538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

4分間のピアニスト

2008-09-14 13:42:40 | 洋画
映画は女囚のお話。

私の好きなジャンルのセクスプロイテーションの女囚ものじゃないけど・・・
二人の年代の違う女性の過去との訣別がテーマかな

主人公をどっちにするかで思い入れもちがってくるんだろうけど

ドイツ人もまたナチスを60年間心の中に引きずってきてるのね
ドイツという国家自体はワールドワイドにナチスドイツを完全に払拭しきってるようには見えるんだけど

戦争を体験した人たちにしてみれば
やっぱある意味引きずってるのね
そこいらに焦点をあててきましたか・・・って感じで見てしまうこっちはやっぱ中年かも

若いお姉ちゃん役の人はどうやらちゃんとピアノが弾けるようですね
普通映画だと
鍵盤の手と弾いてる役者さんは別テイクで撮影するようですが
この人の場合は鍵盤の上をなめらかに動く指裁きから顔まで
ワンカットでパーンさせてるのでちゃんと弾ける方だなって感心して見てましたが

監督さんは初監督映画だそうですがなかなかの技量をお持ちかと
画面から緊張感が伝わってくるんですよね
で、画面構成とプロットに無駄な説明もなく
時々インサートされる不明の画像が
蜘蛛が糸を編んで巣をつくるように
1つ1つがいつのまにか繋がって複雑な蜘蛛の巣の構図がみわたせるように作ってある。

ラストでおもいっきりしょい投げくらっちゃいましたが
4分間のタイトルの意味が・・・

普段セクスプロイテーションみたいな軽いエンタメ映画しか見てないので
骨太な映画を久しぶりに見た気がします。
たまにはこういう映画も必要かも(汗


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