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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『6歳のボクが、大人になるまで。』観ました。

2016-02-18 20:00:00 | 洋画
2014年:米。 監督:リチャード・リンクレイター。 WOWOWからの録画。
あの『ビフォア....』三部作のリチャード・リンクレイター監督の最新作。
12年かけて撮りあげたという独特の制作方法で話題にもなった映画です。
やっぱり同じ監督の作品ですから『ビフォア....』と似ている感じはありますね。
ただ”同じキャストで長い年月かけて撮りました”ってのが本作の一つの
売り文句にもなっていますが、
それってそんなに意味のあることなのかなという感じは個人的にはあります。
大変に手間と時間がかかるというのは解るけど、いくらでも別のやり方だって
あるわけだし(その方がむしろ普通)。
結局リンクレイター監督が自分の趣味を押し通したということなんでしょうね。

 
少年は青空を見つめて空想にふける。        夫婦は絶えず口論。

ソフトのパッケージにも使われている冒頭のショット。ぼんやりと空を眺めるメイソン少年。
両親は絶えず口論。姉サマンサと共にベッドの中で息を潜めその様子を窺う。
二人とも別に悪い人間ではない。ただ物事に対する考え方が違い過ぎるのだ。
そして遂に夫婦の仲は終りを迎える。
母親オリヴィアは嫌がる子どもたちを車に乗せて家を出る。

 
ついに離婚。妻は子どもを連れて家を出る。     二番目の夫は酒乱男。ずいぶん男運が悪いね(^^;

母のいるヒューストンに戻り、将来のために大学に通い出すオリヴィア。
そこで二番目の夫となるウェルブロック教授と出会う。
しかしコイツはアルコール中毒で酒乱の気があるトンデモないヤツだった。
初めのうちは遠慮してコッソリ呑んでいたのだが、段々と家族の面前でも
大っぴらに呑むようになり、態度も横暴になっていく。
ある時、子どもたちを乗せて無軌道な酔っ払い運転をしたことで夫婦仲は決裂。
オリヴィアは再び独り身の境遇を選択。

 
ついに一線を越えてケンカ別れ。          いまも実父と子どもたちはときどき会い交流。

いい歳して未だ青年のようなお気楽さを保っている元の夫メイソン・シニア。
アラスカから戻ってきた彼はちょくちょく子どもたちに会いにやってくるようになる。
そのため子どもたちとの関係は友好的だ。
だがその父親メイソン・シニアも再婚し自分の家族をもつ。
それでも子どもたちとの関係は続いていく。
まあ責任のない立場だから出来ることだとは言えるが。

 
メイソンにもガールフレンドができる。       大学めざして単身ドライブ。

メイソン少年は成長して高校生となり、ガールフレンドもできる。
が、直ぐに別れがくる。
父メイソンは”若い時のガールフレンドなんか長続きしなくて当たり前だ。気にするな”
と慰める。この辺はナイスフォローかも(^^;
やがて大学進学のために、母の家を出る青年メイソン。
息子の出がけにふと漏れるオリヴィアの涙とため息。

なかなか観ていて良い感じの映画でした。自分には楽しめましたね。
やや長いかなとは思うものの、『ビフォア....』の冗長な三部作ほどじゃないし(^^;

『舟を編む』観ました。

2016-02-16 16:00:00 | 邦画
2013年:『舟を編む』製作委員会。 監督:石井裕也。 WOWOWからの録画。
これは新しい時代に向けた本格辞書を作ろうと格闘する人たちの物語です。
あまり一般に知られることのない分野のお話ですが、幸い辞書の制作プロセスに
ついては、以前放送されたNHK-Eの番組を通して大まかなことは知っていました。
いわば予習を済ませてからこの映画を観たようなものなので理解しやすくて助かりましたね~。
それにしても”辞書を作る”とは本当に大変な作業だと想像されます。

