースがクローズしてしまうので結局助けてもらう事になったらしい。
グッタリした表情の息子だったが、それも珍しい体験かもね、と言いながらこの日は終了。

この日はアルツ磐梯近くの七ツ森ペンション村に宿泊。
ペンションも初体験の子ども達。夕食のナイフとフォークを使ったコース料理を子ども達は「緊張するなあ」などと言いながら食べる。
お風呂も、この日は宿泊客が2組しかなく、家族で大きなお風呂に入る事になった。家族風呂も初めての経験。

翌日も快晴。ペンションの朝食はふかふかパンにスクランブルエッグやベーコンにおいしい牛乳。
食事しながら窓の外を眺めると、雪が積もった木立に青空。幸せ~!!

この日もアルツ磐梯で、昨日滑りきる事ができなかったコースを息子とダンナさまは攻略しに早速出発。私と娘は相変わらずキッズゲレンデ。
娘用にこの日はプラスチックの板を借りてスキーに挑戦するが、娘、全然できず。
無理に続けてスキーが嫌いになられても困るので、そりに切り替えてのんびり滑る。

遅い昼食に降りてきた息子の滑り、昨日とは見違える程に上達!
ダンナさま曰く、子供用のスキー板は短いからブレーキもすぐ効くし、やっぱり子どもは怖いもの知らずでやっぱり上達が早いとの事。
息子は「今日はリフトに5回乗ったよ!スキーおもしろいね!!」と本当に楽しそうだ。
そんな兄の姿を見て娘も「わたしもらいねんスキーやる~!」と、やっとやる気になってくれたようだ。

私のスキーウェアのポケットに入っていたリフト券ホルダーには、1999年2月のアルツ磐梯のリフト券がはさんであった。
どうやら私が出産前に最後に行ったスキー場も、アルツ磐梯だったらしい。
8年ぶりに家族で行ったスキー場も同じアルツ磐梯で、なんだかとても感慨深かった。

また来年も、スキーに行こうね!!

コメント
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