538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

フランス特殊部隊GIGN~エールフランス8969便ハイジャック事件~

2012-04-14 21:50:22 | 洋画
1994年12月に実際に起きたエールフランスハイジャック事件の
実話を事件解決に導いたフランスの特殊部隊の活躍を
ハイジャック犯人、政府関係者や人質たちと特殊部隊家族の視点を
交差させてドキュメンタリータッチで描いたサスペンス映画かな

ドキュメンタリータッチにこだわったンでしょうか
特殊部隊の突撃とか、ハイジャック犯が
飛行機内での事件経過などのシーンを緊迫感を
よりリアルに描きたかったのでしょう
手持ちカメラでカットワークが細かくして、
更に、かつ異常にブレさせるので見てて
逆に映像に集中出来なかったりするのですが
監督さんのポリシーが空回りしたって感じたのは私だけ?

オープニングでは別の事件を解決させる部隊の活躍を
悲惨な結果に終わり、家に帰る主人公
そこには普通の親子の家庭が描かれるのですが
奥さんがどうにも深刻で不安な感情を見せます
ハイジャックで出動命令発令後に部隊まで会いにいったり
炊事中にグラス割ったりと
結末に行くまでに主人公の特殊部隊突撃隊長さんの
「死亡フラッグ」が立ち捲りです

って突撃隊長さん案の定先頭きっての突撃で
全身八発も被弾しちゃいます、
その隊長さんをそのまんまにしての
特殊部隊とハイジャック犯との銃撃戦が延延と・・・

もう画面がブレブレでなんか見ててこっちが
吐きそうな!

人質が何人か殺されたりするのですが
アルジェリア政府とフランス政府との主導権争いで
犠牲になっていたとは・・・
国際的事件は国同士の思惑も絡むンですね

画面がブレブレの割りにはそんなに緊迫感が感じられない
突撃シーンっていうのは
狭いヒコーキの中での銃撃戦って云うのと
特殊部隊の面々が全員目だし帽にヘルメット
という黒づくめで誰が誰だかわからんってのも
主人公の突撃隊長さんだって横たわっていた鼻梁で
判断しやすくなっていただけ
鼻に特徴なければ全然誰だか判別しにくいんだけどねぇ

ってことで主人公八発被弾してたんだけど
命取り止めたとか、
当事はまだ携帯が普及していなかったようで
電話が有線だけども自動車電話は普及してた時代ではあった
そんなこともあらためて思い出された映画でもありました

一応単館レイトではありますが公開された映画です
2010年製作、フランス映画
ジュリアン・ルクレルク監督作品
ヴァンサン・エルバズ、グレゴリー・デランジェール、
メラニー・ベルニエ、エマン・サイディ出演