2016年:米。 監督:バリー・ジェンキンス。 WOWOWからの録画。
2016年度アカデミー作品賞を獲った映画、ということなので観てみました。
これはなかなか”格調”を感じさせる良質な映画でした。
売人の元締めフアンは地区の揉めごとも調整。 廃屋に逃げ込んだシャロン。
父親のいないシャロン。母親はヤク中で、クスリ代と生活費を稼ぐため、
しじゅう男を家に連れ込んでいる。
そんなときシャロンはどこかで時間をつぶさなければならない。
またゲイっぽい感じのある彼は、しばしば周りから虐められる。
たまたま逃げ込んだ廃屋の中で麻薬の売人のフアンと出会う。
とにかくメシを喰って力をつけろ。 翌朝、家に送り届けるフアン。
飯を喰わせ泊めてやり、翌朝シャロンを家に送り届けるフアン。
それに対して、ロクに礼も云わない母親。
ただそれ以来、彼はシャロンをとても可愛がってくれる。
なぜかと考えた。映画ではそのあたりの説明はない。
同棲している女テレサとの間に子はいない。
あるいは出来ないのか....?
ただ麻薬の売人というのは、時に命を落としかねないような危険な職業。
フアンもやはり長生きは出来なかったようだ。
なぜか皆に馴染めないシャロン(中央)。 ケヴィン㊧だけは例外、心を許せる友人。
シャロンは自分が他の男の子とは、どこかが違うと何となく感じていた。
皆で遊んでいるときも、無心になれない。だがケヴィンだけは唯一の例外だ。
お互いの気持ちに気づく二人
そしてある夜。月光のなかの砂浜でシャロンとケヴィンは心の中を打ち明けあう。
しかし已むない事情で二人は離れ離れになり、以来疎遠になっていく。
だがお互いに相手を忘れることは決してなかった。
こじんまりとした作品ですが、終ったあとに上質な余韻が心に残る映画でした。
アカデミー作品賞を獲ったのもダテではないですね。
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2016年度アカデミー作品賞を獲った映画、ということなので観てみました。
これはなかなか”格調”を感じさせる良質な映画でした。
売人の元締めフアンは地区の揉めごとも調整。 廃屋に逃げ込んだシャロン。
父親のいないシャロン。母親はヤク中で、クスリ代と生活費を稼ぐため、
しじゅう男を家に連れ込んでいる。
そんなときシャロンはどこかで時間をつぶさなければならない。
またゲイっぽい感じのある彼は、しばしば周りから虐められる。
たまたま逃げ込んだ廃屋の中で麻薬の売人のフアンと出会う。
とにかくメシを喰って力をつけろ。 翌朝、家に送り届けるフアン。
飯を喰わせ泊めてやり、翌朝シャロンを家に送り届けるフアン。
それに対して、ロクに礼も云わない母親。
ただそれ以来、彼はシャロンをとても可愛がってくれる。
なぜかと考えた。映画ではそのあたりの説明はない。
同棲している女テレサとの間に子はいない。
あるいは出来ないのか....?
ただ麻薬の売人というのは、時に命を落としかねないような危険な職業。
フアンもやはり長生きは出来なかったようだ。
なぜか皆に馴染めないシャロン(中央)。 ケヴィン㊧だけは例外、心を許せる友人。
シャロンは自分が他の男の子とは、どこかが違うと何となく感じていた。
皆で遊んでいるときも、無心になれない。だがケヴィンだけは唯一の例外だ。
お互いの気持ちに気づく二人
そしてある夜。月光のなかの砂浜でシャロンとケヴィンは心の中を打ち明けあう。
しかし已むない事情で二人は離れ離れになり、以来疎遠になっていく。
だがお互いに相手を忘れることは決してなかった。
こじんまりとした作品ですが、終ったあとに上質な余韻が心に残る映画でした。
アカデミー作品賞を獲ったのもダテではないですね。
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