 
有能な辞書編集スタッフが辞めることに。      後任の候補者、馬締光也。

新時代に向けた本格的な辞書「大渡海」の企画が立ちあがったものの、辞書編集の大ベテラン
荒木が定年を迎えて職場を去ることになった。何とか後任の人間を急ぎ見つけなければならない。
だが仕事の性格上、誰でもいいというわけではない。
こればかりは適性のない者に任せるわけには行かないのだ。
社内をあちこち物色した結果、何とか行けそうなヤツが見つかる。営業部所属の馬締光也である。

 
ようやく新しいスタッフ体制がスタート。      とにかく地道で膨大な作業の積み重ね。

ようやく職場の新体制がスタートする。
とはいっても華やかなことは何もない。膨大かつ地味~な作業に向かい合う日々。
相当に辛抱強くなければ務まらない仕事なのである。
いつの間にか数年が経過していた。

 
由々しき情報~「大渡海」中止のうわさ。      局長に「大渡海」の継続を直訴。

そんなある日、とんでもない噂が馬締たちの耳に入ってきた。
「大渡海」の刊行は中止される....。
直ちに局長を掴まえて真意を問うが、噂は事実だった。
辞書など金を喰うばかりで、会社のお荷物にしかなっていない。出版社も商売なんだよ。
それでも必死に食い下がる馬締たちに局長は色々と条件を付けてくる。
 ・編集部員をひとり減らすこと。
 ・本格辞書だけでなく、さまざまな分野の実用辞書も同時に進行させること。
現状ただでさえ忙しいのに、猛烈な激務となってしまうが、受けるしか道はなさそうだ。
「大渡海」を頓挫させたくなければ、局長の言い分を呑むしかないようだ。

  
いつしか13年が過ぎ馬締も妻帯者に。        ファッション雑誌から異動してきた岸辺。

いったん退職した荒木が非常勤の嘱託職員として復帰。先輩格だった西岡は別部署へ異動。
気がつけば馬締が辞書編集に携わって以来すでに13年の歳月が過ぎていた。
彼もいまは結婚して朝晩は妻と食卓を囲む日々だ。
そんなある日、ファッション雑誌担当から異動してきた岸辺。
彼女の目から見ると、特にファッション関連の語句の解釈がオジン臭くて全然イケてない。
そこで「大渡海」には女性らしい語釈が大幅に注入されることとなる....。

視聴前は一寸地味な映画かな?と思いましたが、実際は結構引き込まれてしまいました(^^;
格別に大きな事件の起こるとかいうようなストーリーじゃないですけど、十分に面白く観ることができました。
余談ですけど、宮崎あおいさんって美人とかいうんじゃないですけど
表情のキレイな女優さんですね。これが演技力ということならヤッパリ凄いです。

『すべてがFになる』観ました。

2016-02-14 16:00:00 | TVアニメ
2015年:A-1Picture制作:全11話。 監督:神戸 守。 フジテレビからの録画。
森 博嗣氏の連作ミステリー小説(四季シリーズ)を原作としているとのことですが、
そっちの方はすみませんが読んでいないです(^^;
とにかく可なり複雑な内容の長編を大幅に取捨選択の結果、なんとかTVアニメ11話に
まとめたというようなことを聞いております。
それでも細部に解りにくいところは残っているような印象を受けました。

 
西之園萌絵は今日もお出かけ。            犀川教授の研究室に度々お邪魔するのだ。

国立N大学助教授の犀川。そして同大学の一年生、西之園萌絵。
萌絵は犀川助教授のことが大好き。ハッキリ言ってお慕い申し上げている。
なのにいつも巧くはぐらかされている彼女。いつかは犀川と両想いになりたい....。

ところで日本には、ある孤島の施設に15年も籠って周囲との交流を一切絶ち、
独創的な研究を続けている真賀田博士という人物がいる。
要するに世間嫌いの「変わり者」なんだろうが、しかしその研究内容の卓抜さで
世界中から熱い注目を浴びている彼女。
人づき合いが苦手な点では人後に落ちないと自認している犀川でさえ、
”真賀田博士”にだけは興味津々、もし会えるものならば聞きたいことだらけのようだ。

