みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『聲の形』観ました。

2018-03-09 16:00:00 | 劇場用アニメ
2016年:京都アニメーション制作。 監督:山田尚子。 セルBDにて視聴。
イジメの問題をテーマにしたアニメです。大今良時氏の原作(漫画)の方は
読んでいないんですが、イジメ描写は原作よりもマイルドになっている、との
専門誌のレビューを目にしています。
たぶん観客に対してより受け入れられやすいように、との配慮からでしょうか。
ストーリーの大要:主人公・石田将也が、耳の聞こえない転校生・西宮硝子を虐めていた
小6のころを反省して、生きかたを変えていこうと決心するが。

 
たえずちょっかいを出す将也。           硝子のノートに心ない落書きをする将也。

このアニメ、大きく二つのパートに分けることができるようです。
①小学生6年の時の将也と硝子の出会い~イジメ。②そして高校生になってからの再会。

 
手話勉強会を訪れる。ちょうど硝子が出てくる。   記憶が戻った途端、その場から逃げる硝子。

高校生になって、かつて虐めたことを硝子に詫びようと会いに行く将也。
小6の時の彼女の筆談用ノートを携えて。
しかし硝子には将也からはひどく虐められた記憶しかない。
辛い思い出がよみがえった途端に走って逃げていく。まあ当然の成り行きですね。
本当に、将也はいったい何を考えて硝子に会いに行こうなどと考えたのか意味不明。
自分の一方的な都合で謝って、済むことかどうかの判断もつかないのか。

 
小6の時の硝子の筆談ノート。           なんとか受け取ってもらえたが。

その場を逃げた硝子の後を追う将也。やや強引ながら筆談ノートを手渡すことができた。

 
再び硝子に会おうと手話学習会を訪れる将也。    だが硝子は来てないと断言され....。

ふたたび手話の勉強会に行き硝子に会おうとするが、入り口で小柄な男子?に
「今日は彼女は来ていない」と拒絶される。見れば室内に硝子の姿が見える。
「どういうつもりか知らないが、自分の勝手な思いで彼女に近づこうとするな、迷惑だ」
と強く拒絶される。コイツは硝子のなんなんだ、付き合っている相手なのか。

かつて酷く虐められた相手から、一方的に仲直りしようなどと言ってこられて、
果たしてすんなり受け入れられるものなのか。多分そりゃ~無理でしょうね。
そんなことも判らない将也は、極限のアホです。
そしてこの後、硝子はそんな将也を許し受け入れる展開になっていきます。
これも意味不明というか自分には理解できないストーリーですね。
自分ならば「ぜったい許すか!」ってもんです。

まあ悩んでいるのは将也や硝子だけではない。当時のイジメの状況を知っている
かつての級友たちもそれぞれの立場で悩みつづけているという展開になるのですが。
つくづくマジメなアニメだな~(^^;
まあこういう問題に対する絶対の解答って無いわけだし、
約ニ時間強「自分ならどうする、どう考える」という宿題を与えられたような
気分にもなっちゃいました(^^;
ところでBD購入直後にWOWOWでこの作品が近く放送されると知りました。
ううう、そうと知っていれば、他のBDを購入したのに~(^^;

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