「孔子の教え」観ました。

2009年・中国。　監督＝フー・メイ。　WOWOWからのBD録画。
"朋（とも）あり遠方より来る、亦（また）楽しからずや"とか
"学びて時にこれを習う、亦よろこばしからずや"などのフレーズで
知られる孔子ですが、これはその生涯を描いた中国映画です。

　
魯公から実力を買われて役人に登用。 　　　　　　　　　　　　　　　　 魯国の悪しき風習を断ち切るべく公に進言。

　
時に不満分子からのアブナイ？誘いを受ける。　　　　　　　　　　　　 隣国の斉公。魯国を我がものにせんと耽々と策を巡らす。

　
しかし孔子は騙されない。万全の備えで夾谷の会談に臨む。　　　　　　　礼を交わす魯・斉の両公。しかしその腹のうちは....。

孔子は紀元前500年ほど前に、魯で活躍した思想家・政治家でした。
魯公に仕えて大きな業績を残しましたが、結局は弟子の裏切り・他の官僚の嫉妬を
買うなどで失職してしまいます。
その後の長い間、流浪の生活を余儀なくされましたが、
晩年は再び故郷の魯に戻って執筆活動に力を注いだようです。

この映画における孔子は大変立派で、ほとんど人間的な欠点というものが見られません。
なにしろ「中国映画」ですからね～無理はないのかも(^^;
でも一つ二つは"あの孔子さまにもこのような人間らしさがあった"という描写があった方が
親しみやすさが感じられるようにも思いましたが～。

あと孔子の役を、あのアクションスター、チョウ・ユンファが演じています。
彼は美男子なので、わりと良いキャスティングだったかもしれませんね。