538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

3000キロの罠

2011-04-03 23:28:10 | 邦画
1971年田宮企画製作で東宝配給作品
福田純監督、石松愛弘脚本
もちろん製作・主演は田宮二郎さん
っていうか、大映を干されて自分で映画つくるしかなかった
ということでしょうか

ほんでもて資金繰りの関係から三菱自動車とタイアップ
したがってもう一人の主役は
当時スカイラインに対抗して作られた
ギャランGTO

そのクルマを鹿児島から稚内まで日本海側を陸送する
ロードムービー
三菱自動車さんとの提携はもう一台デボネアまで
さらにご丁寧に劇中での給油シーンは三菱石油でしたねぇ

田宮二郎さんは、城山観光ホテルの若きオーナー役
ということでさっそうとセスナに乗っての登場でしたが
城山観光ホテルともタイアップですね
私自身このホテル泊ったことあるのですが
桜島が一望できて、また夜の鹿児島の街の眺望もバッチリな

話がそれましたけど「裏日本」って
今じゃ使えないですよねぇ差別に該当するとか、しないとか
さらに話の展開では能登の人間はどうちゃらこうちゃら
って、能登のに人はある意味不愉快かも
って、笹沢佐保さんの原作どおりなのかも知れませんけど・・・

菜の花が道端に咲き乱れてる鹿児島を出発して
能登半島や新潟、山形、北海道は雪景色
「日本列島も広いなぁ」
と思わせてくれる
ここが、ロードムービーのいいところ
青森から室蘭と言うフェリーがあったんですねぇ

加賀まり子さんが能登出の人の役での出演
三国連太郎さんもラストにちょいご出演でしたけど
お二人とも田宮さんへのご祝儀出演でしょうか
なんかもう少しましな使い方があっても・・・

さらに戸部夕子さんも
なんだか脱ぎ損みたいな気もしないでもない

浜美枝さんなんかは田宮さんの身を案じて
デボネアで鹿児島から北海道まで
いかに彼に対する愛情が強いかということかしら

いやはやどうしてこんな映画作るかな
と思ってしまうほどカタルシスのかけらもない映画でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