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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

古代エジプトの悪を避けるお守りリング

2011年05月25日 17時10分33秒 | 宝物

紀元前747年~343年 リングサイズ21番

トルコ石ではなく、滑石(ステアタイト)

に銅を含む青色の釉薬をかけて焼成された

リングで、華奢である上にサイズも大きい

ので副葬品(ミイラの)だったと考えられ

ています。(指輪88 淡交社)の本文より。


このリングは、古代エジプトの神ホルスの

シンボルであるハヤブサの眼をモチーフに

されているリングですが、上空から眼を

光らせて見下ろしていると信じられていた

眼だそうです。


2500年以上の時を経て、見た私たちが感じる

ことと、その当時の人たちが感じることは

どの様に違うのでしょうか?

会って話がしてみたいものです。

写真、内容は一部
指輪88 「四千年を語る小さな文化遺産たち」
淡交社
より引用


宝石学会でインクルージョンの発表 

2011年05月24日 19時54分57秒 | 宝物

ルビーには、人の指紋と同じように個性が

あります。

同じルビーでも、色彩の違い、色相の違い

色の濃さの違い、透明度の違い…

ルビーそれぞれですが、その中でも

パッと外見では分からないけど、ルーペで

拡大すると見えてくるのが、内なる個性

「インクルージョン」です。

ルビーの中にサファイアやスピネル、

ジルコン、アパタイトなどがキレイに

結晶している姿を見ると、自然のメッセージ

の様なものを感じます。


さて来月、開催される「日本宝石学会」では、

モリスは、ミャンマー産ルビーの産地、

特にNam-ya地方のものの特徴や、その内包物

=インクルージョンの特徴を発表します。

という訳で、只今、中央宝石研究所さんで、

ラマン分光器を使って、その結晶の種類を

特定して頂いてます。


インクルージョンの写真に写る結晶が

何なのかを特定していき、その上で色々な

実験をすれば、貴重なデータを集められる

と思っています。


何か分かればブログでも報告させていただき

たいと思います。


お野菜を大きく育てるルビー色

2011年05月24日 14時20分37秒 | 宝物

テレビで、放映されていましたが、

(何の番組か? 確認し忘れていますが…)

自然光に比べて、赤色を照射すると

お野菜の成長が大きく変わるそうです。

「赤色のLEDで育った野菜」は、

成長がはやくと、糖分が2倍、

ビタミンAに至っては14倍になること

が玉川大学の研究でわかったそうです。

青も負けていはいません。

小さくなるものの、ビタミンCは1.5倍

になり、ポリフェノールが3倍になるそうです。

ただ、赤色を照射した時の違いは歴然と

しているそうです。

なぜなのかは、今研究中とのこと。

…何の研究なのか?

実は、宇宙でお野菜の農場をつくる研究

だそうです。

ルビー色、大活躍です。


見えないところで飛行機を支える人たち

2011年05月24日 11時21分30秒 | 今日の出来事


写真は、雨の羽田空港で仕事をする全日空の

スタッフたち。

当たり前ですが、雨でも飛行機は飛びますし、

仕事もいつも通りですが、今日の様に肌寒い

日は、辛いだろうな…と。

空を飛ぶ乗り物を扱う責任の重いお仕事です。

飛行機に乗っていると見えないところで、

多くの社員さんが、フライトを支えています。

風邪をひかない様に…


理屈では分からないルビーの素晴らしさ

2011年05月24日 09時17分41秒 | 宝物



この様に赤いルビーは、何年も探してやっと一つ

出現するかどうか…という希少なモノですが、

意外なことに、不完全性が創った美しさなのです。

実はこの赤色、かなりのシルクインクルージョンが

入ってこの色に輝いているのです。

内包物が普通のルビーよりも多いのです。

そのシルクインクルージョンが絶妙に反射して

この優しい赤色を生んでいます。

少し歪んでいるところ…

シルクが濃く入っているところ…

でも、それらが無いとこの美しさにはならなかった

のです。


ダイヤモンドの4Cで考えると不完全性です

理屈で考えるとレベルが低い宝石の枠に入る

かも知れません。

…が、しかし…このルビーを手に取ってみると、

人が考える「理想」が、このルビーの前では

どうでもよい理屈に感じられるのが不思議です。

そのすべてが魅力に感じられます。

宝石らしいと思いました。


アンティークジュエリー 著者 黒岩トシオ氏

2011年05月23日 20時23分19秒 | 友人、知人

写真は、先日出版された「指輪88」淡交社の

出版記念パーティーの一枚です。

手前のご婦人は、友人の飯塚さん。

長身の男性が、アンティークジュエリー

(柏書店松原)の著者、黒岩トシオ氏です。

とても真摯な方で、ジュエリーについて深く

お考えでした。

次回、是非ともゆっくりとアンティークジュエリー

のことをお伺いしたいと思いました。


ルビーに感じる「以無所得故」

2011年05月23日 06時06分23秒 | 宝物

ルビーを自分の指に着けて毎日生活をしていると

私が着けている、持っていると思っているルビーは、

私のモノだと信じているだけであって、

私のモノではないのがよく分かります。

経年変化の無いルビーからみれば、100年間の

時間の長さなど無いに等しく、その視点で

見れば、たまたまその瞬間に、そのルビーを持つ人の

ところに寄っただけ…

そういうルビーを自分が持っていると思っているだけ

なのでしょう。

般若心経に、「以無所得故」という一節が出て

来ますが、

「なぜなら、得るということがもともと無いから」と

いう意味ですが、ルビーを見ていると

本当にそうだな…と感じさせられ、少し切なくなります。

…でも、お経にもありますが、それが分かるから

今の一瞬がとても嬉しく、喜びなのだろうと思います。

写真のルビーは、本当に美しく、大好きなルビーです。

(もう手元にはありませんが…)

 


ルビーといえば…モリスルビーと覚えて頂けるように

2011年05月22日 17時47分24秒 | 宝物

モリスジュエラーに聞いてみて下さい。

モリスのブランド価値は?

