538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ブラッディ・パーティ

2012-04-05 22:01:17 | 洋画
これはカなり面白かった
というか拾い物のヴァンパイア映画でしたです。
ヴァンパイアにあまり馴染みのないドイツの映画
ホラーというかある意味哀愁漂う恋愛映画だった

そりゃヴァンパイアですから血も出てきます
しかし、それがホラーテイストではなくて
アーストティックに撮られているので
昔のフィルムではなく、デジタルメディアでの
撮影だから美しく見えるのも効果を挙げているようですよね・・・

さらにヴァンパイアがすべて女性
そして美しさもその生活面もゴージャスでセレブ
若いスリを仲間入りさせようと
その若い女スリがヴァンパイアになった途端に
美しくなっていく時
はてどっかで見た人の認識が・・・

主人公のレナ役のカロリー ネ・ヘルフルト
調べたら「パヒューム」や「愛を読むひと」とかで
見てた女優さんだった

刑事がこのレナに恋するって
そこからゴージャスなヴァンパイアたちに
徐々に忍び寄る破滅の影

不老不死のため
先輩ヴァンパイアの娘さんが老人ホームで自分より先に
老衰で死んでいく
ここいらにヴァンパイアの美貌の裏に悲哀が

所謂ヴァンパイアたちの破滅の美学を映画にしてるんが
今までのホラーテイストと一線を画してたような
日本の配給会社の意図したポスターや
キャッチコピーのおどろおどろしさとは異なる映画ですけど

ホラー感は全然無いけど見終わって満足する
映画でしたけど
ラストはあれで良かったのかなぁ

2010年製作、ドイツ映画
ヤン・ベルガー脚本、デニス・ガンゼル監督作品
カロリーネ・ヘルフルト、 ニーナ・ホス、
ジェニファー・ウルリッヒ、アナ・フィッシャー 、
マックス・リーメルト出演