 
ディスプレイを通して真賀田博士との会話。     夏のゼミ旅行の行き先を提案する萌絵。

ところがほとんど人に会おうとしないその”真賀田博士”と会って色々と話をした
人物が犀川の身近にいた! ....西之園萌絵だ。
思わず熱くなってあれこれ萌絵から聞きだそうとする犀川助教授。
だがかなり以前のことでもあり、萌絵にしてもその時の記憶はやや薄らいできてもいた。
それに真賀田博士自体がオブラートに包んだようなモノの言い方をする人物だったし。
たまたま親戚に有力者がいて、その関係で「もう一度博士に会えるかも知れない」と
萌絵がコナをかけると犀川はダボハゼのように喰いついてきた。
ねーねー、僕も関係者として同席できないかな~?(^^;
これで夏のゼミ旅行の行き先が真賀田博士の研究施設のある×××島に決定。

 
特別便の船で島をめざす。              夜はお約束の?バーベキュー大会。

だが目的の島へは定期便というものが無い。特別にチャーターした船で島へ向かう。
野外にテントを張り、夜は満天の星空を満喫しつつお約束のバーベキュー大会(^^;
翌日、博士に会えるかも?と期待しつつ犀川と萌絵は研究施設を訪れるが、
一歩違いで所長の操るヘリコプターに乗って、何年かぶりに会いに訪れる妹さんを
迎えに出かけてしまったという。

 
四肢切断された真賀田博士の死体が発見される。   続いて研究所長も殺害され....。

二人が実際に真賀田博士に会えたのは四肢切断の状態で台車に載せられ、
ウェディングドレスに身を包んだ死体の状態でだった。
続いて研究所長がヘリの操縦席に座った状態のまま殺害される。
電話も繋がらず、ヘリも使えず、迎えの船が来るまでは、状況はあたかも
”密室殺人事件”の様相を呈してくる....。

ここで犀川助教授+西之園嬢が今回の不可解な事件を解明しようと推理劇が始まるワケですが....。
細かな部分に関しては良く飲み込めない感じが残る憾みはありますかね~?
それでも全体としては、それなりに楽しめる内容でした。

『五線譜のラブレター』観ました。

2016-02-12 16:00:00 | 洋画
2004年:米・英。 監督:アーウィン・ウィンクラー。 WOWOWからの録画。
これは、アメリカの作曲家コール・ポーター氏の伝記映画。
すでに故人となってはいますが、今でもアメリカの音楽シーンでは
多彩な才能をもった作曲家として伝説的な存在です。
自分も曲そのものは知っていても、それがポーター作品だというところまでは
知らなかったということがとても多いです。

 
毎日楽しく遊び歩くポーター氏。          離婚間もないリンダ。かなりの財産家でもある。

1920年ころのフランス。
ポーター氏は故国アメリカで作曲家としてデヴューしたものの、世間の反応はあまりパッとしない。
嫌気がさしてパリに移り住む。”遊学”といえば聞こえはいいが、ふらふらとパリの街を遊び歩く毎日。
ところがある日のパーティーで素敵な女性リンダに出会い、マッハで結婚を決める。
とはいってもポーター氏は同性愛者。当時その手の趣味趣向を世間に公にするのは
未だ大いに憚られる時代だったが、なんとリンダもそのことは知っていた。
そんな二人がなぜ結婚を決めたのかは、当の本人たちにしか解らない....。
リンダによれば ”ポーター氏の音楽の才能に惚れこんだから” らしいのだが。

 
早速リンダに言い寄るポーター氏。         アメリカに戻りブロードウェイで大成功。

豪華ホテルでの結婚式ののち、ベニスに新居を構え二人の新婚生活がスタート。
だがポーター氏は遊び回るばかりで本業の音楽に身を入れようとしない。
リンダはアメリカから人気作曲家バーリン氏を招んで彼のピアノを聴かせる。
その才能に感心したバーリン氏は早速ブロードウェイミュージカルの仕事を紹介。
初めは躊躇していたが、結局は故国に帰って仕事をすることに同意するコール。

