みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『境界の彼方:過去編』観ました。

2016-03-14 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:京都アニメーション。 監督:石立太一。 WOWOWからの録画。
正直なところ、自分にはあまり面白いアニメじゃなかったです。
以前観たTV版はストーリーが判りにくくて2話くらいで投げてしまいましたし。
視聴者からのそういう反応は多かったんじゃないでしょうか。
総集編の色あいはあるにせよ、劇場版では大幅にストーリーが判りやすく
再構成されていて助かりました。
じゃ面白くなったのかと問われると、そりはビミョウ~かな?(^^;

 
冒頭に流れる歌と踊りのシーン。          半妖(秋人)抹殺の依頼を受ける未来。

この世は妖夢(=妖怪)に満ち溢れていて、それらはしばしば人間に害をなす。
なかでも「境界の彼方」と呼ばれる並外れたパワーをもつ超弩級の妖夢が稀に存在する。
神原明人は妖夢(父)と人間(母)の間に生まれた半妖の高校生。
そして体内には「境界の彼方」を宿し、それがために不死身の身体をもっていた。
したがって人間側は最悪の事態の起こる前に、何としても彼を抹殺せねばならないとした。

 
容赦なく何度も秋人を血の剣で刺し貫く。      襲ったあと秋人に図々しく食事をタカる未来。

相手が特別な存在ゆえに刺客の方も特別な者を差し向ける必要がある。
呪われた血のパワーをもつ家系の最後の末裔、栗山未来(=異界士)。
異界士協会は、彼女に「境界の彼方」の抹殺を依頼する。
(異界士=妖夢退治を職業とする者たちの総称)
はじめ栗山未来はあくまで仕事として神原明人を殺害しようとするが、
なにせ相手は不死身の存在。何度凶行を繰り返そうとも秋人は即座に回復してしまう。
そうこうしているうちに、そこは同年代の少年少女。
いつの間にか二人の間には恋愛感情が芽生えてきて....。
(実はこの辺のリクツが良く解らないんですけど....。)

 
秋人は女の子にモテモテの明るい高校生。      秋人のダークな内面が開く。

(中略)
度重なる未来の攻撃を受け、秋人の体力は流石に消耗が激しい。
ついに秋人の身体から「境界の彼方」が苦し紛れに離脱。
その後「境界の彼方」はケタ外れのパワーでこの世を破壊をしはじめる。
こんなことになるなら、むしろ秋人をソッとして置いたほうが良かったのか?(^^;
一方「境界の彼方」に去られた秋人には、もはや不死身のパワーはない。
病気もすれば死ぬこともある”普通の半妖”になってしまった。
それは秋人を大事に思う、未来の願ったことなのだが、果たしてそれで良かったのか....。

 
最後の一撃で「境界の彼方」が秋人から離脱。     ラスト。未来の記憶はキレイに消え去っていた。

未来と「境界の彼方」との闘いは長く長く続く。しかしこのファイナルバトルというか、
物語の最高潮とでも言うべきシーンなのに出来はあまり良くないですね。
ちょっとまとめ方に安直さが見られます(^^;
全体にとにかくストーリーの練りあげが不足しているように思いますね。
このアニメに見られる欠点はすべてそこの起因しているのじゃないでしょうか?
しかし、これに続く未来編まで観て「はじめてこのアニメがわかった」との声もあります。
近いうちに未来編を観ようと思っていますが、どうかな~。