538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

新女囚さそり701号

2011-04-01 22:54:39 | 邦画
梶芽以子さんで4本撮られた「さそり」シリーズ
4本目は梶・長谷部という「野良猫ロック」コンビでしたが
動員はあんま芳しくなかった
ということで

2代目さそりを継承したのは
多岐川裕美さん
監督は小平裕さん

ソフト化はかなり前にVHSがレンタル用に出ていたのですが
画面サイズが4:3比のTVサイズにトリミングされていて
シネスコサイズでのDVD発売を待ち望んでいたんです

で、同時発売は夏樹陽子さんの3代目さそりと
カルトになってしまった杉本美樹さんの
「0課の女 赤い手錠」
これって、原作劇画の作家
篠原とおるさんつながりだったんですねぇ
実際に手に取るまで気付かなかった(汗

小平監督さんは次の夏樹さそりも監督されてるのですけど
多岐川さそりでは
1作目の「さそり」を意識されたのでしょうか

無実の罪というか、冤罪で判決をうける
裁判のシーンでは
ナミを罠にかけた恋人の夏夕介さんや中谷一郎さん、
そして判事さんや検事さんたちを
白塗りにさせてる

しかし、なんかものすごーく違和感かんじた
ま、多岐川さんはそれなりに頑張ってるんだけど
やっぱ人(にん)じゃない
っていうかものすごくかわいすぎ
目力で一応演技されてはいるのですか
そこから「怨嗟」は伝わってこないし
刑務所(ごてん)に入ってからお嬢様から
ニヒルな殺人者に変わってもどうもって感じです

さらに違和感の元凶はナミがしゃべりすぎ
映画ですから主役から台詞取ったら映画が進行しない
っていうのは当然ですけど
伊藤俊也監督は2作目の「さそり」では梶さんに
一言しかしゃべらせていなかった様な・・・

かなり過酷だったのか多岐川裕美さんの「さそり」は
これで終わりですが・・・
1作目の三原葉子さんばりに
この映画では浅香光代さんの怪演が光ってた。


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