ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

無錫旅情20周年イベント出演報告

2006-11-19 20:57:08 | こども関係(~2010年3月)
18日の土曜日、いよいよ「無錫旅情20年 中日友好歌会」が開催された。

この日、午前中は補習校の平常授業。授業が終わる12:30に補習校のバスで子ども達と先生は会場の人民大会堂へ直接行き、親達は人民大会堂に午後1時に集合、子ども達に昼食を食べさせ、13:30からのリハーサルに参加、17:00に主催者側の用意した夕食を食べ、20:00からの本番に備える、といったスケジュール。
子ども達は大忙しだ。

私も集合時間の午後1時前、昼食と息子のステージ衣装(チノパンに街で見つけたネクタイ付き綿シャツ)と、自分のワンピースを持って向かう。
人民大会堂に着くと、中国と日本の国旗がたくさん飾られ、友好ムードいっぱい。

このイベント、無錫市政府主催なのだが、知ってる人は知っているけど、私の周りでは「そんなのあるんだ~。」といった反応が多く、どの程度の規模のイベントなんだろう?と思っていたが、たなびく国旗を見ていると、おおっ、本当にイベントがあるんだなあ、とちょっと緊張。

親達も集まり、子ども達と先生も到着。昼食を食べ終えた頃、舞台に上がって練習。
会場は1F・2F席のなかなか立派なホール。ライトが照って暑い。広いので声が響かないように思う。立ち居地など直されて、とりあえず練習終了。この時点で2時半頃。
それからは、他の出し物のリハーサル風景を見たりして、結構自由に過ごす。

プログラムを見ると、日本人による演目は私たち補習校の「世界にひとつだけの花」合唱以外に、演歌2、歌1、舞台劇1、ロック1と書いてある。中国方の演目は、歌舞2、舞踊3、歌2、カンフー1、それに結びで無錫旅情のみんなでの合唱だそうだ。

プログラムを見て、「やっぱり森○良○とは書いてないね。」と一同ガッカリ・・・。どこからでたのか、この有名日本人歌手の名前。彼女は明日取手でコンサートだそうだ。来る訳ないと思いながら、もしやと思っていたけれど、やっぱりだった。
実際の日本人出演者の方々は、申し訳ないけど「どなたでしょう?」といった名前。
そしてどうしてオリジナルを歌ったあの方の名前がないのか?

その中で、’舞台劇:熱烈な恋’という演目の’FICE’という方。
話題の「アキバ系」というのだろうか、メイドのコスチュームで、うしろにファンとおぼしき4人の男性を従え、さらに客席にも2人の男性ファンがペンライトを振り回し踊り狂うとという、今日の演目の中で一際目を引くものがあり。
リハーサルを客席で見ていた私たちも子どももビックリ。まさか無錫でこんなものを見ることができるとは・・・。
’舞台劇’とプログラムでは唯一分類されていたが、これは歌なのに、中国方には理解されなかったのかなあ、と思う。

思ったよりも早く時間は過ぎ、午後8時の本番を間近に控え、子ども達も男の子はシャツにネクタイなど、女の子は着物やドレスに着替え、親達も着替える人は着替える。この時着付けができるお母さんが大活躍。それにお化粧上手、髪の毛セット上手なお母さんなどがそれぞれ助け合いながらワイワイガヤガヤ。だんだん準備が整ってきた。

そしてプログラム10番の私たちは、7番の演目が終わったら準備、ということで会場の席に座っていると、着物を着た補習校の女の子達が大人気!テレビ局のインタビューを受けたり、記念撮影にひっぱりだこで、海外での着物パワーを実感。

そしていよいよ本番スタート。最初に無錫市副市長の挨拶、それに中日友好協会の方や経済交流会の方などの挨拶。どなたも中日友好、とおっしゃる。そうそう、仲良くやっていきましょうよ、と心の中で思う。

そして演目開始。
リハーサルを見ていた子ども達も、本番のきらびやかな衣装や照明に飽きずにそれぞれの演目を楽しそうに見る。
気になるアキバのメイドさんは、中国人もビックリといった雰囲気。
コスプレ、これも日本の立派な文化なのか。
後ろのダンサー4人組は、本番でもジーンズにエプロンだった。それを見ていて、私たちが衣装に散々気を使ったのがなんだかバカバカしく思えた。

そしていよいよ出番。
子ども達と「緊張する~!」と言いながら、舞台に上がると、客席の真ん中に、日曜ごとの練習に一緒に出てきて前で指揮をとってくれた、学生時代グリークラブだったというTくんのお父さんが立っていて、やっぱり手を振り上げて指揮してくれた。あれでみんなかなり緊張がほぐれたと思う。練習より大きな声で唄いきることができ、大きな拍手を頂いた。

終了後、みんなで記念写真を撮り、解散。
無事唄えて本当によかった。
この歌会も、子ども達にとって、本物の舞台に自分が立ったり、直に歌劇のステージを見たりなど、普段とは違った経験ができて、良かったと思う。

それから、着飾った我が子を嬉しそうに写真におさめるお父さん達の姿が印象に残った。
家族が離れて暮らしていたら、運動会や学芸会など、我が子の晴れ姿を目にする機会が少ないだろうお父さん達。
この歌会は、家族のアルバムに、貴重な1ページを残してくれた。




コメント (2)
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