 
しだいに二人の愛も深まる。            仕事は順調、次々に曲がヒットする。

結果としてポーター氏の作曲したミュージカル『パリ』は大成功。
一躍スポットライトを浴びる一流作曲家の仲間入りを果たす。
以降、順風満帆の時期に入るが、そうなると好事魔多し。
次々とヒットに恵まれ大金が入ってくると次第に放蕩三昧の生活に溺れるようになる。

 
ついに二人に別れの時が来る。           落馬して足を傷める。後年の足の切断の原因。

妻リンダの妊娠、しかし結果として流産に至った事件は彼女への愛を
いま一度再確認させ、生活を見直させることになる。
しかしそれも一時のことで、再び放蕩の日々に戻っていくコール。
そのような生活態度は恐喝事件を呼び込むことにもなるが、一向に反省しない。
とうとうリンダは彼との生活を断念して、ひとり寂しくパリに戻っていく。

なまじ世間的に大成功したがために、寂しい人生の終わりを迎える、
といった話はときおり耳にします。
何事も ”ほどほど” が良いのかもしれません。
それとリンダですが、口では「彼の才能に惚れた」とか言っていても、
どこかで普通に女の幸せを願っていたようにも見えますね。

『マダム・マロリーと魔法のスパイス』観ました。

2016-02-10 16:00:00 | 洋画
2014年:米ドリームワークス。 監督:ラッセ・ハルストレム。 WOWOWからの録画。
何となく録画した映画でしたが、スピルバーグ製作、ハルストレム監督の
名前を見つけてビックリ。こりゃ~期待できるかな?との思いで視聴しました。

 
暴徒たちはレストランを襲撃。           店内は全焼。 母親は亡くなる。

インド・ムンバイでレストランを家族経営していたカダム一家。それなりに順調だった。
だが不運にも政治的な暴動に巻き込まれ店は全壊、その土地ではやっていけなくなる。

 
フランスまで流れてきた一家。           車が故障。 何とか修理工場まで押していく(^^;

欧州じゅうを巡って、最後にフランスに流れてきたカダム一家。
オンボロ車はここでとうとう故障で動かなくなる。
そこにたまたま通りかかって救いの手をのべる親切な女性マルガリータ。
汗だくになって修理工場まで一家総出で車を押していく。
「部品を取り寄せる時間がかかるので、直るのは明日」。
そのために、その日は民宿に一泊することになる。

 
その町で適当な売り物件を見つける。        良い条件の物件だけに高そうだ。

何気に夜の町を散歩して、好条件の売り物件を見つけるカダム氏。
家族がどう反対しようと頑として買うことに決める。
物件を管理している女性=マロリー夫人と交渉の第一歩。相手はなかなか手ごわそうだ。

 
不利な事実がいろいろ耳に入ってくる。       たかがカレー屋と見くびるマロリー夫人。

父親は自分の意志を通して、とうとう契約成立。
しかし有りがちなことだが、契約が済み、高額の代金を払ったあとになって
初めて色々と不利な情報が入ってくる。(^^;
真向かいのフレンチレストランはミシュランの星一つの名店。
オーナーはあのマロリー夫人。
なんと大統領さえときどき食べにくるという。これでは可なり厳しそうだ。
物件のかつての持主は、競争に負けた結果店を畳んでパリに移ってしまったというのが真相。
さて開店日の前日、マロリー夫人が偵察にやってくる。
「どうせカレーでしょ」と、こちらを見下して相手にしないような素振りだった割には、
メニューに必要な食材をすべて先回りして買い占めてしまうというエゲツなさ。
だがこれでカダム一家のハートに火がついた。
あんな女に負けてたまるか!

全体に良く計算されたストーリー構成で、観ていて全くダレませんね。
ちょっとやり過ぎの感もありますが、まあ流石はスピルバーグってなものです。
ラストも”やっぱりそう来たか”ですが、別段それで不満を感じさせない辺りは
手練のワザという印象を受けました。