惑星のかけら

3人の女性監督による“愛とセックスの風景”。

をコンセプトにした 女性のための官能映画が
DVDになってキングレコードからリリースされ
３月に「夕闇ダリア」
４月に「フォーゴットン・ドリームス」と、
見て来ましたが
何だかこの映画が一番いい雰囲気な感じの映画でした

ユーロスペースの企画興行
エロス番長シリーズの「ともしび」で監督デビューした
吉田良子さんが脚本を書き、監督まで

たった一晩の澁谷の町が映画の舞台
そんな澁谷で見かける漂流少女と
元カノのあとを執拗に追いかけるストーカー男
そのストーカー行為を知っていながら挑発するかのように男から男へ
奔放に渡り歩く女の
三人の姿を吉田監督まで執拗にカメラでひたすら追いかける

少女は行き場を無くし、
男はストーカー行為をすることで目的を失ってる
女は男を漁ることで生きてることを実感するのみ

まさにこの三人は現代というか、今を写し出してる
のでしょうね、きっと

ただただこの三人を追うだけで映画として
十分に成立してると思うのですが・・・
ポルノチックな企画ですので
エッチシーンは不可欠ですので
ってクライマックスにとってつけたような
男と少女の濡れ場があるのですが・・・

この突然な、そして不必要な濡れ場はいらなかった
と思うのは私だけ？
しかし、皮肉なことにポルノチックシリーズでは
一番出来のよい濡れ場シーンになっていたりもします。

女を演じていた河井青葉さんは「ともしび」で
主演のストーカー女役してましたね

2011年製作、日本映画
吉田良子脚本、監督作品
柳英里紗、渋川清彦、河井青葉主演