「宝石をよく知っている人が持っていたい

 と思う宝物をお届けする」

事だと、答えるはずです。

新しく鉱区から産出される無処理で美しい

ルビーは、1ctを超えるジェムクオリティー

は、数えるほどしかありません。

無処理で美しいルビーは、昔から還流して

いるモノが多いか、もしくは、無処理だと

思われているだけのルビーのはずです。

モリスは、同じ美しさ、色の濃淡、サイズ

であれば、処理をしている、していないで

宝石ルビーとしての価値は、全く違うと

思っています。

ブランドと辞書で引くと、

「商標」「銘柄」「種類」「区分」「烙印」

などの言葉が並びます。

要するに、「パッと見てややこしくない様に、

印をしておきましょう」ということだと

思います。

「ルビーならモリス」と認知頂けるように

これからも、モリスは無処理で美しいルビー

をお届けしながらルビーの研究を続けていき

たいと思います。

皆さん、お祝いごとのとき度には、、

「モリスルビー」を思い出して下さい。


コミニュケーションが取りやすい中国

2011年05月22日 08時07分09秒 | 今日の出来事

「この大きな河は、なんですか?」

と意思表示したら、「渭河」と手に書いて

見せてくれました。

中国西北部最大の都市「西安」で最も重要な河川

だそうです。

名刺を渡しても、名前の発音は伝わらなくても、

名前の意味は分かって貰えます。

漢字が中国から伝わったモノなのだな…と

実感できます。


そういえば…京都の清水寺にも関係があった西安

2011年05月21日 12時38分20秒 | 海外旅行記

以前に、清水寺のご講話でお聞きしたことですが、

清水寺の教えのベースになっているのは、

三蔵…、そうです。

あの玄奘三蔵法師が天竺に探しに行った三蔵です。

いまでいう六法全書の様なものでしょうか?

三蔵を持ち帰ったので、玄奘さんは、三蔵法師

になられたそうです。

清水寺でお聞きした玄奘三蔵法師が出発した長安

にいると考えると、不思議な気がします。

写真は、「中国画像」より拝借した兵馬俑です。


ルビーも人も個性があるから相性がある

2011年05月21日 07時00分51秒 | 宝物

 

人に個性があるように、天然ルビーにも個性があります。

一度見たら忘れられない強烈な印象を持つルビー

もあります。

ダイヤモンドは、内包物が内容が良いといわれる

宝石ですが、ルビーの場合は内包物が美しさに悪影響

を及ぼしていない限り、それを楽しむのが正解です。

 

一つ一つのルビーには、違う内包物

インクルージョンがあり、拡大して写真撮影したもの

をご覧いただくと、そのルビーに対する印象が変わり

ます。

インクルージョンを見るまでは、そのルビーの品質を

あれこれと判定する側で居られた自分が、その個性

あるインクルージョンを見たとたんに、

「この人に持ってもらっていいかな~」とルビーに

見られている様な気がします。

自分も個性、ルビーも個性…

自分の意思ではなく、創っていただいて、存在しているのです。

そう感じます。


レセプションのオードブル選び

2011年05月20日 20時56分48秒 | 今日の出来事

明日は、西安のシャングリラホテルで、ジュエラー仲間

と一緒にレセプションです。

その時にお出しするオードブルを選びました。

一品ずつ、説明いただきながら確認です。

「今日は、一生懸命頑張ってるよ。私の誕生日だし…」

…なんという偶然でしょうか。

料理長のファブリツィオさんは、今日が誕生日で、

何だか嬉しそうです。

ということで、シャンパンが出てきて、

そのまま、ミニ誕生日パーティーが始まりました。

おめでとうございます。

ご自分で作った料理で祝って頂くのもどうかな?

と思いますが、乗りの良さは、

さすがはイタリアン。

楽しい時間でした。

この後は、会場の「香り」について打ち合わせですが、

シャングリラの香りは、既に決まっているそうです。

すこし香りが甘すぎるので、会場では、白檀も投入

する予定です。

どうなるか…不安もありますが、明日が楽しみです。

 

 


資源を大切に…は世界のテーマ

2011年05月20日 16時15分39秒 | 海外旅行記

西安で見たごみ箱…

キチンとリサイクルのマークが入っています。

資源を大切にするのは、世界中のテーマです。

ところで、このゴミ箱、

秦都市…と書いています。

秦の始皇帝の街だからでしょうか?

2000年も町の名前が変わらないというのは、

日本だと京都的です。

さすがは、京都のお手本の都市です。