みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『007スペクター』観ました。

2018-09-15 16:00:00 | 洋画


2015年:英・米。 監督:サム・メンデス。 WOWOWからの録画。
かつて007映画といえば、それは文句なしに娯楽映画の王道でしたね。
S・コネリーやT・ダルトン、R・ムーアなどのスクリーンの向こうの活躍ぶりに心が躍ったものでした。
それがハテ?いつのまに007映画は存在感をこうも薄め埋没してしまったのか?
人によってご異見のある方もあろうかとは思いますが(^^;
今作スペクターで早や24作目。もはや新鮮なアイディアは尽き、マンネリ化してしまった
ということなのかもしれません。

出だしからはじまって中間の話の展開のありよう、そしてエンディングまで過去の作品の
パターンの焼き直しで安易すぎるぞ、これはと思いました。
しかし観客はまだ呼べるので、007映画そのものを止めてしまうわけにはいかない。
そんな業界の事情が透けて見えて「何だかな~」という気分になってしまいました。
007映画ファンの方、ごめんなさい(^^;

映画はメキシコシティの”死者の日”に始まります。これ日本でいえば”お盆”でしょうね。
祭りの熱狂の中、メキシコシティの上空。ヘリコプター内でスパイ同士の死闘が繰り広げられる。
見映えのするシーンですが、それだけに市民たちも自分たちの頭の上で何かが起きていることは
すぐにわかる。
あわやヘリは地上に墜落~大惨事か?しかし事故寸前になんとか危機を脱するボンド。
このことによって英国はメキシコ政府はじめ周囲の顰蹙を買う。

J・ボンドが帰英して本部に出頭するや、そこでは組織の改編が進んでいる真っ最中と知る。
幹部職員ミスターCを中心に「スパイによる諜報活動など最早時代遅れだ」「だから00部門は
閉鎖すべし」などなど。
しかしそれは英国の諜報組織の力は利用しつつ、その弱体化を狙った、悪の組織による陰謀だった。
後になって明らかになるが、なんとミスターCの正体も、その組織から送りこまれた一員だった。
またボンドがメキシコで格闘劇を演じたのも、その組織の核心に迫ろうとしたためなのだ。

僅かな情報を手掛かりに、ボンドは悪の組織の大きな会議が近く開かれると知る。
なんとかその会場に潜り込んだものの、すぐに正体を見破られて逃げ出さざるを得なくなる。
追手はどこまでも執拗に追いかけてきて....。

たっぷり予算をかけたゴージャスな画面を愉しみつつ、でもこの映画、ヤッパリ薄味かなあと
思ってしまいました(^^;

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